イスラエル軍の空爆を阻止するため、ロシア軍憲兵隊がラタキア港内でシリア軍部隊と合同パトロールを実施(2022年1月18日)

ラタキア県では、RusVesna(1月18日付)などによると、ロシア軍憲兵隊がラタキア港内でシリア軍部隊と合同パトロールを実施した。

パトロール実施は今回が初めて。

同港は、12月7日と28日にイスラエル軍のミサイル攻撃を受けていたが、パトロールはこれを阻止する狙いがあると見られる。





AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、RusVesna, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町近郊の小カブル村入口に設置されているシリア軍検問所が米軍の装甲車5輌の進行を阻止(2022年1月18日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊の小カブル村の入口に設置されているシリア軍検問所が、村を通過しようとした米軍の装甲車5輌からなる車列の進行を阻止し、これを退却させた。

AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県での空挺作戦でダーイシュ・メンバー1人を殺害、ハサカ県で1人を逮捕(2022年1月18日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県のハワーイジュ村近郊で米主導の有志連合の支援を受けて空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーで、2021年11月のグワイラーン刑務所(ハサカ県ハサカ市)襲撃計画に参加した男性1人を殺害し、アジトで大量の武器弾薬を発見、押収したと発表した。


また、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県シャッダーディー市郊外のアルーワ村近郊でもダーイシュのメンバー1人を逮捕したと発表した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/posts/1812150322310961

シリア人権監視団によると、逮捕されたのはダーイシュの司令官だという。

AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がヒムス県とラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2022年1月18日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機5機がヒムス県東部の砂漠地帯、ラッカ県マアダーン町一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモに自治局ジャズィーラ地域財務委員会メンバーが参加(2021年1月18日)

ハサカ県では、ANHA(1月18日付)によると、イラク・クルディスタン民主党の部隊によって殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体引き渡しを求めて、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域の殉教者遺族機構がスィーマルカー国境通行所前の広場にテントを設置して続けている座り込みデモに、同自治局ジャズィーラ地域財務委員会メンバーが参加、テント前で抗議行動を行った。

AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県シュマイティーヤ町での大規模社会復帰手続きが終了(2022年1月18日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月18日付)によると、1月4日にシュマイティーヤ町に設置された和解センターで始められた指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが終了した。

SANAの記者によると、6,000人以上が13日間で手続きを済ませた。

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ラッカ県では、SANA(1月18日付)によると、1月12日にサブハ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治自治局の支配下にあるハサカ県ルバイアート村を砲撃(2022年1月18日)

ハサカ県では、SANA(1月18日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治自治局の支配下にあるルバイアート村を砲撃した。

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人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターは声明を出し、トルコの支援を受けるシリア国民軍に近い複数のメディアによって、トルコ占領下のラッカ県ジャラーブルス市がシリア民主軍の砲撃を受けたとの情報が拡散されていることについて、フェイクニュースだとしてこれを否定した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/posts/1812407115618615

AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県ワースィタ村一帯、カフルタアール村、カフル・ヌーラーン村を砲撃(2022年1月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるワースィタ村一帯、カフルタアール村、カフル・ヌーラーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反3件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3139759752933426

AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で36人、北・東シリア自治局支配地域で11人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で5人(2022年1月18日)

保健省は政府支配地域で新たに36人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者210人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月18日現在のシリア国内での感染者数は計50,784人、うち死亡したのは2,953人、回復したのは35,013人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/232581725716478

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに11人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が完治し、??????人が死亡したと発表した。

これにより、1月18日現在のシリア国内での感染者数は計37,300人、うち死亡したのは1,519人、回復したのは2,521人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性7人、女性4人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市2人、カーミシュリー市7人、マーリキーヤ(ダイリーク)市1人、マアバダ(カルキールキー)町1人、ダイル・ザウル県1人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1770687713121158

ANHA(1月18日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月18日に新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、238人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡1人、ハーリム郡1人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡2人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計93,036人、うち死亡したのは2,356人、回復したのは70,350人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1756039857934231

AFP, January 18, 2022、ACU, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民302人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は742,783人に(2022年1月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月17日に難民302人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民296人(うち女性88人、子供151人)、ヨルダンから帰国したのは6人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は742,783人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者345,518人(うち女性103,833人、子ども175,920人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,265人(うち女性119,230人、子ども202,614人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,828,099人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は972,763人(うち女性291,121人、子供495,456人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,685人(うち女性41,397人、子供34,088人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,281人(うち女性423,956人、子供677,854人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3139763332933068

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 18, 2022をもとに作成。

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