シャーム解放機構のジャウラーニー指導者は寒波で被害を受けたIDPsを支援するため100万ドルを集めるための募金キャンペーンを開始(2022年1月31日)

イドリブ県では、反体制系サイトのイナブ・バラディー(1月31日付)、イドリブ県ラジオ(1月31日付)などによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者が、県北部の国内避難民(IDPs)キャンプを視察した。

ジャウラーニー指導者が視察したのは、ダイル・ハッサーン村近郊とサルマダー市近郊のキャンプ。

https://www.facebook.com/radio.province.of.idlib/posts/119623083933332

シャーム・ネットワーク(2月1日付)やシュアーア・ニュース(2月1日付)は、ジャウラーニー指導者が黒いカジュアル・ウェアーに身を包んで登場し、覆面姿の治安要員に守られながら避難民らと言葉を交わし、同行したカメラマンらがその様子を撮影したなどと批判的に報じた。

https://www.facebook.com/ShaamNetwork.Arabic/posts/5059145860802614

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また、イドリブ県中部、ラタキア県北東部、アレッポ県西部、ハマー県北西部の反体制派支配地の自治を執り行う「解放区自治局」は2月1日に声明を出し、1月31日晩にイドリブ県北部(正確な場所は不明)で緊急会合を開き、寒波によって被害を受けた住民への支援策について意見を交わしたと発表した。

https://www.facebook.com/sarmada2021/posts/426387585893038

緊急会合には、シャーム解放機構のジャウラーニー指導者、同機構が自治を委託するシリア救国内閣のアリー・カッダ首班、立法機関のシューラー総評議会のムスタファー・ムーサー議長が出席した。

ジャウラーニー指導者、カッダ首班、ムーサー議長は会合後に記者会見を行い、IDPs支援策の内容について明らかにした。

シャウラーニー指導者は以下の通り述べた。

「あなた方の暖は我々の義務だ」と銘打ったキャンペーンを開始し、100万ドルを集めて、救国内閣の開発人道問題省の関係部局を通じて5万世帯に届ける。
我々は自らの住民を支援し、彼らのニーズに対応し、災害から彼らを救わねばならない。
寒波によって被害を受けた世帯のために暖房を確保したい。
解放区は今日、熟慮された計画に沿って組織され、歩み始めている。
開発や建設事業の影響が解放区において目に見えるようになっている。
さまざまな問題、災害に対する緊急対応策を講じるために取り組んでいる。
この計画は尊厳のある生活をもたらすのに資するもので、尊厳のある暮らしに機会を与える。
その最たるものが、テントを人間の尊厳にふさわしい家に置き換えるためのプロジェクトを立ち上げ、住民が支援に頼らずに苦難を解決できるようにしたい。

カッダ首班は以下の通り述べた。

シリア救国内閣は、被害を受けた住民に火急に対応するため、関係部局とともに可能なあらゆる努力を行い、これによって「テントなき祖国」と銘打った次なる段階に着手したい。

ムーサー議長は以下の通り述べた。

解放区が困難な状況に置かれ、人道分野で活動する地元の組織が充分対応できないことを踏まえ、5万世帯以上に暖房物資を割り当てる。

https://www.facebook.com/watch/?v=511197387036766

https://www.youtube.com/watch?v=o0G30McWSRg

https://www.facebook.com/shurasyria/posts/6978144748894408

これに関して、イナブ・バラディー(2月1日付)は、ジャウラーニー指導者の言動はフェイスブックなどで厳しい批判に晒されていると伝えた。

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一方、シリア人権監視団、シュアーア・ニュース(2月1日付)などは、反体制活動家らはSNS等を通じて、生後7日の女児ファーティマ・ムハンマド・イード・マフムードちゃんが県北部のハルブヌーシュ村のIDPsキャンプで、生後2カ月のアーミナ・ムハンマド・サラーマちゃんがシャイフ・バドル村のキャンプで凍死したとの情報を拡散した。

