ダマスカス郊外県キスワ市とザーキヤ町での指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月3日)

ダマスカス郊外県では、SANA(2月3日付)によると、1月29日にキスワ市とザーキヤ町に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

キスワ市議会のアリー・カッドゥール議長によると、手続きを済ませた住民はキスワ市で810人、ザーキヤ町で1,400人に達したという。

**

アレッポ県では、SANA(2月3日付)によると、1月31日にマスカナ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, February 3, 2022、ANHA, February 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2022、Reuters, February 3, 2022、SANA, February 3, 2022、SOHR, February 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して12回の爆撃を実施(2022年2月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して12回の爆撃を実施した。

AFP, February 3, 2022、ANHA, February 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2022、Reuters, February 3, 2022、SANA, February 3, 2022、SOHR, February 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のカフルシャラーヤー村一帯を爆撃(2022年2月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフルシャラーヤー村一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、イシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るハーリム市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、乗っていた武装グループの司令官が負傷した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で住民が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反2件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3151179975124737

AFP, February 3, 2022、ANHA, February 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 3, 2022、Reuters, February 3, 2022、SANA, February 3, 2022、SOHR, February 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で87人(2022年2月3日)

保健省は政府支配地域で新たに87人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者325人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月3日現在のシリア国内での感染者数は計51,656人、うち死亡したのは2,998人、回復したのは39,588人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/242039188104065

AFP, February 3, 2022、ACU, February 3, 2022、ANHA, February 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2022、Reuters, February 3, 2022、SANA, February 3, 2022、SOHR, February 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民286人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は747,928人に(2022年2月3日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月3日に難民286人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民279人(うち女性84人、子供142人)、ヨルダンから帰国したのは7人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は747,928人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者350,469人(うち女性105,322人、子ども178,445人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,459人(うち女性119,290人、子ども202,716人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は977,208人(うち女性293,270人、子供498,083人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,833人(うち女性41,468人、子供34,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,429人(うち女性424,027人、子供677,872人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3151177628458305

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 3, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合がイドリブ県との県境に近いアレッポ県西部で空挺作戦を敢行、外国人戦闘員と激しく交戦か?(2022年2月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ステップ・ニュース(2月2日付)などによると、イドリブ県との県境に近いダイル・バッルート村上空に米主導の有志連合のF16戦闘機複数機とヘリコプター複数機が飛来し、同村西の地域一帯を機銃掃射した。

また、有志連合は同地で空挺作戦を行い、降下した兵士らは、ダイル・バッルート村西の学校近くにある民家にいる女性や子供に退去するよう拡声器で呼び掛け、その後この民家を急襲し、中にいた戦闘員と激しく交戦した。

作戦の目的は不明だが、外国籍の戦闘員を狙った攻撃だと思われる。

 

**

シリア人権監視団によると、この攻撃に先立って、有志連合のヘリコプター複数機が、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市東のハッラーブ・ウシュク村およびジャラビーヤ村の近郊に位置するラファージュ・セメント工場に2回に分けて着陸した。

ラファージュ・セメント工場は、2016年3月に米軍が基地を設置、2019年10月まで駐留していた。

現在は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が駐留、これを管理している。

ヘリコプター複数機は2時間ほど基地に滞在したのち、アイン・アラブ市方面に向かったという。

ヘリコプターが飛来した理由は不明だが、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員をグワイラーン刑務所から別の刑務所に移送するのが目的だとの情報もある。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022、Step News, February 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のアブディー総司令官はトルコ軍による爆撃・砲撃を黙認し続ける米主導の有志連合の姿勢を暗に非難(2022年2月2日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/MazloumAbdi/)を通じて声明を出し、トルコ軍による爆撃・砲撃を黙認し続ける米主導の有志連合の姿勢を暗に非難した。

ツイートの内容は以下の通り。

アイン・ディーワール村とダイリーク市(一帯)に対するトルコの砲撃で市民や兵士が犠牲となり、公共インフラ、さらにはダム、発電所が狙われた。
この攻撃は宣戦布告に相当し、市民を危険に晒し、ダーイシュ(イスラーム国)に対する我々の戦いを弱めるものだ。
テロの脅威が増すなか、有志連合における我々のパートナーは、こうしたトルコの攻撃を阻止する主要な責任を負っている。

https://twitter.com/MazloumAbdi/status/1488936803017056266

https://twitter.com/MazloumAbdi/status/1488936805433020419

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク、シリアへのトルコの砲撃が激しさをますなか、イラク・クルディスタン地域政府のバールザーニー大統領がトルコを訪問しエルドアン大統領と会談(2022年2月2日)

