シリア国民軍に所属する東部自由人連合と第9師団の戦闘がアレッポ県のラージュー町、ジンディールス村に拡大(2021年8月9日)

アレッポ県では、ANHA(8月9日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市で始まったシリア国民軍に所属する東部自由人連合と第9師団の戦闘が、ラージュー町、ジンディールス村に拡大した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市でシリア国民軍に所属するシャーム戦線の司令官の車輌に仕掛けらていた爆弾が爆発した。

AFP, August 9, 2021、ANHA, August 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2021、Reuters, August 9, 2021、SANA, August 9, 2021、SOHR, August 9, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で19人、北・東シリア自治局支配地域で34人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で92人(2021年8月9日)

保健省は政府支配地域で新たに19人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者9人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、8月9日現在の同地での感染者数は計26,116人、うち死亡したのは1,922人、回復したのは22,060人となった。

SANA(8月9日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに34人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者4人が完治したと発表した。

これにより、8月9日現在の同地での感染者数は計18,814人、うち死亡したのは768人、回復したのは1,906人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性12人、女性22人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市2人、カーミシュリー市17人、マーリキーヤ(ダイリーク)市9人、ロジュ・キャンプ1人アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市1人、ラッカ県のラッカ市4人。

ANHA(8月9日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月9日に新たに92人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、40人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡16人、ハーリム郡32人、アリーハー郡10人、アレッポ県スィムアーン山郡3人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡3人、アフリーン郡18人、アアザーズ郡8人。

これにより、同地での感染者数は計27,002人、うち回復したのは23,333人、死亡したのは727人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1639294016275483/

AFP, August 9, 2021、ACU, August 9, 2021、ANHA, August 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2021、Reuters, August 9, 2021、SANA, August 9, 2021、SOHR, August 9, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県北部のシャイフ・バフル村一帯に対して6回以上爆撃(2021年8月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県北部のシャイフ・バフル村一帯に対して6回以上の爆撃を加えた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を22件(イドリブ県13件、ラタキア県6件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を12件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, August 9, 2021、ANHA, August 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 9, 2021、Reuters, August 9, 2021、SANA, August 9, 2021、SOHR, August 9, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民287人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は691,962人に(2021年8月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月9日付)を公開し、8月8日に難民287人(うち女性87人、子供147人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民287人(うち女性87人、子供147人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は691,962人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者296,714人(うち女性89,176人、子ども151,045人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,775,160人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は921,242人(うち女性276,452人、子供469,536人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は95,987人(うち女性36,433人、子供32,971人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,364,583人(うち女性418,992人、子供676,737人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 9, 2021をもとに作成。

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ロシア軍とトルコ軍が「平和の泉」地域への電力供給とアルーク村陽水所から政府・北・東シリア自治局の共同統治地域への水道水供給で合意(2021年8月8日)

アナトリア通信(8月8日付)は、ロシア軍とトルコ軍の高官がハサカ県の電気と水の供給不足を解消するための合意を交わしたと伝えた。

報道によると、合意は、トルコの占領下にあるいわゆる「平和の泉」地域(ハサカ県ラアス・アイン市一帯、ラッカ県タッル・アブヤド市一帯)と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市一帯およびタッル・タムル町一帯の電気と水の供給に関するもの。

「平和の泉」地域に居住する20万人分の電力の提供をロシアが保障する一方、その見返りとして、トルコがアルーク村の陽水所からハサカ市一帯とタッル・タムル町一帯地域への水道水の供給するという。

この合意に合わせて、ロシア軍とトルコ軍の使節団がアルーク村の陽水所を視察した。

AFP, August 8, 2021、Anadolu Ajansı, August 8, 2021、ANHA, August 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2021、Reuters, August 8, 2021、SANA, August 8, 2021、SOHR, August 8, 2021などをもとに作成。

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トルコが支援するハサカ部族評議会のメンバーは元ダーイシュ、元ヌスラ戦線(2021年8月8日)

シリア人権監視団は、トルコの占領下にあるアレッポ県北東部のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域で、トルコの支援のもとに結成されたハサカ部族評議会にバニー・サブア部族の代表して参加しているファイサル・ガンナーム氏が、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線のメンバーだったと発表した。

ガンナーム氏は1960年、ハサカ県カーミシュリー市生まれ。

ハサカ県ラアス・アイン市でヌスラ戦線に参加、それ以前はダーイシュのメンバーとしてイラクやハサカ県タッル・ハミース市での戦闘に参加していたという。

AFP, August 8, 2021、ANHA, August 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2021、Reuters, August 8, 2021、SANA, August 8, 2021、SOHR, August 8, 2021などをもとに作成。