このほかにも、複数の乳幼児が寒さや呼吸器疾患で死亡したとの情報が拡散されている。

呼吸器疾患は、薪に適さない材料を燃やしたことで発生する有害な煙を吸ったことが原因だという。

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、‘Inab Baladi, January 31, 2022、February 1, 2022、Radiyu Muhafaza Idlib, January 31, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、Sham Network, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022、Shu’a’ News, February 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国務省のネッド・プライス報道官はオマーンのブーサイーディー外務大臣のシリア訪問に関して「今は正常化を行う時ではない」と述べる(2022年1月31日)

米国務省のネッド・プライス報道官は記者会見で、オマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣がシリアを訪問したことに関して、「今は正常化を行う時ではない」と述べた。

記者からの質問に対してプライス報道官は以下の通り述べた。

そのことに関して特に何もない。ご存知かと思う…、我々の…アサド体制、そしてこの体制が自国民に対して行ってきた残忍行為に対する(姿勢については)。我々は今は正常化を行う時ではないと考えている。今は体制の残虐行為の責任を追及し続けるときだ。

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がアレッポ県、ハマー県、ラッカ県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯で、ダーイシュに対して8回の爆撃を実施(2022年1月31日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県境に位置する砂漠地帯、ダイル・ザウル県とラッカ県の県境に位置する砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して8回の爆撃を実施した。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍の砲撃で避難した住民53世帯がギレ・スピ・キャンプに収容される(2022年1月31日)

ラッカ県では、ANHA(1月31日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊の農村地帯に対するトルコ軍とシリア国民軍の砲撃によって避難を余儀なくされた住民53世帯が、同市近郊に設置されているギレ・スピ(タッル・アブヤド)キャンプに収容された。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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PYDに近いシリア・ムスタクバル党の「緑のイドリブ評議会」がラッカ市で第2回年次大会を開催(2022年1月31日)

ラッカ県では、民主統一党(PYD)に近いシリア・ムスタクバル党の「緑のイドリブ評議会」が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市で第2回年次大会を開催した。



大会は「民主主義シリアは多元的、分権的、我々の自治、アイデンティティ、部隊は我々の誇り」と銘打って開かれ、党の活動方針などについて意見を交わした。

ANHA(1月31日付)が伝えた。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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オマーンのブーサイーディー外務大臣がシリアを公式訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談(2022年1月31日)

オマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣がシリアを公式訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。
https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/306179064881747



SANA(1月31日付)によると、会談では、両国関係、二国間協力の状況について協議され、さまざまな分野で関係強化に向けた取り組みを行うことの重要性が確認された。

また、アラブ情勢、中東情勢、両国共通の関心時についても意見が交わされ、アサド大統領は、各国の相互理解、ヴィジョンの刷り合わせを行う必要を指摘、オマーンのバランスの採れた政策、シリアへの姿勢、シリア国民による「テロとの戦い」への支援を高く評価した。

アサド大統領はまた、「我々アラブ人に欠けているのは、政治関係を体系化するための基礎を構築し、諸国民の利益に基づいた合理的な対話を行おうとする取り組みである」としたうえで、「現実の変化、アラブ社会の変化への取り組みは、我々の利益や国際社会における我々の立場をもとに、政治的アプローチや思考を変化させることだ」と述べた。

これに対して、ブーサイーディー外務大臣は、ハイサム・ビン・ターリク国王の挨拶を伝え、アラブ世界における「礎石」であるシリアの政策や姿勢を強く支持すると述べた。

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ブーサイード外務大臣はまた、外務在外居住者省でファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3188286638125108

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍とアサーイシュはハサカ市内外でダーイシュ・メンバーの追跡・掃討を続ける(2022年1月31日)

ハサカ県では、SANA(1月31日付)によると、ハサカ市内の北・東シリア自治局支配地(グワイラーン地区、アズィーズィーヤ地区、ズフール地区)で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルによるグワイラーン刑務所(グワイラーン地区工業高校)の襲撃・脱走事件の逃走犯を追跡するとして民家複数棟を破壊、住民多数を拉致、連行した。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)がタッル・タムル町南のアブドゥルアズィーズ山一帯で、ダーイシュに対する追跡・掃討作戦を実施し、ダーイシュ・メンバーと思われる170人あまりを拘束した。

シリア民主軍総司令部のナウルーズ・アフマド氏は、アサーイシュのスィヤーマンド・ワラート総司令官、シリア民主軍総司令部のマフムード・バルハダーン氏と記者会見を開き、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルによるグワイラーン刑務所(ハサカ県グワイラーン地区工業高校)の襲撃・脱獄事件の詳細について改めて説明した。

