ダイル・ザウル県ハジーン市でオートバイに乗ったダーイシュ・メンバーと思われる武装集団がシリア民主軍の兵士に向けて発砲、1人を殺害(2022年1月19日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハジーン市で、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる武装集団が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士に向けて発砲、1人を殺害した。

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がハマー県、ハマー県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2022年1月19日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県東部、ハマー県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

爆撃回数は過去48時間で56回に達しているという。

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県ジスル・シュグール市でシャーム解放機構が自治を委託するシリア救国内閣所轄下の複数の学校のボランティア教員が権利向上を訴えてデモ(2022年1月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるジスル・シュグール市で、シャーム解放機構が自治を委託するシリア救国内閣所轄下の複数の学校のボランティア教員が権利向上を訴えてデモを開始した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県のバイナ村、アキーバ村を砲撃(2022年1月19日)

アレッポ県では、ANHA(1月19日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村、アキーバ村を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市で、シリア国民軍に所属するハムザ師団の戦闘員と憲兵隊が撃ち合いとなり、ハムザ師団の戦闘員1人が負傷した。

撃ち合いは、トルコへの人身売買をめぐる意見の対立がきっかけだったという。

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領はイランのライースィー大統領との首脳会談で両国がシリアが国際テロの脅威を克服するのを支援してきたと評価(2022年1月19日)

イランのエブラーヒーム・ライースィー大統領がロシアを訪問し、首都モスクワでヴラジーミル・プーチン大統領と会談した。

SANA(1月19日付)によると、会談で、プーチン大統領が、ロシアとイランが緊密に国際協力を行い、シリアでの共通の取り組みによって、シリアが国際テロの脅威を克服するのを支援したと述べ、アフガニスタン情勢やイラク核合意へのイランの対応に注目したいと述べた。

また、ロシア・イランの二国間関係については、過去1年間で貿易が38%増加し、さまざまな分野で大規模プロジェクトが実施されていると評価したうえで、イランとユーラシア経済連合の関係強化と自由貿易地域の確立したいとの意向を示した。

これに対して、ライースィー大統領は、ロシアとイランの国際協力の重要性を強調したうえで、西側の脅迫や制裁によってもイランの発展は止まることはなく、イランは制裁解除に向けた取り組みを行っていると述べた。

また、ロシアとの関係発展・拡大を阻止するものはなく、両国関係は短期的、戦術的ではなく、持続的、戦略的なものだと述べた。

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル市スポーツ・サロンで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始まる一方、ラッカ市では「和解プロセス」を拒否するデモが行われ、政治組織4団体が声明発表(2022年1月19日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月19日付)によると、ダイル・ザウル市スポーツ・サロンに新たに和解センターが設置され、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが開始された。

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ラッカ県では、SANA(1月19日付)によると、1月12日にサブハ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

一方、ANHA(1月19日付)によると、北・東シリア自治局の支配地域で活動する政治組織4団体が共同声明を発表し、シリア政府がラッカ県サブハ町とダイル・ザウル県各所で行っている指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続き(いわゆる「和解プロセス」)を拒否すると表明した。

共同声明を発表したのは、シリア・ムスタクバル党、民主統一党(PYD)、クルディスタン友愛党、クルディスタン共和党。

4団体の代表者数十名は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ市のバグダード門前に集まり、クルディスタン共和党政治局のマシュラブ・ダルウィーシュ氏が代表で声明文を読み上げ、「和解プロセス」を機の政治的解決を求めた国連での諸決議に反した人権侵害などと非難し、これを拒否、自由と自治の実現、国際社会による自治商人に向けてまい進すると表明した。

また、ラッカ市のシャンマース広場でも、住民ら数十人が抗議デモを行い、「和解プロセス」拒否を訴えた。

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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ダルアー県のサイダー陸橋(M5高速道路)で、シリア軍の寝台バスの通過に合わせて爆弾が爆発、兵士多数負傷(2022年1月19日)

ダルアー県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(1月19日付)によると、首都ダマスカスとダルアー市を結ぶM5高速道路のサイダー陸橋(サイダー町近く)で、シリア軍の寝台バスの通過に合わせて何者かが即席爆弾を爆発させ、兵士多数が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反2件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3140580822851319

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で37人、北・東シリア自治局支配地域で25人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で7人(2022年1月19日)

保健省は政府支配地域で新たに37人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者225人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月19日現在のシリア国内での感染者数は計50,861人、うち死亡したのは2,956人、回復したのは35,238人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/233161712325146

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに25人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が死亡したと発表した。

これにより、1月19日現在のシリア国内での感染者数は計37,325人、うち死亡したのは1,521人、回復したのは2,522人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性12人、女性13人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市6人、カーミシュリー市7人、マーリキーヤ(ダイリーク)市6人、シャッダーディー市2人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、ラッカ県のタブカ市4人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1771468563043073

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月19日に新たに7人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、259人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡1人、ハーリム郡2人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡3人、アフリーン郡0人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計93,043人、うち死亡したのは2,356人、回復したのは70,611人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1757080471163503

AFP, January 19, 2022、ACU, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民350人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は743,133人に(2022年1月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月18日に難民350人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民344人(うち女性103人、子供175人)、ヨルダンから帰国したのは6人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は743,133人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者345,862人(うち女性103,936人、子ども176,095人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,271人(うち女性119,232人、子ども202,617人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,828,099人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は972,413人(うち女性291,826人、子供495,634人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,685人(うち女性41,397人、子供34,088人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,281人(うち女性423,956人、子供677,854人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3140580112851390

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 19, 2022をもとに作成。

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