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占領下のアレッポ県マーリア市でトルコが運営する病院によるシリア人医師解雇に抗議するデモ(2021年8月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のマーリア市にある市立病院前で住民数十人が、シリア人医師のウスマーン・ヒジャーウィー氏の解雇に反対するデモを行った。

この病院はトルコによって運営されており、ヒジャーウィー氏がトルコ人看護師が院内で働くシリア人歯科医を侮辱したことに抗議したことを受けて、解雇されるとともに、トルコ占領地での医療行為を禁じられたという。

AFP, August 8, 2021、ANHA, August 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2021、Reuters, August 8, 2021、SANA, August 8, 2021、SOHR, August 8, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市でシリア国民軍に所属する東部自由人連合と第9師団が交戦(2021年8月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市中心街で、シリア国民軍に所属する東部自由人連合のメンバーが、同じくシリア国民軍に所属する第9師団のアブー・アブドゥー・アルールー司令官を殴打したのをきっかけに双方の戦闘員どうしが交戦した。

一方、SANA(8月8日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市北東のフーシャリーヤ村を砲撃した。

AFP, August 8, 2021、ANHA, August 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2021、Reuters, August 8, 2021、SANA, August 8, 2021、SOHR, August 8, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプ内市場でダーイシュ・メンバーと思われる男性が発砲、イラク人難民1人死亡、イラク人難民2人とシリア人国内避難民1人が負傷(2021年8月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプ内の市場(フェズ第1市場)で、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる男性が発砲し、イラク人難民1人が死亡、イラク人難民2人とシリア人国内避難民(IDPs)1人が負傷した。

一方、SANA(8月8日付)によると、フール・キャンプの複数区で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が立ち入り捜査を行い、居住者5人を拘束・連行した。

AFP, August 8, 2021、ANHA, August 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2021、Reuters, August 8, 2021、SANA, August 8, 2021、SOHR, August 8, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で16人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で109人(2021年8月8日)

保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者8人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、8月8日現在の同地での感染者数は計26,097人、うち死亡したのは1,920人、回復したのは22,051人となった。

SANA(8月8日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月8日に新たに109人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、10人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡13人、ハーリム郡41人、アリーハー郡11人、アレッポ県スィムアーン山郡2人、ジャラーブルス郡3人、バーブ郡3人、アフリーン郡34人、アアザーズ郡2人。

これにより、同地での感染者数は計26,910人、うち回復したのは23,293人、死亡したのは727人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1638815842989967/

AFP, August 8, 2021、ACU, August 8, 2021、ANHA, August 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2021、Reuters, August 8, 2021、SANA, August 8, 2021、SOHR, August 8, 2021などをもとに作成。

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シリア軍と武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーとの対立が続くダルアー市ダルアー・バラド地区でシリア軍第4師団と武装集団との戦闘が続く(2021年8月8日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーとの対立が続くダルアー市ダルアー・バラド地区で、シリア軍第4師団と武装集団との戦闘が続いた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県10件、ラタキア県7件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, August 8, 2021、ANHA, August 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 8, 2021、Reuters, August 8, 2021、SANA, August 8, 2021、SOHR, August 8, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民305人と国内避難民(IDPs)241人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は691,675人、2019年以降帰還したIDPsは95,987人に(2021年8月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月8日付)を公開し、8月7日に難民305人(うち女性92人、子供155人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民305人(うち女性92人、子供155人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は691,675人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者296,427人(うち女性88,089人、子ども150,898人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,775,160人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は920,955人(うち女性276,365人、子供469,389人)となった。

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一方、国内避難民241人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは241人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は95,987人(うち女性36,433人、子供32,971人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,364,583人(うち女性418,992人、子供676,737人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 8, 2021をもとに作成。

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「PYDの民兵」は米国が制裁対象としているカーティルジー・インターナショナル・グループ社と石油取引増をめざして交渉(2021年8月7日)

反体制派系のハーブール(8月7日付)は、米国が制裁対象としているカーティルジー・インターナショナル・グループ社の代表と「民主統一党(PYD)の民兵」(人民防衛隊(YPG)および同組織主体のシリア民主軍)の司令官らが、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県タブカ市で会談したと伝えた。

