シャーム解放機構はトルコ当局に強制退去を命じられた「シャッビーハ」1人を国境通行所で拘束(2019年7月24日)

ドゥラル・シャーミーヤ(7月25日付)は、複数の現地筋の話として、シャーム解放機構の治安部隊が、最近になってトルコ当局に強制退去を命じられた「シャッビーハ」1人を国境通行所(場所は不明)で拘束したと伝えた。

シャーム解放機構が拘束したのはスーマル・アブズー氏で、トルコに避難する以前はシリア軍に従軍していたという。

トルコでは22日、イスタンブール県が無登録の難民に対して、8月20日までに県内から退去するよう命じる措置をとっていた。

イスタンブール県では当局に登録している54万人の難民のほかに、無登録の難民が数十万人に上っているとみられている。

AFP, July 24, 2019、ANHA, July 24, 2019、AP, July 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2019、Reuters, July 24, 2019、SANA, July 24, 2019、SOHR, July 24, 2019、UPI, July 24, 2019などをもとに作成。

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反体制派系サイトのイナブ・バラディーはシリア政府当局がダルアー県南西部で拘束したダーイシュ・メンバー60人を釈放したと報じる(2019年7月24日)

反体制派系サイトのイナブ・バラディー(7月25日付)は、複数の反対筋の話として、シリア政府当局が、昨年半ばまでダルアー県南西部のヤルムーク川河畔地域で活動していたダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員(より厳密にはハーリド・ブン・ワリード軍の戦闘員)約60人を釈放した、と伝えた。

同情報筋によると、釈放されたメンバーらは逮捕前に居住していた地域に戻り、住民を驚かせているという。

AFP, July 24, 2019、ANHA, July 24, 2019、AP, July 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2019、Reuters, July 24, 2019、SANA, July 24, 2019、SOHR, July 24, 2019、UPI, July 24, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団がトルコ占領下のアフリーン郡でシャーム軍団の拠点を攻撃、3人を殺害(2019年7月24日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、23日にシーラーワー町近郊のファーフィラティーン村にあるシャーム軍団の拠点を攻撃し、戦闘員3人を殺害、2人を負傷させたと発表した。

ANHA(7月24日付)が伝えた。

AFP, July 24, 2019、ANHA, July 24, 2019、AP, July 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2019、Reuters, July 24, 2019、SANA, July 24, 2019、SOHR, July 24, 2019、UPI, July 24, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン郡でもダーイシュの旗印が貼られた車が目撃される(2019年7月24日)

ANHA(7月24日付)は、トルコの占領下にあるアレッポ県北西部アフリーン郡のいわゆる「オリーブの枝」地域で、ダーイシュ(イスラーム国)の旗印が貼られた車が目撃されたと伝え、真を公開していた。

目撃された車は、7月11日にトルコ領内からこの地域に入り、シャイフ・ハディード(
シーヤ)町を経てアフリーン市に向かったという。

ANHAは23日付で、トルコの占領下にあるアレッポ県北部のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の北東の端に位置するユーフラテス川沿いの国境の町ジャラーブルス市で、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員が徐々に数を増していると伝えたうえで、ダーイシュ・メンバーのものと思われる車の写真を公開していた。

AFP, July 24, 2019、ANHA, July 24, 2019、AP, July 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2019、Reuters, July 24, 2019、SANA, July 24, 2019、SOHR, July 24, 2019、UPI, July 24, 2019などをもとに作成。

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反体制派がシリア政府支配下のアレッポ市を砲撃、子供2人を含む市民3人が死亡(2019年7月24日)

アレッポ県では、SANA(7月24日付)やANHA(7月24日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ハムダーニーヤ地区とサイフ・ダウラ地区を砲撃、子供2人を含む市民3人が死亡、15人が負傷した(シリア人権監視団によると子供1人と女性1人を含む3人が死亡)。

アレッポ県警察によると、砲撃を行ったのは、アレッポ市ラーシディーン地区で活動を続けるシャーム解放機構で、砲弾は歩行者や車が行き交う市街地に着弾した。

AFP, July 24, 2019、ANHA, July 24, 2019、AP, July 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2019、Reuters, July 24, 2019、SANA, July 24, 2019、SOHR, July 24, 2019、UPI, July 24, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県タビーシュ村を爆撃し、子供3人と女性5人を含む市民10人が死亡(2019年7月24日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから84日目となる7月24日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より31人(民間人26人(うち女性6人、子供7人)、シリア軍兵士5人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて2,694人となった。

うち、794人が民間人(女性149人、子供200人を含む)、923人がシリア軍兵士、977人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は50回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」30発以上を投下、ロシア軍も30回の爆撃を行った。

 

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でサルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでラターミナ町に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が県北部と北西部の戦闘地域を砲撃し、ラターミナ町で男性2人が死亡した。

ロシア軍もラターミナ町、カフルズィーター市、ムーリク市、ドゥワイル・アクラード村を爆撃した。

一方、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(7月25日付)によると、「アサーイブ・ハムラー(赤鉢巻)」の名で知られるシャーム解放機構の特殊部隊がカッサービーヤ村近郊のシリア軍拠点複数カ所に潜入し、兵士多数を殺傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でマアッラト・ヌウマーン市およびその一帯、煉瓦工場、アリーハー市、ハーン・シャイフーン市、ムサイビーン村灌木地帯、ダイル・サンバル村、ダイル・シャルキー村、ムハムバル村に対して爆撃を実施した。

この爆撃により、アリーハー市で女性1人と子供1人を含む市民5人、ムハムバル村で3人が死亡した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市、マウカ村、ハーン・スブル村、タビーシュ村、ウンム・スィール村を爆撃した。

この爆撃により、タビーシュ村で子供3人と女性5人を含む市民10人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯に対して爆撃を実施した。

AFP, July 24, 2019、ANHA, July 24, 2019、AP, July 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 24, 2019、Reuters, July 24, 2019、SANA, July 24, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, July 24, 2019、SOHR, July 24, 2019、UPI, July 24, 2019などをもとに作成。

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イスラエル軍がシリア南西部の軍事拠点を爆撃、シリア軍が応戦(2019年7月24日)

ドゥラル・シャーミーヤ(7月24日付)は、複数の現地情報筋の話として、イスラエル軍戦闘機複数機が午前1時半頃、ダルアー県のハーッラ丘、ダマスカス郊外県西グータ地方にあるヒズブッラーやイランの軍事拠点複数カ所を爆撃した、と伝えた。

現場には救急車複数台が駆けつけ、死傷者が病院に搬送されたという。

一方、スプートニク・ニュース(7月24日付)は、シリア軍防空部隊が首都ダマスカスの南西部上空で敵の標的を迎撃したと伝えた。

イスラエル軍は占領下ゴラン高原に隣接するダルアー県のハーッラ丘にある軍の監視所などを狙い、クナイトラ県のナブア・サフル村一帯にある軍事拠点にミサイル1発が着弾し、多数が死傷したという。

シリア・アラブ・テレビ(7月24日付)も、イスラエル軍がハーッラ丘を爆撃したが、防空部隊がクナイトラ県上空で敵の標的を迎撃したと報じた。

AFP, July 24, 2019、ANHA, July 24, 2019、AP, July 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2019、Reuters, July 24, 2019、SANA, July 24, 2019、SOHR, July 24, 2019、UPI, July 24, 2019などをもとに作成。

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