リビア元高官がリフアト・アサド氏がシリア出国を受諾する代わりに2億ドルもの資金を同氏に支払う契約を結んでいたことが判明(2022年1月12日)

リビア・カッザーフィー政権で1972年から77年まで首相を務め、同政権のナンバー2と目されたアブドゥッサラーム・ジャッルード氏が著書のなかで、リビアがリフアト・アサド元シリア副大統領をソ連経由で欧州に脱出させるために同氏に2億ドルもの金額を支払ったことを明らかにした。

ウェブサイト「スナック・シリアン」、「アラビー・ジャディード」、「シリアTV」などが報じた。

ジャッルード氏は著書「激闘――アブドゥッサラーム・ジャッルードの覚書――」のなかで、1980年代に生じた「ダマスカスの危機」(ハーフィズ・アサド元大統領と弟のリフアト氏の不仲に起因する国家分裂の危機)に際しダマスカスを訪れ、リフアト氏と親交を深めていたことを初めて明かした。

ジャッルード氏は両者の関係が悪化するなか、もともと知己であったハーフィズ元大統領から、リフアト氏をシリアから追い出すための「助力」を求められた。

その後ジャッルード氏はリフアト氏に2億ドルを支払う代わりにシリアからの出国を認める取引を持ち掛け、それは承諾されたという。

ジャッルード氏は著書のなかで自身の行動が「シリアにおける困難かつ複雑な愛国的責務」であったと自賛した。

Snack Syrian.com, January 12, 2022、al-A‘rabi al-Jadid, January 12, 2022、Syria.tv, January 12, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配地からの難民流入増を受けてイラク・クルディスタン自治政府は国境警備強化を決定(2022年1月12日)

ルダウ(1月12日付)は、イラク・クルディスタン自治政府が実効支配するサヒーラー村(ニーナワー県)の治安筋の話として、北・東シリア自治局の支配下にあるシリア北東部から難民の流入増加を受けて、イラク・クルディスタン自治政府が国境警備態勢を強化し、難民流入を阻止していると伝えた。

同治安筋によると、シリア北東部からのイラク領内に流入した難民は過去2週間だけで1,534人に達している。

AFP, January 16, 2022、ANHA, January 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2022、Reuters, January 16, 2022、Rudaw, January 12, 2022、SANA, January 16, 2022、SOHR, January 16, 2022などをもとに作成。

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国家計画国際協力委員会のハリール議長と冯駐シリア中国大使が一帯一路構想にかかるMoUに署名、シリアが同構想に参加(2022年1月12日)

国家計画国際協力委員会のハーディー・ハリール議長は、冯飚(Feng Biao)駐シリア中国大使と、首都ダマスカスにある委員会本舎で、一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海洋シルクロード)構想にかかる了解覚書(MoU)に署名し、同構想に参加した。

SANA(1月12日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/PiccDamascus/posts/225428899780868

AFP, January 12, 2022、ANHA, January 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2022、Reuters, January 12, 2022、SANA, January 12, 2022、SOHR, January 12, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領はガーゼム道路都市建設大臣を代表とするイラン使節団と会談(2022年1月12日)

アサド大統領は、シリア・イラン合同経済閣僚委員会のイラン側の議長を務めるロストム・ガーゼム道路都市建設大臣を代表とするイラン使節団と首都ダマスカスで会談した。

SANA(1月12日付)によると、会談では、二国間関係、とりわけ経済関係のありようについて意見を交わし、アサド大統領は、両国共通の戦略的利益を実現し、両国労働部門を結びつけるための新規プロジェクトを立ち上げることが重要だと述べた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/294487336050920

イラン使節団はまた、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と個別に会談した。

http://www.sana.sy/wp-content/uploads/2022/01/1-82.jpg

AFP, January 12, 2022、ANHA, January 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2022、Reuters, January 12, 2022、SANA, January 12, 2022、SOHR, January 12, 2022などをもとに作成。

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フール・キャンプで赤十字国際の車輌がダーイシュと思われるグループの襲撃を受け、エチオピア人医師が負傷(2022年1月12日)

ハサカ県では、ANHA(1月12日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、赤十字国際委員会の救急車輌が、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルと思われるグループの襲撃を受け、乗っていた医師1人が負傷した。

負傷したのはエチオピア人医師。

事件を受け、赤十字国際委員会の救急車輌を撤収させた。

AFP, January 12, 2022、ANHA, January 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2022、Reuters, January 12, 2022、SANA, January 12, 2022、SOHR, January 12, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県ファーティサ村の民家を爆撃(2022年1月12日)