会見によると、ダーイシュのスリーパーセルによる刑務所襲撃により、刑務所職員や守衛77人が殺害された。

またダーイシュとの戦闘でシリア民主軍とアサーイシュの兵士・隊員40人が死亡、民間人4人が巻き添えとなって死亡した。

一方、シリア民主軍とアサーイシュによる掃討作戦(「人民の金槌」作戦)ではダーイシュ・メンバー374人を殲滅した。

ANHA(1月31日付)が伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、1月20日以降の死者数は373人。

内訳は、ダーイシュのメンバー268人、シリア民主軍、アサーイシュ、守衛98人、住民7人。

このなかには、1月30日に新たに遺体で発見された刑務所職員ら100人あまりはこの数には含まれてない。

北・東シリア自治局の内務委員会(内務省に掃討)は布告第2号を発出し、グワイラーン刑務所の襲撃・脱獄事件に伴う治安の混乱に対処するためにハサカ市およびその周辺地域に発出していた外出禁止令を解除する一方、2月1日から午後6時から翌6時までの時間帯の外出を禁止すると新たに発表した。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1779701275553135

このほか、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米主導の有志連合の貨物車輌など約40輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

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ラッカ県では、ANHA(1月31日付)によると、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市東の農村や仮設の国内避難民(IDPs)キャンプでダーイシュ(イスラーム国)のメンバー27人を逮捕した。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍がレバノン領空を侵犯し、首都ダマスカス一帯の複数カ所に向けてミサイル複数発を発射(2022年1月31日)

SANA(1月31日付)は、シリア軍筋の話として、午前3時05分、イスラエル軍がレバノン領空を侵犯し、首都ベイルート東のリヤーク市(ベカーア県)上空から首都ダマスカス一帯の複数カ所に向けてミサイル複数発を発射し、シリア軍防空部隊がこれを迎撃、ミサイルの一部を撃破したと伝えた。

このミサイル攻撃で若干の物的被害が出たという。

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シリア人権監視団によると、攻撃はダマスカス郊外県クタイファ市一帯に設置されているレバノンのヒズブッラーの拠点や武器弾薬庫複数カ所を狙ったもので、少なくとも5回の爆発が発生した。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県マスカナ市に和解センターが新たに設置され、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始まる(2022年1月31日)

アレッポ県では、SANA(1月31日付)によると、マスカナ市に和解センターが新たに設置され、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始められた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月31日付)によると、1月29日にザーキヤ町に設置された和解センターで、前日に続いて指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが行われた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月31日付)によると、1月19日にダイル・ザウル市スポーツ・サロンで開設された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

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ラッカ県では、SANA(1月31日付)によると、1月12日にサブハ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア国防省は緊張緩和地帯で1件の停戦違反が発表したと発表、トルコ側発表によると6件(2022年1月31日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3149034108672657

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で61人、北・東シリア自治局支配地域で27人(2022年1月31日)

保健省は政府支配地域で新たに61人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者315人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月31日現在のシリア国内での感染者数は計51,402人、うち死亡したのは2,989人、回復したのは38,618人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/240249921616325

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに27人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、1月31日現在のシリア国内での感染者数は計37,478人、うち死亡したのは1,525人、回復したのは2,525人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性11人、女性16人。

また地域の内訳は、ハサカ県のカーミシュリー市18人、マーリキーヤ(ダイリーク)市9人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1779687392221190

AFP, January 31, 2022、ACU, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民273人と国内避難民(IDPs)10人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は747,056人、2019年以降帰還したIDPsは105,833人に(2022年1月31日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月30日に難民273人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民261人(うち女性78人、子供133人)、ヨルダンから帰国したのは12人(うち女性4人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は747,056人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者349,630人(うち女性105,070人、子ども178,016人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,426人(うち女性119,280人、子ども202,698人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は976,336人(うち女性293,008人、子供497,636人)となった。

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一方、国内避難民10人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは10人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は10人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,833人(うち女性41,468人、子供34,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,429人(うち女性424,027人、子供677,872人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3149032765339458

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 31, 2022をもとに作成。

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