ロシア軍は米軍が基地として使用していたラッカ県タッル・サマン村に基地を設置(2019年12月26日)

ラッカ県では、タス通信(12月26日付)によると、ロシア軍部隊が、米軍によって基地として使用されていたタッル・サマン村の旧学校に基地を設置した。

タッル・サマン村はラッカ市とシリア北東部各地とを結ぶ街道の分岐点で、ロシア軍は26日から同地一帯でのパトロール活動を開始したという。

AFP, December 26, 2019、ANHA, December 26, 2019、AP, December 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2019、Reuters, December 26, 2019、SANA, December 26, 2019、SOHR, December 26, 2019、TASS, December 26, 2019、UPI, December 26, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県でシリア民主軍を攻撃(2019年12月26日)

ダイル・ザウル県では、ザマーン・ワスル(12月26日付)などによると、アブー・ハシャブ村近郊で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が何者かの発砲を受け、士官1人を含む2人が死亡した。

また、ハワーイジュ村近郊ではダーイシュ(イスラーム国)のメンバーがシリア民主軍の検問を攻撃、戦闘となり、ダーイシュ・メンバー1人とシリア民主軍戦闘員1人が死亡した。

AFP, December 26, 2019、ANHA, December 26, 2019、AP, December 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2019、Reuters, December 26, 2019、SANA, December 26, 2019、SOHR, December 26, 2019、UPI, December 26, 2019、Zaman al-Wasl, December 26, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アイヤーシュ村の「イランの民兵」の倉庫が無人航空機(ドローン)の爆撃によると思われる攻撃で爆発(2019年12月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アイヤーシュ村にある「イランの民兵」の倉庫複数棟で爆発が発生した。

爆発は無人航空機(ドローン)の爆撃によるものだと思われる。

AFP, December 26, 2019、ANHA, December 26, 2019、AP, December 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2019、Reuters, December 26, 2019、SANA, December 26, 2019、SOHR, December 26, 2019、UPI, December 26, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受ける国民軍の一部がシリア民主軍に武器弾薬を引き渡し、イドリブ県に逃亡(2019年12月26日)

シリア人権監視団は、トルコによるシリア北東部への侵攻作戦(「平和の泉」作戦)に参加していた武装集団(国民軍)の一部が、ラッカ県タッル・アブヤド市近郊で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に保有していた武器弾薬を引き渡し、その見返りとして、アレッポ県マンビジュ市に逃亡するのを黙認されたと発表した。

この武装集団は、マンビジュ市からアレッポ県ジャラーブルス市を経て、最終的には、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県へと移動する予定で、戦闘員が続々とマンビジュ市方面に向かい始めているが、ロシア軍はこの動きを拒否しているという。

AFP, December 26, 2019、ANHA, December 26, 2019、AP, December 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2019、Reuters, December 26, 2019、SANA, December 26, 2019、SOHR, December 26, 2019、UPI, December 26, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県の4カ村を新たに制圧(2019年12月26日)

イドリブ県では、SANA(12月26日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦の末、県南東部のハルバーン村、サムカ村、タッル・ハトラ村、ヒルバト・ナウワーフ村を制圧・浄化した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が、マアッルシャムシャ村、バーブーリーン村、サーリヒーヤ村、ダイル・シャルキー村、マアッラト・ヌウマーン市、ザアラーナ村、マアッル・シャマーリーン村、タッル・マンス村、ガドファ村、ムアスラーン村、タッル・キルスヤーン村、クワイリス村、タッル・ハトラ村、アブー・ジュライフ村を砲撃した。

また、マシャーミーシュ村、ドゥライム村、バルナーン村、ファルワーン村一帯では、シリア軍と、シャーム解放機構や国民解放戦線などからなる反体制武装集団が交戦し、シリア軍兵士3人が死亡した。

なお、シリア・ロシア軍による爆撃は実施されなかった。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カルダーハ市近郊の森林地帯に反体制武装集団が撃った砲弾複数発が着弾した。

また、カッバーナ村一帯では、シリア軍と、シャーム解放機構と新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室が交戦し、シリア軍兵士4人が死亡した。