ラッカ県では、ANHA(1月12日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、M4高速道路のナヒール休憩所を砲撃した。

トルコ軍はまた、無人航空機(ドローン)でファーティサ村の民家1棟を爆撃した。

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ハサカ県では、ANHA(1月12日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町とアブー・ラースィーン(ザルカーン)町の間に位置するウンム・カイフ村を砲撃した。

AFP, January 12, 2022、ANHA, January 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2022、Reuters, January 12, 2022、SANA, January 12, 2022、SOHR, January 12, 2022などをもとに作成。

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ラッカ県サフバ町で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始まる(2022年1月12日)

ラッカ県では、SANA(1月12日付)によると、サフバ町に新設されていた和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが開始された。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月12日付)によると、1月4日にシュマイティーヤ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, January 12, 2022、ANHA, January 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2022、Reuters, January 12, 2022、SANA, January 12, 2022、SOHR, January 12, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍がヒムス県砂漠地帯でダーイシュに対して24回の爆撃を行う一方、ダーイシュはダイル・ザウル県でシリア軍兵士3人を殺害(2022年1月12日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がタドムル市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して24回の爆撃を実施した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるキシュマ村近郊でシリア軍部隊を襲撃し、兵士5人を殺害、14人を負傷させた。

AFP, January 12, 2022、ANHA, January 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2022、Reuters, January 12, 2022、SANA, January 12, 2022、SOHR, January 12, 2022、January 14, 2022などをもとに作成。

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米軍が違法に駐留するダイル・ザウル県ウマル油田近くでシリア民主軍メディア部門責任者が何者かによって銃で撃たれて死亡、シリア人権監視団はこれを否定(2022年1月12日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月12日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍が違法に駐留するウマル油田近くで、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のメディア部門責任者が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

これに関して、シリア人権監視団は、メディア部門責任者の殺害は確認されてないと発表した。

SANAによると、ハジーン市でも、シリア民主軍の兵士の遺体が路上に放置されているのが発見された。

AFP, January 12, 2022、ANHA, January 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2022、Reuters, January 12, 2022、SANA, January 12, 2022、SOHR, January 12, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、ハマー県、アレッポ県で砲撃戦(2022年1月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はカフルバッティーフ村近郊で掘削作業を行っていたシリア軍の重機を攻撃した。

また、シリア軍が数日前にカンスフラ村に対して行った砲撃で重体だった女児1人が死亡した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるタフタナーズ航空基地に駐留するトルコ軍部隊の兵士が銃の誤射によって負傷し、トルコ本国に救急搬送された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がアウラム・クブラー町一帯に展開するシリア軍に対して砲撃を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市で、シリア軍のパトロール部隊が、車で自宅に帰宅した若者と撃ち合いとなり、若者を殺害した。

この若者はシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーだったという。

また、タファス市近郊の農地で、正体不明の武装集団がダルアー市クスール地区在住の住民1人を銃で撃ち殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反3件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3135480466694688

AFP, January 12, 2022、ANHA, January 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 12, 2022、Reuters, January 12, 2022、SANA, January 12, 2022、SOHR, January 12, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で28人、北・東シリア自治局支配地域で11人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で0人(2022年1月12日)

保健省は政府支配地域で新たに28人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者118人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月12日現在のシリア国内での感染者数は計50,580人、うち死亡したのは2,936人、回復したのは33,956人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/228893432751974

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに11人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、1月12日現在のシリア国内での感染者数は計37,277人、うち死亡したのは1,514人、回復したのは2,516人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性6人、女性5人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市1人、カーミシュリー市6人、マーリキーヤ(ダイリーク)市1人、ラッカ県のタブカ市3人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1766421266881136

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月12日に新型コロナウイルスの新規感染者が確認されなかった一方、255人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計93,014人、うち死亡したのは2,349人、回復したのは69,046人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1751742285030655

AFP, January 12, 2022、ACU, January 12, 2022、ANHA, January 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2022、Reuters, January 12, 2022、SANA, January 12, 2022、SOHR, January 12, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民324人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は740,891人に(2022年1月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月11日に難民324人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民319人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは5人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は740,891人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者343,696人(うち女性103,287人、子ども174,993人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,195人(うち女性119,208人、子ども202,577人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は970,171人(うち女性291,153人、子供494,492人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,659人(うち女性41,390人、子供34,075人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,255人(うち女性423,949人、子供677,841人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3135477530028315

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 12, 2022をもとに作成。

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