会談は、北・東シリア自治局の支配下にある油田で生産される原油のシリア政府支配地域への移送、同地での精製の増加の是非について協議した。

カーティルジー・インターナショナル・グループ社側はこの会談で、移送する原油の輌を毎週石油トレーラー250輌分から400輌分に増加させることを求める一方、その見返りとして政府支配地で精製された灯油、レギュラー・ガソリンの供与量を50領分から100輌分を増やすと提案した。

これに対して「PYDの民兵」側は、ラッカ県のタッル・サマン村からアイン・イーサー市にいたる地域の防衛のために自らの部隊を増派し、駐留させることを求めた。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、al-Khabur, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

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シリア軍は武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーとの対立が続くダルアー市ダルアー・バラド地区などを砲撃(2021年8月7日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーとシリア軍の対立が続くダルアー市ダルアー・バラド地区などでは、シリア軍が封鎖を続ける一方、同地区、難民キャンプ地区、ダム街道地区、アジャミー村、ムザイリーブ町東の灌漑農地一帯、タファス市西部一帯を砲撃した。

HFL(8月7日付)によると、シリア軍による砲撃は、ジャースィム市一帯、ヤードゥーダ村などに対しても行われた。

また、ナワー市北東部では、シリア軍と正体不明の武装集団が交戦した。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、HFL, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県マンビジュ市北東のフーシャリーヤ村を砲撃(2021年8月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北東のフーシャリーヤ村を砲撃した。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県のフール・キャンプで、ダイル・ザウル県からのIDPsがダーイシュ・メンバーと思われる男によって銃で撃たれて死亡(2021年8月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、ダイル・ザウル県からの国内避難民(IDPs)が、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる男によって銃で撃たれて死亡した。

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ヒムス県では、バーディヤ24(8月7日付)、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の武装グループがダイル・ザウル県ダイル・ザウル市とヒムス県タドムル市を結ぶ街道で、シリア軍と親政権民兵からなる部隊を要撃、民兵2人が死亡した。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Badiya 24, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で24人(2021年8月7日)

反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月7日に新たに24人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、5人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡1人、イドリブ郡6人、ハーリム郡1人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡15人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計26,801人、うち回復したのは23,2833人、死亡したのは727人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1638109626393922/

AFP, August 7, 2021、ACU, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハマー県カストゥーン村を砲撃し、一家8人が死傷(2021年8月7日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカストゥーン村を砲撃し、一家8人が死傷(2人死亡、6人負傷)した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、ガーブ平原のマシーク村、マンスーラ村、アンカーウィー村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のM4高速道路沿線に位置するジスル・シュグール市近郊のズィヤーディーヤ村を砲撃した。

シリア軍はまた、イドリブ市西部郊外一帯を砲撃、ザーウィヤ山地方ファッティーラ村一帯では、「決戦」作戦司令室と交戦した。

砲撃は、同地に設置されているトルコ軍の拠点周辺にも及んだ。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン国民抵抗が前日のイスラエルの爆撃への報復として占領下シャブアー農場のイスラエル軍拠点を砲撃(2021年8月6日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン国民抵抗は声明を出し、砲撃は午前11時15分にイスラエルの占領下にあるレバノン領のシャブアー農場(ナバティーヤ県ハースバイヤー郡)にあるイスラエル軍の拠点複数カ所に対して砲撃を行ったと発表した(映像はこちら)。

砲撃は、8月5日のイスラエル戦闘機によるレバノン領内への爆撃に対する報復。

殉教者アリー・カーミル・ムフスィン部隊と殉教者ムハンマド・カースィムタッハーン部隊が122ミリ・ロケット砲数十発を発射し、イスラエル軍の拠点を攻撃したという。
http://www.sana.sy/wp-content/uploads/2021/08/17-19-660×330.jpg
http://www.sana.sy/wp-content/uploads/2021/08/19-12-300×225.jpg

一方、レバノン国民抵抗は、この砲撃に対してイスラエル軍が反撃を行ったとの一部情報に関して、いかなる爆撃、砲撃もなかったとして否定した。

マナール・チャンネル(8月6日付)などが伝えた。



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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、レバノン領内から15発のロケット弾が発射されたとしたうえで、そのほとんどを撃破、一部がハルドゥフ山の無人地帯に着弾したと発表した。

