シリア情報省が女性保護キャンペーン「沈黙しないで」の始動を発表(2022年1月6日)

シリア情報省は1月6日、ブトルス・ハッラーク同省大臣によるイニシアチブのもと女性に対する暴力と戦うキャンペーン「沈黙しないで」を始動させた。

親体制系ウェブサイト「スナック・シリアン」、シリア準国営紙ワタンなどが報じた。

同キャンペーンの始動はダマスカス大学内の講堂で発表された。

情報省はその後Facebook上の公式ページにキャンペーンの詳細を掲載し、家庭内暴力に関する事例報告や保護要求のためのコールセンター直通番号などを提供した。

Snack Syrian.com, January 6, 2022、al-Watan (Damascus), January 6, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合は3日連続でダイル・ザウル県内の「イランの民兵」の拠点を攻撃(2022年1月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)が早朝、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のティブニー町近郊の砂漠地帯(ムサッラブ砂漠)上空に飛来し、「イランの民兵」の拠点1カ所を攻撃した。

バラディー・ニュース(1月6日付)によると、狙われたのはイラク人民動員隊に所属するヌジャバー運動傘下のアッラー・アクバル大隊の拠点。

一方、ユーフラテス・ポスト(1月6日付)は、米主導の有志連合がCONOCOガス田に違法に設置されている基地からユーフラテス川西岸の「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して砲撃を行ったと伝えた。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、Baladi News, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、The Euphrates Post, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍がダイル・ザウル県、ヒムス県、ラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して35回の爆撃を実施(2022年1月6日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍がラッカ県ラサーファ砂漠、ダイル・ザウル県、ヒムス県、ラッカ県の県境の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して35回の爆撃を実施した。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍はハサカ県タッル・タムル町一帯への砲撃を続け、変電所送電線の復旧作業チームの作業を妨害(2022年1月6日)

ハサカ県では、ANHA(1月6日付)、SANA(1月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村一帯を砲撃した。

砲撃は、ハサカ県の電力公社の復旧作業チームがロシア軍の護衛を受けて、タッル・タムル町の変電施設の送電線の修復を行おうとしていたのを狙うかたちで行われ、修復作業は中断を余儀なくされた。

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ラッカ県では、ANHA(1月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

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駐シリア・イラン大使館がイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のソレイマーニー司令官の追悼指揮を開催、シャアバーン大統領府特別顧問が出席(2022年1月6日)

駐シリア・イラン大使館がイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官の暗殺(2020年1月3日)の命日に合わせて追悼式を開催し、ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問が出席し、追悼の言葉を述べた。


SANA(1月6日付)が伝えた。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

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シュマイティーヤ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年1月6日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月6日付)によると、1月4日にシュマイティーヤ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

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情報省とシリア家族人口問題委員会は家庭内暴力や女性に対する暴力の根絶に向けた啓発キャンペーン「黙らないで」を開始(2022年1月6日)

情報省とシリア家族人口問題委員会は、家庭内暴力や女性に対する暴力の根絶に向けた啓発キャンペーン「黙らないで」を開始し、ダマスカス大学(ダマスカス県)のリダー・サイード講堂で、対話集会を開催した。

集会では、シリア家族人口問題委員会のサマル・スィバーイー委員長、内務省や法務省の専門家らが講演を行った。


SANA(1月6日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/scfa.gov.sy/posts/252730390315557

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

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トルコは緊張緩和委地帯で4件の停戦違反を確認する一方、ロシアは違反を確認せず(2022年1月6日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3131112493798152

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、西ムライハ村で住民3人が正体不明の武装集団の襲撃を受け、1人が死亡、2人が重傷を負った。

シリア人権監視団によると、その後、重傷を負っていた2人のうち1人が死亡した。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022、January 7, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で25人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で5人(2022年1月6日)

保健省は政府支配地域で新たに25人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者120人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月6日現在のシリア国内での感染者数は計50,442人、うち死亡したのは2,918人、回復したのは33,240人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/225314833109834

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月6日に新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、54人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡3人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡2人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計93,004人、うち死亡したのは2,336人、回復したのは68,044人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1747709358767281

AFP, January 6, 2022、ACU, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民319人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は739,005人に(2022年1月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月5日に難民319人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民315人(うち女性95人、子供160人)、ヨルダンから帰国したのは4人(うち女性1人、子供2人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は739,005人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者341,870人(うち女性102,738人、子ども174,062人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,135人(うち女性119,189人、子ども202,544人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は968,285人(うち女性290,585人、子供493,528人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,657人(うち女性41,389人、子供34,074人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,253人(うち女性423,948人、子供677,840人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3131104750465593

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 6, 2022をもとに作成。

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