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ダルアー県では、HFL(12月27日付)によると、サナマイン市に設置されているシリア軍の検問所複数カ所が何者かの攻撃を受けた。

 

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を47件(イドリブ県17件、ラタキア県11件、アレッポ県9件、ハマー県10件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を10件(イドリブ県6件、ラタキア県4件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, December 26, 2019、ANHA, December 26, 2019、AP, December 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2019、HFL December 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 26, 2019、Reuters, December 26, 2019、SANA, December 26, 2019、SOHR, December 26, 2019、UPI, December 26, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はアレッポ県北部、ラッカ県北部を砲撃(2019年12月26日)

アレッポ県では、ANHA(12月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(12月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・アイン・イーサー市近郊のアリーダ村、ハーリディーヤ村を砲撃した。

AFP, December 26, 2019、ANHA, December 26, 2019、AP, December 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2019、Reuters, December 26, 2019、SANA, December 26, 2019、SOHR, December 26, 2019、UPI, December 26, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから456人、ヨルダンから621人の難民が帰国、避難民1人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年12月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月26日付)を公開し、12月25日に難民1,077人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは456人(うち女性137人、子供233人)、ヨルダンから帰国したのは621人(うち女性186人、子供317人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は505,544人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者161,058人(うち女性48,708人、子ども82,436人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者344,486人(うち女性103,389人、子ども175,677人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,676,088人(うち女性2,002,826人、子供3,404,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 734,824人(うち女性220,755人、子供375,035人)となった。

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一方、国内避難民1人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは1人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した1人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は37,656人(うち女性11,516人、子供17,095人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,306,252人(うち女性394,075人、子供660,861人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 26, 2019をもとに作成。

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シャアバーン大統領府政治報道補佐官「シーザー・シリア市民保護法案はシリア経済に悪影響を与えない」(2019年12月25日)

ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官は、レバノンのマヤーディーン・チャンネル(12月25日付)のインタビューに応じ、そのなかで、米国が20日に施行したシーザー・シリア市民保護法案に関して、シリア経済に悪影響を与えることはないと断言した。

また、サウジアラビアとの関係について、シャアバーン補佐官は「事態は真剣なかたちには至っておらず、言葉の枠内にとどまっている…。しかし、トルコとサウジの役割はこの地域で低下しつつある」と述べた。

AFP, December 26, 2019、ANHA, December 26, 2019、AP, December 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2019、Qanat al-Mayadin, December 26, 2019、Reuters, December 26, 2019、SANA, December 26, 2019、SOHR, December 26, 2019、UPI, December 26, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県の占領地から国民軍の複数部隊を撤退させ、リビアに派遣する見込み(2019年12月25日)

SANA(12月25日付)は、複数の住民筋の話として、トルコ軍がラアス・アイン市およびその一帯の占領地に展開させていた複数の「傭兵グループ」を撤退させていると伝えた。

「傭兵グループ」はトルコ軍の侵攻作戦(「平和の泉」)で同地に侵攻した国民軍所属組織のことで、それぞれ60人ほどから構成されているという。

撤退した国民軍戦闘員は、リビアに派遣されるものと見られる。

トルコ軍はまた、国民軍所属組織の一つとしてハサカ県に駐留していたイスラーム軍の戦闘員約100人を、イドリブ県東部に移動させた。

このほか、米軍ヘリコプター2機が、マーリキーヤ市近郊のハッラーブ・ジール村の空港に着陸、米軍士官複数人を撤退させた。

同空港は米軍が違法に占領を続けている。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍は地元住民からなる新たな民兵の編成を開始(2019年12月25日)

ハサカ県では、アナトリア通信(12月25日付)によると、ロシア軍がアームーダー市とタッル・タムル町に新たに設置した基地の防衛を目的とする新たな武装組織の編成を開始した。

この武装組織は、地元住民約400人によって編成され、ロシアの監督のもと人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が教練を実施するという。

AFP, December 25, 2019、Anadolu Ajansı, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県ファイダ村一帯のシリア軍拠点複数カ所を攻撃(2019年12月25日)