また、イスラエル軍がロケット弾が発射された地域に対して爆撃を行ったと付言した。

AFP, August 6, 2021、ANHA, August 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2021、Qanat al-Manar, August 6, 2021、Reuters, August 6, 2021、SANA, August 6, 2021、SOHR, August 6, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域各所を砲撃、シリア軍兵士2人負傷(2021年8月6日)

ハサカ県では、ANHA(8月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるシャッアーラ村を砲撃し、シリア軍兵士2人が負傷した。

AFP, August 6, 2021、ANHA, August 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2021、Reuters, August 6, 2021、SANA, August 6, 2021、SOHR, August 6, 2021などをもとに作成。

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米軍がハサカ市の刑務所からダーイシュ・メンバー40人をシャッダーディー市の基地に移送、フール・キャンプでイラク人難民が殺害される(2021年8月6日)

ハサカ県では、SANA(8月6日付)によると、有志連合を主導する米軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)の工業学校に設置している刑務所(グワイラーン刑務所)に収監されているダーイシュ(イスラーム国)のメンバー40人をシャッダーディー市に違法に設置されている米軍基地に移送した。

複数の独自筋によると、40人のなかには、ダーイシュの組織に入り込んでいたスパイ、爆弾製造の専門家らが含まれているという。

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一方、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1区で、イラク人難民の男性1人がダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

AFP, August 6, 2021、ANHA, August 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2021、Reuters, August 6, 2021、SANA, August 6, 2021、SOHR, August 6, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で12人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で47人(2021年8月6日)

保健省は政府支配地域で新たに12人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治したと発表した。

これにより、8月6日現在の同地での感染者数は計26,071人、うち死亡したのは1,919人、回復したのは22,034人となった。

SANA(8月6日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月6日に新たに47人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡2人、イドリブ郡9人、ハーリム郡14人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡3人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡2人、アフリーン郡14人、アアザーズ郡2人。

これにより、同地での感染者数は計26,77人、うち回復したのは23,278人、死亡したのは727人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1637633863108165/

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月5日に新たに51人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、4人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡13人、ハーリム郡13人、アリーハー郡3人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡3人、アフリーン郡17人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計26,730人、うち回復したのは23,276人、死亡したのは727人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1637068719831346/

AFP, August 6, 2021、ACU, August 6, 2021、ANHA, August 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2021、Reuters, August 6, 2021、SANA, August 6, 2021、SOHR, August 6, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍の使節団が地元名士とともにダルアー市に入り、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを代表するハウラーン中央委員会と会談(2021年8月6日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の使節団が地元名士とともに、ダルアー市ダルアー・バラド地区に入り、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを代表するハウラーン中央委員会と会談した。

AFP, August 6, 2021、ANHA, August 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2021、Reuters, August 6, 2021、SANA, August 6, 2021、SOHR, August 6, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構のウズベク人戦闘員がイドリブ県ハントゥーティーン村のシリア軍拠点複数カ所に対して特攻自爆(インギマースィー)攻撃を行い、戦闘員4人、シリア軍兵士6人死亡(2021年8月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ウズベク人戦闘員がシリア政府の支配下にあるハントゥーティーン村のシリア軍拠点複数カ所に対して特攻自爆(インギマースィー)攻撃を行い、戦闘員4人が死亡した。

またこの攻撃でシリア軍兵士6人も死亡した。

イナブ・バラディー(8月6日付)は、シャーム解放機構に近いテレグラムの複数のアカウントに、作戦はシャーム解放機構によって実行されたとの書き込みがあると伝えた。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村、カンスフラ村一帯、ファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のフマイマート村、クライディーン村などを砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県14件、ラタキア県5件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を13件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, August 6, 2021、ANHA, August 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2021、‘Inab Baladi, August 6, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 6, 2021、Reuters, August 6, 2021、SANA, August 6, 2021、SOHR, August 6, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民298人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は691,059人に(2021年8月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月6日付)を公開し、8月5日に難民298人(うち女性90人、子供152人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民298人(うち女性90人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は691,059人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者295,811人(うち女性88,904人、子ども150,585人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,773,175人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は920,339人(うち女性276,180人、子供469,076人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は95,746人(うち女性36,358人、子供32,943人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,364,342人(うち女性418,917人、子供676,709人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 6, 2021をもとに作成。

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米政府匿名高官シリア北東部からの米軍撤退の可能性を否定(2021年8月5日)

『ニューズウィーク』(8月5日付)は、米政府高官(匿名)の話として、ジョー・バイデン米政権がアフガニスタンからの米軍撤退やイラクでの米軍の先頭任務終了と並行して、シリア北東部からも部隊駐留の可能性あるとする一部メディアの報道に関して、これを否定した。

