米軍ヘリコプターがハサカ県カーミシュリー市近郊のシリア軍拠点をミサイル攻撃し、1人負傷(2019年7月31日)

ハサカ県では、ルダウ・チャンネル(7月31日付)によると、米軍ヘリコプター1機が、シリア政府と北・東クルド自治局が共同支配するカーミシュリー市近郊のラシーディーヤ村にあるシリア軍第54中隊の拠点に対してミサイル攻撃を行った。

この攻撃で、国防隊の隊員1人が死亡した。

AFP, July 31, 2019、ANHA, July 31, 2019、AP, July 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2019、Reuters, July 31, 2019、SANA, July 31, 2019、SOHR, July 31, 2019、UPI, July 31, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2019年7月31日)

アレッポ県では、ANHA(7月31日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のキーマール村、スーガーニカ村を砲撃した。

トルコ軍と反体制武装集団はまた、ハルバル村およびその一帯に対しても砲撃を加えた。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、28日と29日にジンディールス町近郊とマーリア市近郊でシャーム自由人イスラーム運動の車輌と拠点を攻撃し、戦闘員3人を殺害したと発表した。

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ハサカ県では、ANHA(7月31日付)によると、北・東シリア自治局の支配下したにあるマルカダ町でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, July 31, 2019、ANHA, July 31, 2019、AP, July 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2019、Reuters, July 31, 2019、SANA, July 31, 2019、SOHR, July 31, 2019、UPI, July 31, 2019などをもとに作成。

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ルクバーン・キャンプから数十世帯がシリア政府支配地域に帰還(2019年7月31日)

SANA(7月31日付)によると、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプでの生活を余儀なくされていた避難民数十世帯が、新たにスフナ市南部のジュライギーム通行所を通過し、シリアに帰国した。

AFP, July 31, 2019、ANHA, July 31, 2019、AP, July 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2019、Reuters, July 31, 2019、SANA, July 31, 2019、SOHR, July 31, 2019、UPI, July 31, 2019などをもとに作成。

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シリア革命反体制勢力国民連立暫定内閣前首班がアスタナ13会議への参加表明(2019年7月31日)

シリア革命反体制勢力国民連立の傘下にある暫定内閣前首班のアフマド・トゥウマ氏は、トルコのイスタンブールで記者会見を開き、反体制武装集団の代表団(シリア軍事革命諸勢力代表団)が8月1~2日に予定されているアスタナ13会議に参加すると表明した。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月31日付)が伝えた。

トゥウマ氏の発表に先だって、30日にはヤースィル・アブドゥッラヒーム氏がトルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡で「アスタナ使節団軍事報道官」の名で記者会見を行い、参加を表明していた。

AFP, July 31, 2019、ANHA, July 31, 2019、AP, July 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2019、Reuters, July 31, 2019、SANA, July 31, 2019、SOHR, July 31, 2019、UPI, July 31, 2019などをもとに作成。

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ロシアとトルコの仲介によりシリア政府と反体制派が捕虜交換(2019年7月31日)

アレッポ県では、SANA(7月31日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(7月31日付)によると、バーブ市に近いダイル・カーク村で、ロシアとトルコの仲介により、トルコの後援を受ける国民軍とシリア政府が捕虜交換を行った。

反体制武装集団は男性14人を釈放、シリア政府側も国民軍戦闘員15人を釈放、身柄引き渡しにはロシアとトルコの代表も立ち合った。

AFP, July 31, 2019、ANHA, July 31, 2019、AP, July 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2019、Reuters, July 31, 2019、SANA, July 31, 2019、SOHR, July 31, 2019、UPI, July 31, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放戦線がシリア政府支配下のアレッポ市ザバディーヤ地区を砲撃し、子供2人が死亡(2019年7月31日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから91日目となる7月31日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より10人(民間人2人(うち女性0人、子供2人)、シリア軍兵士4人、反体制武装集団戦闘員4人)増えて2,860人となった。

うち、855人が民間人(女性158人、子供211人を含む)、1,007人がシリア軍兵士、1,038人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は60回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」34発を投下、ロシア軍も44回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は300発以上におよんだ。

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アレッポ県では、SANA(7月31日付)によると、アレッポ市ラーシディーン地区で活動を続けるシャーム解放機構がアレッポ市ザバディーヤ地区を砲撃し、子供2人が死亡、市民8人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県西部一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナー村一帯に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターで同地に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が同地を砲撃した。

ロシア軍もカッバーナ村一帯を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でラターミナ町、カフルズィーター市、ラトミーン村、ドゥワイル・アクラード村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでムーリク市、ラターミナ町、カフルズィーター市に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が県北部と北西部の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もカフルズィーター市、ラトミーン村、アルバイーン村、ザカート村、サルマーニーヤ村を爆撃した。

一方、SANA(7月31日付)によると、シリア軍がアブー・ライーダ村一帯で反体制武装集団を追撃、戦闘員17人を殲滅した。

シリア軍はまた、ハスラーヤー村一帯、アルバイーン村一帯、ラターミナ町一帯、カフルズィーター市、ラトミーン村にあるシャーム解放機構などの拠点を砲撃した。

これに対して、ドゥラル・シャーミーヤ(7月31日付)によると、シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室は、自作の大型ロケット弾ハミームおよびブルカーンでシャイルート村一帯のシリア軍、ロシア軍の拠点を攻撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・シャイフーン市およびその一帯、タフターヤー村、ラカーヤー村、マウカ村一帯、ヒーシュ村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでハーン・シャイフーン市に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が県南部一帯を砲撃した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市、カフルサジュナ村一帯、ジャバーラー村、アーミリーヤ村、タフターヤー村、タッフ村一帯を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(アレッポ県4件、ラタキア県9件、ハマー県7件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を18件(イドリブ県1件、ハマー県14件、アレッポ県2件、ラタキア県1件)確認した。

AFP, July 31, 2019、ANHA, July 31, 2019、AP, July 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 31, 2019、Reuters, July 31, 2019、SANA, July 31, 2019、SOHR, July 31, 2019、UPI, July 31, 2019などをもとに作成。

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