ダイル・ザウル県では、バーディヤ24(12月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がファイダ村一帯の第17師団の拠点複数カ所を攻撃し、兵士多数が死傷した。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Badiya 24, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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シリア・ムスリム同胞団はアラブ・イスラーム諸国に対してシリア・ロシア軍の攻撃を停止させるための行動に訴えるよう呼びかける(2019年12月25日)

シリア・ムスリム同胞団は声明を出し、シリア・ロシア軍によるイドリブ県攻撃を非難、アラブ・イスラーム諸国に対して、攻撃を停止させるための行動に訴えるよう呼びかけた。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県ブサイラ市で生活状況改善を求める抗議デモ(2019年12月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市で生活状況改善を求める抗議デモが発生した。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県南東部の「イランの民兵」の拠点の複数カ所が何者かの爆撃・砲撃を受ける(2019年12月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク国境に近い砂漠地帯に配置されている「イランの民兵」の拠点が被弾した。

また、ブーカマール市中心街にある、「イランの民兵」所属の「第47旅団」本部がミサイル複数発の攻撃を受け、激しい爆発を起こした。

また、同本部一帯に砲弾複数発が着弾し、「イランの民兵」5人が死亡した。

攻撃が、無人航空機の爆撃なのか、地上からの砲撃なのか、そして誰によるものかも不明だという。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部各所で爆発が相継ぐ(2019年12月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のスーラーン・アアザーズ町でトルコ軍の車列の通行中に道路に仕掛けられていた爆弾2発が爆発し、民間人多数が巻き添えとなって負傷した。

また、同じくトルコ占領下のジャラーブルス市でオートバイに仕掛けられていた爆弾が相継いで爆発し、5人が負傷した。

さらに、バーブ市でもオートバイに仕掛けられていた爆弾、アアザーズ市でも即席爆弾が爆発した。

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ラッカ県では、ANHA(12月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のシュールバ・ナイサク村、バイラクト村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアイン・イーサー市一帯のトルコ軍と国民軍の拠点を砲撃、トルコ軍側もこれに応戦した。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア通商経済技術科学合同委員会第12回会合で税関分野にかかる協力合意(2019年12月25日)

シリア・ロシア通商経済技術科学合同委員会はモスクワで第12回会合を開催し、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相とロシアのユーリ・ボリソフ副首相が、閉幕プロトコル(宣言)と税関分野にかかる協力合意に署名した。

SANA(12月25日付)が伝えた。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣「シリア北西部でトルコが誓約を履行しないためにソチ合意は頓挫した。残された選択肢は純粋に軍事的なものだ」(2019年12月25日)

ロシアのモスクワを訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相は、RT(12月25日付)のインタビューに応じた。

ムアッリム外務在外居住者大臣はそのなかで、「アリー・マムルーク国民安全保障会議議長は実際に(ハサカ県の)カーミシュリー市を訪れた。この訪問はこの地域(シリア北東部)の軍事・治安面の配置を検討するためのもので…、政治的な時限には至らなかった。(政治)交渉は途絶えている」と述べた。

またトルコとの関係については、「シリア政府は、シリア領に対するトルコの占領を終わらせることのない会合をトルコ側と持つことに関心はない」と述べた。

一方、ソチでの(ロシア・トルコ両首脳の)合意に関しては「シリア北西部でトルコが誓約を履行しないために頓挫した…。残された選択肢は純粋に軍事的なものだ」と述べた。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、RT, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍はイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市近郊を爆撃し、シャーム解放機構(国民解放戦線)幹部ら3人を殺害(2019年12月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市近郊でシャーム自由人イスラーム運動(国民軍国民解放戦線所属)のジャービル・アリー・バーシャー総司令官の車列を爆撃した。