イラク・クルディスタン地域政府のネチルヴァン・バールザーニー大統領がトルコの首都アンカラを訪問し、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談した。

トルコの複数のメディアが伝えた。

この訪問に関して、ANHA(2月2日付)は、バーシュール・クルディスタン(イラク・クルディスタン地域)のシンジャール、マフムールに対する占領国トルコの集中的な爆撃、さらにはシリア北・東部の(ハサカ県の)ダイリーク市郊外、アイン・ディーワール村に対する砲撃と合わせた訪問と伝えつつ、その目的は不明だと伝えた。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍は前日のハサカ県タカル・バカル村近郊の発電所への爆撃をめぐって報復を予告するとともに、有志連合を非難(2022年2月2日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、2月1日のトルコ軍ドローンによるハサカ県タカル・バカル村近郊の発電所への爆撃に関して、シリア民主軍の兵士4人が死亡、住民5人が負傷したと発表した。

声明のなかでシリア民主軍は、米主導の有志連合がトルコ軍の爆撃のために領空を開放したと非難した。

声明の概要は以下の通り:

テロ組織ダーイシュ(イスラーム国)の傭兵どもが、占領国トルコの支援を受けて、ハサカ刑務所(グワイラーン刑務所のこと)への大規模な攻撃を計画したが、我が部隊が、人民の支援と覚醒のもとに、この攻撃を阻止した…。
トルコ占領国の傭兵によって我々の支配地域に混乱を生み出そうとするため、刑務所への攻撃と並行して、(ハサカ県の)タッル・タムル町、(ラッカ県の)アイン・イーサー市一帯などを砲撃したが、我が部隊がこれもまた失敗に追い込んだ…。
だが、その後、有志連合は2月1日の午後10時、占領国トルコの前に領空を開放した。占領国トルコは複数の航空機で爆撃を行い、タカル・バカル村近郊にある発電所を狙い、これを破壊、発電所防衛の任にあたっていた我が部隊の戦闘員4人が死亡、発電所に勤務していた民間人5人が負傷した。
占領国トルコの攻撃は、有志連合が承知しないかたちでは行われ得ないことは明白だ。結局のところ、我が市民、村々、施設、そしてそこで働く人々が砲撃される間も、有志連合は沈黙し、攻撃に正当性を与えている。
我らシリア民主軍は、こうした攻撃に手をこまねくことも、沈黙することもない。こうした卑劣な攻撃を行う占領国家に対して制裁を加える。

ANHA(2月2日付)が伝えた。

なお声明は、バーブ市への砲撃後に発表された。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のバーブ市への砲撃で住民多数死傷、シリア民主軍は関与を否定するも、トルコ軍が爆撃・砲撃で激しく報復(2022年2月2日)

アレッポ県では、ANHA(2月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーキーヤ村、ウンム・クラー町、シャフバー・ダムを砲撃した。

また、トルコの占領下にあるバーブ市が砲撃を受け、6人が死亡、15人以上が死亡した。

これに関して、ANHA(2月2日付)は複数の地元筋の話として、シリア軍が同市を砲撃したと伝えた。

また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、バーブ市への砲撃への関与を否定し、シリア民主軍に対する「濡れ衣はシリア人どうしを戦わせようとしてさまざまな事件を捏造し、犯罪を犯してきたトルコの諜報機関やその手先の悪事の一環」と非難した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/posts/1822815177911142

一方、SANA(2月2日付)は、トルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍との砲撃戦により、トルコの占領下にあるバーブ市の住宅街にロケット弾や砲弾多数が着弾し、住民10人が死亡、32人あまりが負傷したと伝えた。

バーブ市への砲撃に対して、トルコ軍はシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村)に設置している基地からマンビジュ市近郊のヤーランリー村、サイヤーダ村に対して砲撃を行った。

また、タッル・リフアト市一帯、同市近郊のニーラービーヤ村、シャイフ・イーサー村、スムーカ村、シャフバー・ダムに対しても再び砲撃を加えた。

シリア人権監視団によると、この砲撃でシリア軍兵士3人が死亡した。

**

ハサカ県では、ANHA(2月2日付)によると、バーブ市への砲撃を受けるかたちで、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市に近いアイン・ディーワール村を砲撃した。

この砲撃で、住民1人が負傷した。

トルコ軍はさらにシリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、近郊のアサディーヤ村、ハドラーウィー村、タッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村、タッル・タムル町、タウィーラ村、クーザリーヤ村、M4高速道路沿線、タッル・シャンナーン村を砲撃した。

