シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は共闘関係にあるトルキスタン・イスラーム党の拠点を襲撃(2019年7月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がアレッポ市西部郊外(スィムアーン山郡)にあるトルキスタン・イスラーム党の拠点を襲撃し、通信機器、放送用機材などを押収した。

トルキスタン・イスラーム党は中国新疆ウィグル自治区出身者らからなる武装集団で、シャーム解放機構とは共闘関係にある。

なお、同様の事件は7月2日にも発生しており、このときはトルコ国境に近いイドリブ県のヒルバト・ジャウズ村にあるトルキスタン・イスラーム党の拠点にシャーム解放機構の治安部隊が突入し、メンバー4人を連行していった。

AFP, July 8, 2019、ANHA, July 8, 2019、AP, July 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2019、al-Hayat, July 9, 2019、Reuters, July 8, 2019、SANA, July 8, 2019、SOHR, July 8, 2019、UPI, July 8, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のマーリア市(アレッポ県)で国民軍憲兵隊幹部の車に仕掛けられていた爆弾が爆発(2019年7月8日)

アレッポ県では、ANHA(7月8日付)によると、トルコの占領下にあるマーリア市で国民軍憲兵隊のジャースィム・サーリム大佐の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、同市が重傷を負った。

AFP, July 8, 2019、ANHA, July 8, 2019、AP, July 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2019、al-Hayat, July 9, 2019、Reuters, July 8, 2019、SANA, July 8, 2019、SOHR, July 8, 2019、UPI, July 8, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル・ラッカ県境の街道でダイル・ザウル軍事評議会の車に仕掛けられていた爆弾が爆発(2019年7月8日)

ダイル・ザウル県では、スマート・ニュース(7月8日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会の車輌に仕掛けられていた爆弾がラッカ県との県境に位置する街道で爆発し、隊員2人が負傷した。

AFP, July 8, 2019、ANHA, July 8, 2019、AP, July 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2019、al-Hayat, July 9, 2019、Reuters, July 8, 2019、SANA, July 8, 2019、SOHR, July 8, 2019、SMART News, July 8, 2019、UPI, July 8, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍からなる「必勝」作戦司令室はハマー県北部でシリア軍兵士を多数殺害(2019年7月8日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから68日目となる7月8日、シリア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より36人(民間人2人、シリア軍兵士23人、反体制武装集団戦闘員11人)増えて2,229人となった。

うち、584人が民間人(女性116人、子供148人を含む)、775人がシリア軍兵士、870人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は70回を記録した(ロシア軍による爆撃は確認されなかった)。、ヘリコプターが「樽爆弾」16発を投下、ロシア軍も21回以上の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は520発におよんだ。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でサフル村、カフルズィーター市、タッル・ミルフ村、ジャビーン村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がカフルズィーター市、タッル・ミルフ村、ジャビーン村、アルバイーン村、フワイジャ村、アトシャーン村、ザカート村、ハウラタ村、ラターミナ町を砲撃した。

一方、SANA(7月8日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がシリア政府支配下のアズィーズィーヤ村、ハマーミーヤート村を砲撃した。

これに対してシリア軍はジャビーン村一帯、タッル・ミルフ村、フワイジャ村、カフルズィーター市にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

他方、ドゥラル・シャーミーヤ(7月8日付)がシャーム解放戦線筋の話として伝えたところによると、シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室はタッル・ミルフ村一帯に進攻を試みたシリア軍および親政権民兵を迎撃し、兵士30人以上を殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でマアッラト・スィーン村、カフルバッティーフ村、アービディーン村、マアッラト・ヌウマーン市、ダイル・シャルキー村一帯、フバイト村、ハーン・スブル村一帯、マダーヤー村、ブサンクール村灌木地帯、カフルルーマー村、シャイフ・ムスタファー村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がアービディーン村を砲撃した。

一方、SANA(7月8日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市一帯の反体制武装集団の拠点を砲撃、これを破壊した。

このほか、ドゥラル・シャーミーヤ(7月8日付)によると、シリア軍ヘリコプターによる6日の「樽爆弾」投下で負傷していた医師のムハンマド・アブドゥルバーキー氏が死亡した。

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ダルアー県では、HFL(7月8日付)によると、ナワー市西部のジュムーア丘に至る街道で何者かがシリア軍の車輌を爆破し、複数の兵士が死傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(ハマー県5件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を5件(ハマー県)確認した。

AFP, July 8, 2019、ANHA, July 8, 2019、AP, July 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2019、al-Hayat, July 9, 2019、HFL, July 8, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 8, 2019、Reuters, July 8, 2019、SANA, July 8, 2019、SOHR, July 8, 2019、UPI, July 8, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから407人、ヨルダンから1,418人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年7月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月8日付)を公開し、7月7日に難民1,825人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは407人(うち女性52人、子供89人)、ヨルダンから帰国したのは1,418人(うち女性326人、子供553人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は296,536人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者98,409人(うち女性29,314人、子ども49,492人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者198,127人(うち女性59,472人、子ども101,032人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 525,816人(うち女性131,057人、子供222,613人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,187人(うち女性1,994,156人、子供3,390,065人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 8, 2019をもとに作成。

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