車列は前線視察中に狙われ、幹部の1人で指導局メンバーの’A.K.なるイスラーム法学者を含むメンバー4人が死亡、10人以上が負傷した。

また、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室が撤退したカフル・バースィーン村、バーブーリーン村、スィフヤーン村、マアッルハッタート村などM5高速道路の沿線一帯、同高速道路のバービーラー村・ハーン・スブル村間の区間、タッル・マンス村に対してシリア・ロシア軍が爆撃をした。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った砲弾3発がカルダーハ市郊外に着弾した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月26日付)によると、ナワー市とタスィール町を結ぶ街道の脇に仕掛けられた爆弾が、シリア軍の車輌が通過した瞬間に爆発し、兵士複数が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を49件(イドリブ県14件、ラタキア県14件、アレッポ県10件、ハマー県11件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を25件(イドリブ県11件、ラタキア県6件、アレッポ県4件、ハマー県11件)確認した。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、December 26, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから394人、ヨルダンから512人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年12月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月25日付)を公開し、12月24日に難民906人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは394人(うち女性118人、子供201人)、ヨルダンから帰国したのは512人(うち女性154人、子供261人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は504,467人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者160,602人(うち女性48,571人、子ども82,203人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者343,865人(うち女性103,203人、子ども175,360人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,676,088人(うち女性2,002,826人、子供3,404,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 733,747人(うち女性220,432人、子供374,485人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 25, 2019をもとに作成。

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シャーム解放機構のジャウラーニー指導者はビデオ声明で「我々は体制打倒という段階を越えて、ロシアとイランの占領に対する解放独立戦争に入った」と主張、徹底抗戦を呼びかける(2019年12月24日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者はビデオ声明を出し、イドリブ県での戦況に関して、「我々は体制打倒という段階を越えて、我々の宗教、我々の土地、そして我々の財産を付け狙う野蛮なロシアとイランの占領に対する解放独立戦争に入った」と述べた。

3分弱のビデオ声明の主な内容は以下の通り。

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「今日行われている虐殺と悲劇は、この戦争の一幕であり、我々にはこれに立ち向かう以外の選択肢はない。日々とは国家のように移り変わる。日に日に変わっていく。戦いとは、占領者に立ち向かうことを選び、解放に向けて努力した土地の持ち主の占領に対するありようがもたらす結果によって判断されるものだ」。

「我々には、占領者に立ち向かい、その不正や専制に対して不屈の精神を示す以外の選択肢はない。勝敗の理由は、我々のなかにある。我々の自己、侵攻、犠牲に対する普段の心構えにある」

「敵の前線の背後、製油所やガス田といった敵の経済の心臓部、空港などの軍事的深部を狙った特殊作戦を祝福したい」。

「アラブ湾岸諸国やトルコなど、地域、そして世界の諸国民はみな、この戦争の結果、すなわち、その政治、経済、安全保障、軍事に与える影響に対して責任がある。これにより、国際社会のカードが混ぜられ、この地域のパワーバランスが再編されることになるだろう」。

「敵と対峙する諸派のムジャーヒディーンすべてに謝意を示したい…。また国内避難民(IDPs)に支援の手を差し伸べてくれる人にも謝意を示したい」。

「アッラーと最後の日を信じてきた者は、武器を手にする力がある武器を取り、ムジャーヒディーンの隊列に加わろう。戦いは長く続き、我々には忍耐が必要とされる」。

https://www.facebook.com/AJA.Syria/videos/1471386756347925/

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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イスラエル日刊紙:イランがアフガン人民兵組織のファーティミーユーン旅団の戦闘員をゴラン高原に派遣、イスラエルへの攻撃を企てている(2019年12月24日)

『エルサレム・ポスト』(12月25日付)は、イランがアフガン人民兵組織のファーティミーユーン旅団の戦闘員をゴラン高原に派遣、イスラエルへの攻撃を企てていると伝えた。

同紙によると、ファーティミーユーン旅団がゴラン高原近くで撮影したとされる画像(https://twitter.com/Jtruzmah/status/1209378917041049600/video/1)がツイッターを通じて公開されていることがこの企てを裏付けているという。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、The Jerusalem Post, December 24, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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トルコの要請を受け、アレッポ県北部で活動する反体制派がリビアへの転戦を準備、戦闘員への給与は2,000~3,000ドル(2019年12月24日)