この砲撃により、アブー・ラースィーン町で女性1人が負傷したほか、ウンム・カイフ村でもシリア軍兵士1人が負傷した。


**

ラッカ県では、ANHA(2月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市一帯(穀物サイロなど)、同市近郊のアリーダ村、ズィヌービヤー村、アフダクー村、フーシャーン村、M4高速道路沿線を砲撃した。

トルコ軍はまた無人航空機(ドローン)1機でアイン・イーサー市近郊のカスル・ムーザー村を爆撃した。

**

トルコ国防省はツイッターのアカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)などを通じて声明を出し、一連の砲撃戦でトルコ軍兵士1人が死亡したことを認めた。

兵士の死亡場所は不明。

https://twitter.com/tcsavunma/status/1488940424291041281

**

なお、シリア北部へのトルコ軍の一連の砲撃に先立って、トルコ軍は2月1日晩にイラクのニナーワー県にあるマフムール難民キャンプ(殉教者ルストゥム・ジャウディー・キャンプ)を爆撃し、民主統一党(PYD)に近い文民防衛部隊(Hêzên Parastina Civakî、HPC、ジャウハリー防衛部隊)の総司令部の発表によると、2人が死亡、数十人が負傷した。

https://www.youtube.com/watch?v=l7hXC68s5Mw&t=124s

アラビー・ジャディード(2021年8月22日付)によると、トルコ政府はイラク連邦政府に対して、1990年代にトルコから逃れた難民数千世帯が暮らすマフムール・キャンプ内でのクルディスタン労働者党(PKK)の活動を規制するよう迫ってきた。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、Arabi Jadid, August 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、Roj News, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022、February 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県、ダマスカス郊外県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月2日)

ダイル・ザウル県では、SANA(2月2日付)によると、1月19日にダイル・ザウル市スポーツ・サロンで開設された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

**

ラッカ県では、SANA(2月2日付)によると、1月12日にサブハ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

**

アレッポ県では、SANA(2月2日付)によると、1月31日にマスカナ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(2月2日付)によると、1月29日にザーキヤ町に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍とアサーイシュはハサカ県グワイラーン地区でダーイシュ・メンバー2人を殺害(2022年2月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)で、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの追跡・掃討活動を続ける内務治安部隊(アサーイシュ)が地区内に潜伏していたダーイシュ・メンバー2人を殺害した。

アサーイシュはまた、グワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件に関与したと観られる刑務所職員、守衛ら多数を逮捕した。

一方、シリア国民軍の広報センターは声明を出し、ハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所とダイル・ザウル県でのダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに対する追跡・掃討作戦中に、兵士5人が死亡したと発表した。

ANHA(2月2日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、グワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件での死者は450人。

内訳はダーイシュ・メンバー307人、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛136人、民間人7人(うちダーイシュの協力者3人)。

**

ラッカ県では、SANA(2月2日付)によると、シリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある県北部のタルワーズィーヤ村の民家を急襲し、女性2人を拉致、連行した。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県、ハマー県、ラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して39回の爆撃を実施(2022年2月2日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機7機がダイル・ザウル県ビシュリー山とティブニー町近郊の砂漠地帯、ハマー県イスリヤー村一帯の砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して39回の爆撃を実施した。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国内通商消費者保護省は支援(生活補助)を受けることができなくなっている市民に対して事業登録局に問い合わせるよう呼びかける(2022年2月2日)

国内通商消費者保護省は声明を出し、事業を行っていないにもかかわらず、事業登録簿に氏名が記載されているため、支援(生活補助)を受けることができなくなっている市民に対して、事業登録局に問い合わせ、支援を受けるよう呼び掛けた。

SANA(2月3日付)が伝えた。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構総合治安機関がイドリブ市内で大規模な治安作戦を実施し、外国人戦闘員20人以上を拘束(2022年2月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ市内で大規模な治安作戦を実施し、外国人戦闘員20人以上を拘束した。

拘束された外国人は、新興のアル=カーイダ系組織であるシャーム・イスラーム運動、フッラース・ディーン機構のメンバー。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配地に隣接するシャーム解放機構支配下のシャイフ・スライマーン村で反体制武装集団の軍用車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員1人が死亡、4人が負傷した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フラーク市でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3150460518530016

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で86人、北・東シリア自治局支配地域で47人(2022年2月2日)

保健省は政府支配地域で新たに86人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者325人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月2日現在のシリア国内での感染者数は計51,569人、うち死亡したのは2,995人、回復したのは39,263人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/241427278165256