同高官は「アフガニスタン、イラク、そしてシリアの三つはまったく別の問題で、混同されるべきではない。シリアでの任務と足跡に関して、今のところ何の変化も期待していない…。我々はシリアにおいて、ダーイシュ(イスラーム国)と戦う人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を支援している。これは非常に成功しており、今後も続けることになる」などと述べた。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、The Newsweek, August 5, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

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ブリンケン米国務長官に続いてカナダ外務省もダルアー県でのシリア軍と元反体制武装集団による対立に関してシリア政府側を厳しく非難(2021年8月5日)

カナダ外務省はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/CanadaFP/)で、ダルアー県でのシリア軍と元反体制武装集団による対立に関して、シリア政府側を厳しく非難した。

ツイッターの書き込み内容は以下の通り。

https://twitter.com/CanadaFP/status/1423055876248809478

カナダはダルアーでのシリアの体制による暴力が継続的に拡大していることを非難し、国連安保理決議第2254号に沿ったシリア全土での停戦を呼び掛ける。ダルアーの人々には安全に暮らす権利がある。我々の思いは、犠牲者の家族とともにある。

AFP, August 5, 2021、ANHA, August 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2021、Reuters, August 5, 2021、SANA, August 5, 2021、SOHR, August 5, 2021などをもとに作成。

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ダルアー市などをシリア軍が砲撃する一方、ナーフタ町とブスル・ハリール市を結ぶ街道でシリア軍部隊が襲撃を受け、兵士1人死亡、6人負傷(2021年8月5日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団などがダルアー市ダルアー・バラド地区各所、ナーフタ町を砲撃した。

砲撃は、シリア軍と武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーとの停戦交渉が暗礁に乗り上げたのを受けたもの。

一方、ナーフタ町とブスル・ハリール市を結ぶ街道で、シリア軍部隊が正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士1人が死亡、6人が負傷した。

AFP, August 5, 2021、ANHA, August 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2021、Reuters, August 5, 2021、SANA, August 5, 2021、SOHR, August 5, 2021などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機が前日のレバノン領内からの砲撃への報復としてレバノンを7年ぶりに爆撃(2021年8月5日)

ナハールネット(8月5日付)は、イスラエル軍戦闘機が前日のレバノン領内からの砲撃への報復として、レバノンに対して爆撃を実施したと伝えた。

レバノン領内への爆撃は7年ぶり。

ヒズブッラーが経営するマナール・チャンネル(8月5日付)によると、イスラエル軍の爆撃は12時40分に行われ、南部県ジェッズィーン郡のマフムーディーヤ村郊外が狙われた。

これに関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://​twitter.com/avichayadraee)で、イスラエル軍は爆撃を続け、イスラエル国とその市民に対するテロの試みとの対決を強める、としたうえで、同国戦闘機がレバノン各所を爆撃し、テロ目的で使用されているインフラなどを攻撃したと発表した。

AFP, August 5, 2021、ANHA, August 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2021、Naharnet, August 5, 2021、Reuters, August 5, 2021、SANA, August 5, 2021、SOHR, August 5, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がアレッポ県北東部で民間のトラックと、炎上したトラックに取り残された住民を救出しようとして現場に駆け付けたホワイト・ヘルメットの救急車輌を攻撃(2021年8月5日)

アレッポ県では、ANHA(8月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のハズワーン村、ザイワーン村、アイン・イナーブ村、シャッアーラ村、ヒルバト・シャッアーラ村、タッル・マディーク村、スムーカ村を砲撃した。

一方、シリア軍はトルコ占領下のバーブ市を砲撃した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(8月5日付)やシャーム・ネットワーク(8月5日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、県北東部のハズワーン村近くで民間のトラック1台を地対地ミサイルで攻撃した。

シリア民主軍はまた、炎上したトラックに取り残された住民を救出しようとして現場に駆け付けたホワイト・ヘルメットの救急車輌に対しても地対地ミサイルを発射し、車輌は炎上、隊員1人が負傷した。

なお、シリア民主軍は、7月25日にも、トルコ占領下のアフリーン市内にあるホワイト・ヘルメットの本部を砲撃している。

AFP, August 5, 2021、ANHA, August 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2021、Reuters, August 5, 2021、SANA, August 5, 2021、SNN, August 5, 2021、SOHR, August 5, 2021などをもとに作成。

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