ザマーン・ワスル(12月24日付)は、匿名軍事筋の話として、トルコがアレッポ県北部の占領地(「ユーフラテスの盾」地域および「オリーブの枝」地域)で活動を続ける国民軍に所属する複数の組織に対して、リビアの国民合意政府(GNA)を支援し、ハリーファ・ハフタル司令官が率いるシリア国民軍との戦闘に参加するため、部隊を派遣するよう要請と伝えた。

同軍事筋によると、この要請は、22日に開かれたトルコの諜報機関の代表と国民軍司令官の会合で行われた。

会合では、リビアへの転戦を希望する戦闘員を氏名や数を示したリストが提示され、内容の検討が行われた。

このリストは、トルコとの関係が強いスルターン・ムラード師団とムウタスィム旅団が、トルコ軍部隊とともにリビアで実施する「戦闘任務」への参加を希望するメンバーを募って作成したもの。

同軍事筋によると、この任務に参加する戦闘員には、士官の場合月給3,000米ドル、一般の戦闘員の場合2,000ドルの月給をトルコが支払われるとともに、武器、弾薬、食糧なども支給されるという。

AFP, December 24, 2019、ANHA, December 24, 2019、AP, December 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2019、Reuters, December 24, 2019、SANA, December 24, 2019、SOHR, December 24, 2019、UPI, December 24, 2019、Zaman al-Wasl, December 24, 2019などをもとに作成。

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21日に「テロ攻撃」を受けたヒムス製油所とライヤーン・ガス工場の修理が完了(2019年12月24日)

石油鉱物資源省は声明を出し、21日に「テロ攻撃」を受けたヒムス製油所とライヤーン・ガス工場の修理が完了し、復旧したと発表した。

SANA(12月24日付)が伝えた。

AFP, December 24, 2019、ANHA, December 24, 2019、AP, December 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2019、Reuters, December 24, 2019、SANA, December 24, 2019、SOHR, December 24, 2019、UPI, December 24, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構のジャウラーニー指導者は緊急指令を発し、メンバーにイドリブ県での戦闘継続を呼びかける(2019年12月24日)

シリアのアル=カーイダと目され、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)で活動する反体制武装集団を主導するシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者は、緊急指令を発し、メンバーに回付した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月24日付)が入手した緊急司令のコピーによると、このなかでジャウラーニー指導者は「解放区に対する占領国ロシアの攻撃は熾烈さを増し、我々にはさらなる努力が特に求められている」としたうえで、「汝らの兄弟は、自らの敵に対する攻撃を開始した。アッラー、現世、そして来世を信じる者は、武器を掲げて、ただちに前線で従軍し、自らの直接の司令官(アミール)と連携しよう」と呼びかけた。

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シャーム解放機構のアブー・ハーリド・シャーミー報道官は、トルコ占領下のアレッポ県北東部(いわゆる「ユーフラテスの盾」地域)で活動を続ける反体制武装集団(国民軍)が、イドリブ県でのシリア軍との戦闘への参加が禁じられているとの一部報道に関して、これを強く否定した。

シャーミー報道官は「戦場に赴き、真剣に(戦闘に)参加することを望むすべての者と連携している…。戦うために赴くことが禁止されていると主張する者はいずれも嘘つきだ」と述べた。

イバー・ネット(12月24日付)が伝えた。

AFP, December 24, 2019、ANHA, December 24, 2019、AP, December 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2019、Reuters, December 24, 2019、SANA, December 24, 2019、SOHR, December 24, 2019、UPI, December 24, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍・国民軍とシリア民主軍はラッカ県のM4高速道路沿いで攻防戦(2019年12月24日)

ラッカ県では、ANHA(12月24日付)によると、アイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿いのカンタリー村をトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が攻撃し、M4高速道路を一時制圧したが、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が反撃し、これを奪還した。

AFP, December 24, 2019、ANHA, December 24, 2019、AP, December 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2019、Reuters, December 24, 2019、SANA, December 24, 2019、SOHR, December 24, 2019、UPI, December 24, 2019などをもとに作成。

