米主導の有志連合がダイル・ザウル県東部で空挺作戦を実施し、13人を武器密売容疑で拘束(2019年12月22日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月23日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と連携して県東部のズィーバーン町で空挺作戦を実施し、ハッターブ家、ラシード家、ハッジャージュ家の子息13人を武器密売の容疑で拘束した。

AFP, December 23, 2019、ANHA, December 23, 2019、AP, December 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2019、Reuters, December 23, 2019、SANA, December 23, 2019、SOHR, December 23, 2019、UPI, December 23, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県ナワー市西で何者かが検問所を襲撃し、2人を殺害、HFLは2人がロシア軍兵士だったと伝える(2019年12月22日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市西のアブー・ハッシャ検問所近くでシリア軍兵士2人がオートバイに乗った2人の発砲を受けて、死亡した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(12月22日付)によると、サフム・ジャウラーン村西のシリア軍検問所が何者かの攻撃を受け、兵士5人が死亡、2人が負傷、ブスル・ハリール市でも、シリア軍の准将が何者かによって殺害された。

一方、HFL(12月23日付)は、この事件で死亡した2人がロシア軍兵士だと伝えた。

AFP, December 22, 2019、ANHA, December 22, 2019、AP, December 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2019、HFL, December 23, 2019、Reuters, December 22, 2019、SANA, December 22, 2019、SOHR, December 22, 2019、UPI, December 22, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル占領下のゴラン高原からミサイル複数発が飛来、シリア軍防空部隊がダマスカス郊外県上空でこれを迎撃(2019年12月22日)

SANA(12月22日付)は、シリア軍防空部隊が午後11時頃、イスラエルが占領するゴラン高原方面から飛来したミサイル複数発を迎撃し、うち1発がダマスカス郊外県アクラバー町近郊に着弾したと伝えた。

これに関して、シリア人権監視団は、シリア軍と「イランの民兵」の拠点複数カ所がイスラエル軍が発射したと思われるミサイルの攻撃を受け、シリア軍防空部隊がこれを迎撃、少なくとも3回の爆発が発生したと発表した。

AFP, December 22, 2019、ANHA, December 22, 2019、AP, December 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2019、Reuters, December 22, 2019、SANA, December 22, 2019、SOHR, December 22, 2019、UPI, December 22, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のハサカ県マナージール村で住民が国民軍の退去を求める抗議デモ(2019年12月22日)

ハサカ県では、SANA(12月22日付)によると、ラアス・アイン市近郊のマナージール村で住民が抗議デモを行い、トルコの支援を受ける国民軍の退去を求めた。

国民軍はデモを強制排除、その際に住民複数人が負傷した。

一方、ANHA(12月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・タムル町近郊のウンム・ハルマル村を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市で国民軍の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、3人が負傷した。

AFP, December 22, 2019、ANHA, December 22, 2019、AP, December 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2019、Reuters, December 22, 2019、SANA, December 22, 2019、SOHR, December 22, 2019、UPI, December 22, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍は県南東部のタッフ村を含む7カ村・農場を新たに制圧する一方、マアッラト・ヌウマーン市などを爆撃し15人殺害(2019年12月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市、タッル・マンス村、ムアスラーン村を爆撃し、マアッラト・ヌウマーン市では国内避難民(IDPs)7人が、タッル・マンス村では男性2人が、ムアスラーン村では住民6人が死亡した。

また、シリア軍地上部隊は、パレスチナ人民兵組織のクドス旅団とともに、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室と交戦し、マアッラータ村、ファルワーン村、バーブーリーン村、タッフ村、サルマーン村、アブー・マッキー村を新たに制圧した。

制圧は、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がサルマーン村、アブー・マッキー村などから撤退を受けたもので、これにより、シリア軍はサルマーン村に設置されているトルコ軍の監視所が三方を包囲した。

なお、SANA(12月22日付)によると、シリア軍地上部隊が新たに制圧したのは、タッフ村、ハラーキー村、カラーティー村、タフターヤー村、ブルジュ村、タッル・ヒムスィー農場、ファルワーン村。


反体制組織のシリア対応調整者によると、シリア・ロシア軍の攻撃で11月以降に発生したによる国内避難民(IDPs)の数は20万3,709人に達しているという。

**

ハマー県では、SANA(12月22日付)によると、シリア軍防空部隊がハマー航空基地上空に飛来した無人航空機(ドローン)2機を撃墜、1機はサラミーヤ市に、もう1機はラタキア県ジャブラ市に墜落した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカッバーナ村一帯で反体制武装集団と交戦し、シリア軍兵士7人、反体制武装集団2人が死亡した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市西のアブー・ハッシャ検問所近くでシリア軍兵士2人がオートバイに乗った2人の発砲を受けて、死亡した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(12月22日付)によると、サフム・ジャウラーン村西のシリア軍検問所が何者かの攻撃を受け、兵士5人が死亡、2人が負傷、ブスル・ハリール市でも、シリア軍の准将が何者かによって殺害された。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を61件(イドリブ県25件、ラタキア県16件、アレッポ県11件、ハマー県9件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を53件(イドリブ県38件、ラタキア県12件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認した。

AFP, December 22, 2019、ANHA, December 22, 2019、AP, December 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 22, 2019、Reuters, December 22, 2019、SANA, December 22, 2019、SOHR, December 22, 2019、UPI, December 22, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから298人、ヨルダンから622人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年12月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月22日付)を公開し、12月21日に難民920人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは298人(うち女性90人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは622人(うち女性187人、子供317人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は501,306人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者159,451人(うち女性48,226人、子ども81,615人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者341,855人(うち女性102,599人、子ども174,335人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,676,088人(うち女性2,002,826人、子供3,404,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 730,586人(うち女性219,483人、子供372,872人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 22, 2019をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.