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに47人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、2月2日現在のシリア国内での感染者数は計37,525人、うち死亡したのは1,525人、回復したのは2,525人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性21人、女性26人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市8人、カーミシュリー市21人、マーリキーヤ(ダイリーク)市12人、アームーダー市6人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1781083518748244

AFP, February 2, 2022、ACU, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民286人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は747,642人に(2022年2月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月1日に難民286人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民277人(うち女性83人、子供142人)、ヨルダンから帰国したのは9人(うち女性3人、子供5人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は747,642人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者350,190人(うち女性105,238人、子ども178,303人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,452人(うち女性119,288人、子ども202,712人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は976,922人(うち女性293,184人、子供497,937人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,833人(うち女性41,468人、子供34,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,429人(うち女性424,027人、子供677,872人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3150459785196756

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 2, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がドローンでハサカ県タカル・バカル村近郊の発電所を爆撃、シリア民主軍兵士2人負傷(2022年2月1日)

ハサカ県では、ANHA(2月1日付)によると、トルコ軍は午後10時頃、戦闘機でシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のタカル・バカル村近郊を爆撃した。

爆撃は村にある発電所(第4発電所)を狙ったもの。

発電所には2発の砲弾が直撃、1発が爆発し発電所を破壊した。

もう1発は不発弾だった。

シリア人権監視団によると、爆撃は無人航空機(ドローン)によるもので、カラ・ジューフ山近くの第4発電所と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点の2カ所が狙われ、シリア民主軍の兵士2人が負傷した。

第4発電所は、スィーマルカー国境通行所に至る街道の沿線、タカル・バカル村とブルージュ村の間に位置する。

**

アレッポ県では、ANHA(2月1日付)によると、トルコ軍戦車3輌が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、アルカミーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、シャイフ・イーサー村、スムーキーヤ村、ハルバル村、シャフバー・ダムに対しても砲撃を行った。

シリア人権監視団によると、トルコ軍の砲撃は、シリア民主軍がシリア国民軍に所属するムウタスィム旅団の軍用車を地対地ミサイルで攻撃したことへの対抗措置だという。

**

ラッカ県では、ANHA(2月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュがダイル・ザウル県ムサッラブ村近郊の砂漠地帯でパレスチナ人民兵組織のクドス旅団の部隊を襲撃し、3人死亡(2022年2月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるムサッラブ村近郊の砂漠地帯でパレスチナ人民兵組織のクドス旅団の部隊を襲撃し、3人が死亡、1人が負傷した。

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

内務省は支援(生活補助)を受けることができなくなっている市民に対して、入国管理局に問い合わせるよう呼び掛ける(2022年2月1日)

内務省は声明を出し、国外から帰国して1年以上が経過したことを示す記録が存在するために、支援(生活補助)を受けることができなくなっている市民に対して、入国管理局、あるいは各県の入国管理局支部に問い合わせるよう呼び掛けた。

問い合わせ時には、国内に在住していることを証明するため、IDカードとパスポートの提示が必要となる。
SANA(2月1日付)が伝えた。

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ザーキヤ町、サブハ町で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月1日)

ダマスカス郊外県では、SANA(2月1日付)によると、1月29日にザーキヤ町に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

**

ラッカ県では、SANA(2月1日付)によると、1月12日にサブハ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。
http://www.sana.sy/wp-content/uploads/2022/02/4-2-660×330.jpg

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍特殊部隊はイドリブ県で開始した軍事教練に参加したシリア人戦闘員約900人にトルコ領内に移動する準備を行うよう通達(2022年2月1日)

シリア人権監視団によると、トルコ軍特殊部隊は1月17日にシリア領内で開始した軍事教練に参加したシリア人戦闘員約900人に対してトルコ領内に移動する準備を行うよう通達した。

トルコ領内で教練を続けるのが目的だという。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3149756708600397

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で81人(2022年2月1日)

保健省は政府支配地域で新たに81人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者320人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月1日現在のシリア国内での感染者数は計51,482人、うち死亡したのは2,992人、回復したのは38,938人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/240846591556658

AFP, February 1, 2022、ACU, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民300人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は747,356人に(2022年2月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月31日に難民300人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民283人(うち女性85人、子供145人)、ヨルダンから帰国したのは17人(うち女性5人、子供9人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は747,356人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者349,913人(うち女性105,155人、子ども178,161人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,443人(うち女性119,285人、子ども202,707人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は976,636人(うち女性293,098人、子供497,790人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,833人(うち女性41,468人、子供34,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,429人(うち女性424,027人、子供677,872人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3149755558600512

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 1, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.