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シリア軍武装部隊総司令部はイドリブ県の40以上の町・村、320平方キロメートル以上を制圧したと発表、シャーム解放機構などからなる反体制派はM5高速道路沿線からも撤退か?(2019年12月24日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、イドリブ県南部および南東部でヌスラ戦線(シャーム解放機構)などの「武装テロ組織」との交戦の末、40以上の町・村を含む320平方キロメートル以上の地域を浄化・制圧したと発表した。

12月19日以降の戦闘でシリア軍が浄化・制圧したのは、ウンム・ティーナ村、タッル・ダム村、アブー・シャルキー村、サイヤード村、シャッアーラ村、ムダイリサ村、ルバイア村、ハリーバ村、バルナーン村、バルサ村、ファルワーン村、カトラ村、ハラーキー村、アブー・ダフナ村、ヒルバト・マアッラーター村、ファアルール村、アブー・マッキー(アブー・マッカ)村、サルマーン村、サキーア村、カルサンタ村、ブルジュ村、サルジュ村、サハール村、ブライサ村、ファルジャ村、ウンム・ジャラール村、タッル・シャイフ村、アブー・フッバ村、ラッファ村、タッル・ハッラーン村、ハッラーン村、カラーティー村、ハルバ村、タアル・タッフ村、タッフ村、ムアイサルーナ村、タッル・マアッラーン村、ジャルジャナーズ町、タフターヤー村、タッル・サイイド村、ジャアファル村、バルータ村、ウンム・ジャバル村、タッル・アブー・ハーミド村など。

なお、シリア人権監視団によると、12月24日の戦闘での死者は、民間人10人(うち子ども6人、女性2人)、シリア軍兵士23人、反体制武装集団戦闘員19人。

イドリブ県南東部での戦闘が激化した12月19日以降の犠牲者数は、民間人88人(うち子ども19人、女性19人)、シリア軍兵士134人、反体制武装集団戦闘員167人。

シリア軍が爆撃を再開した4月30日以降の犠牲者数は5,352人で、内訳は、民間人1,354人(うち子ども342人、女性248人)、シリア軍兵士1,868人、反体制武装集団戦闘員1,424人。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室が、M5高速道路上に位置するカフル・バースィーン村、バーブーリーン村、スィフヤーン村、マアッルハッタート村から撤退した。

シリア軍はこれらの村に進軍はしていないという。

一方、ロシア軍戦闘機は、タッル・マンス村、バービーラー村とハーン・スブル村間のM5高速道路、ジャウバース村を爆撃し、ジャウバース村では国内避難民(IDPs)を収容していた学校が被弾し、女性2人と子ども6人を含む10人が死亡した。
https://eldorar.com/sites/default/files/styles/696×367/public/photo_2019-12-24_12-03-03.jpg?itok=7TdrSei5&ezimgfmt=rs:615×329/rscb2/ngcb2/notWebP

ロシア軍戦闘機はまた、M5高速道路上の主要都市の一つマアッラト・ヌウマーン市に照明弾を発射した。

シリア軍も戦闘機とヘリコプターでマアッラト・ヌウマーン市一帯の村々、サラーキブ市などを爆撃した。

他方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月24日付)によると、シャーム解放機構はシリア軍によって制圧されたジャルジャナーズ町で爆弾を積んだ車をシリア軍部隊に向けて特攻させ、兵士数十人を殺傷した。

また、シャーム解放機構はシリア軍に反撃し、バルサ村を奪還したという。

なお、シリア人権監視団によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市とサラーキブ市に向かって進軍を続けるなか、24日だけでサラーキブ市の住民3,000人以上がアレッポ県北西部のアフリーン郡方面に避難した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機、シリア軍戦闘機およびヘリコプターがカッバーナ村一帯を爆撃した。

また、シリア軍地上部隊が反体制武装集団と交戦、シリア軍兵士8人、武装集団戦闘員5人が死亡した。

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ハマー県では、SANA(12月24日付)によると、シリア軍防空部隊が、スカイラビーヤ市上空に飛来した反体制武装集団の無人航空機(ドローン)を撃破した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市マンシヤ地区の路上に仕掛けられていた爆弾が、シリア政府との和解に応じたスンナ青年旅団の元司令官の車が通過した瞬間に爆発し、元司令官が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月24日付)によると、殺害された元司令官はウィサーム・ムサーラマ氏で、シリア政府との和解後、軍事情報局に勤務していた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を55件(イドリブ県21件、ラタキア県16件、アレッポ県6件、ハマー県12件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を47件(イドリブ県20件、ラタキア県19件、アレッポ県6件、ハマー県2件)確認した。

AFP, December 24, 2019、ANHA, December 24, 2019、AP, December 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 24, 2019、Reuters, December 24, 2019、SANA, December 24, 2019、SOHR, December 24, 2019、UPI, December 24, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから327人、ヨルダンから555人の難民が帰国、避難民2人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年12月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月24日付)を公開し、12月23日に難民882人が新たに帰国したと発表した。


このうちレバノンから帰国したのは327人(うち女性98人、子供167人)、ヨルダンから帰国したのは555人(うち女性167人、子供283人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は503,561人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者160,208人(うち女性48,453人、子ども82,002人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者343,353人(うち女性103,049人、子ども175,099人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,676,088人(うち女性2,002,826人、子供3,404,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 732,841人(うち女性220,160人、子供374,023人)となった。

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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した2人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は37,655人(うち女性11,516人、子供17,095人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,306,251人(うち女性394,075人、子供660,861人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 24, 2019をもとに作成。

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アサド大統領のいとこのラーミー・マフルーフ氏らが脱税により資産凍結処分を受ける(2019年12月23日)

反体制派系のザマーン・ワスル(12月23日付)やドゥラル・シャーミーヤ(12月23日付)は、税関局がアサド大統領のいとこのラーミー・マフルーフ氏とその妻、さらにはアーバール・ペトロリアム社の幹部社員、ビジネスマンのバーヒル・サアディー氏、ムハンマド・ハイル・アムリート氏、アリー・ムハンマド氏の動産および不動産を差し押さえたと伝えた。

マフルーフ氏の資産が差し押さえるのはこれが初めて。

資産差し押さえ決定は、12月19日に財務省が発したもので、120億シリア・ポンド(1,300万ドル)の脱税(関税未払い)に対処するためのもの。

AFP, December 23, 2019、ANHA, December 23, 2019、AP, December 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2019、Reuters, December 23, 2019、SANA, December 23, 2019、SOHR, December 23, 2019、UPI, December 23, 2019などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣がロシアを訪問しラヴロフ外務大臣と会談(2019年12月23日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相が、シリア・ロシア通商経済科学技術協力合同委員会の第12回会合に先立って、ロシアの首都モスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

SANA(12月23日付)によると、会談でムアッリム外務在外居住者大臣は、米国、トルコ政府、イスラエル、そして一部地域諸国は、「テロとの戦い」に対するシリアの取り組みを妨害しようとして、シリアに対する策略を続けていると非難するとともに、米国がシリアの石油資源を体系的に略奪していると指弾した。

これに対して、ラブロフ外務大臣は、シリアが安定回復と復興段階に入ったとしたうえで、国連安保理決議第2254号に沿って、制憲委員会(憲法委員会)を通じてシリア人による政治解決を実現する必要があると強調した。

AFP, December 23, 2019、ANHA, December 23, 2019、AP, December 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2019、Reuters, December 23, 2019、SANA, December 23, 2019、SOHR, December 23, 2019、UPI, December 23, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のラッカ県スルーク町中心街で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民5人死亡(2019年12月23日)

ラッカ県では、SANA(12月23日付)によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市近郊のスルーク町中心街で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民5人が死亡、15人が負傷した。

一方、ANHA(12月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市北西のアリーダ村、タッル・アブヤド市近郊のヒルバト・バカル村を砲撃した。

AFP, December 23, 2019、ANHA, December 23, 2019、AP, December 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2019、Reuters, December 23, 2019、SANA, December 23, 2019、SOHR, December 23, 2019、UPI, December 23, 2019などをもとに作成。

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