ハサカ県シャッダーディー市とイラクのアルビール空港に設置されている米軍基地をイラク・イスラーム抵抗が攻撃、米軍の基地があるダイル・ザウル県CONOCO油田でも爆発発生(2023年10月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下のシャッダーディー市に違法駐留する米軍の基地で、「イランの民兵」が発射したと見られるロケット弾2発の爆発音が聞こえた。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、シャッダーディー市にある米軍基地にロケット弾多数を発射し、直接の被害を与えたと発表した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍が違法に駐留、基地を設置しているCONOCOガス田で激しい爆発が複数回にわたって発生した。

爆発の原因は不明だが、「イランの民兵」による砲撃との情報も流れている。

シリア人権監視団には27日、爆発が砲撃によるもので、 砲撃を受け、米軍兵士複数が負傷したと発表した。

**

イラク・イスラーム抵抗はまた、イラク・クルディスタン地域のアルビール空港に隣接する米軍基地を無人航空機(ドローン)2機で攻撃し、直接の被害を与えたと発表した。

AFP, October 26, 2023、ANHA, October 26, 2023、‘Inab Baladi, October 26, 2023、Reuters, October 26, 2023、SANA, October 26, 2023、SOHR, October 26, 2023、October 27, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍が白リン弾でレバノン南部を砲撃し、火災が発生(2023年10月26日)

マナール・チャンネル(10月26日付)によると、イスラエル軍が白リン弾など数十発でナークーラ村(南部県スール郡)からアイター・シャアブ村(ナバティーヤ県ビント・ジュベイル郡)に至る境界地を砲撃、これにより火災が発生した。

また、マナール・チャンネルによると、ヒズブッラーは戦闘員3人が死亡したと発表した。

**

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦果に関する声明を発表しなかった。

**

一方イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午後7時頃
イスラエル軍の無人航空機(ドローン)がレバノン領内からイスラエル軍の陣地に対してロケット弾で攻撃を試みた破壊分子セルに対して爆撃を行った。


AFP, October 26, 2023、ANHA, October 26, 2023、‘Inab Baladi, October 26, 2023、Reuters, October 26, 2023、SANA, October 26, 2023、SOHR, October 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市を爆撃、ホワイト・ヘルメットによると3人が死亡、1人が重傷:ロシア当事者和解調整センターは武装集団の地下シェルターを爆撃したと発表(2023年10月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯を2度にわたって爆撃した。

シリア軍もファッティーラ村一帯、イドリブ市東部の住宅街を砲撃し、イドリブ市では女性1人を含む住民4人が死亡、複数が負傷した。

これを受け、トルコ軍がシリア政府の支配下のサラーキブ市一帯を砲撃した。

また「決戦」作戦司令室もハーン・シャイフーン市にある軍事情報局の支部を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

トルコ軍と「決戦」作戦司令室の反撃を受け、シリア軍はイドリブ市のクスール地区、ワーディー・ナスィーム地区、サウラ地区、教員住宅地区、シャイフ・スルス地区などを砲撃、これにより1人が死亡、12人が負傷した。

ホワイト・ヘルメットはイドリブ市への砲撃で民間人3人(子供1人と男性2人)が死亡、1人が重傷を負ったと発表した。

一方、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、ロシア空軍が、シリア軍の陣地への砲撃に関与した武装集団の地下シェルターに対して爆撃を実施したと発表した。

シリア人権監視団は27日、イドリブ市に対する砲撃で負傷していた男性1人が死亡したと発表、28日にも、重傷を負っていたメディア活動家が死亡したと発表した。

 

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるカルダーハ市を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるシャトハ町を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市で農場の守衛が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 26, 2023、ANHA, October 26, 2023、‘Inab Baladi, October 26, 2023、Reuters, October 26, 2023、RIA Novosti, October 26, 2023、SANA, October 26, 2023、SOHR, October 26, 2023、October 27, 2023、October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年10月26日)

スワイダー県では、スワイダー24(10月26日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, October 26, 2023、ANHA, October 26, 2023、‘Inab Baladi, October 26, 2023、Reuters, October 26, 2023、SANA, October 26, 2023、SOHR, October 26, 2023、Suwayda 24, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊をドローンなどで攻撃、シリア軍兵士4人が負傷(2023年10月26日)

アレッポ県では、ANHA(10月26日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のズィヤーラ村にあるシリア軍の陣地とザイワーン村を自爆型の無人航空機(ドローン)で攻撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた、ズィヤーラ村、アキーバ村、アビーン村一帯を砲撃、アキーバ村とバイナ村の間に設置されているシリア軍の陣地が被弾、兵士4人が負傷した。

**

ハサカ県では、ANHA(10月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村を砲撃した。

AFP, October 26, 2023、ANHA, October 26, 2023、‘Inab Baladi, October 26, 2023、Reuters, October 26, 2023、SANA, October 26, 2023、SOHR, October 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県、ハマー県に反体制派のドローンが多数飛来、シリア軍が8機を撃墜したと発表する一方、ハマー県ラビーア村で6人が死傷(2023年10月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、無人航空機(ドローン)1機がシリア政府の支配下にあるアレッポ市上空に飛来し、シリア軍が対戦車砲などで迎撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市にドローンが飛来した約2時間後、シリア軍がシリア政府の支配下にあるスカイラビーヤ市上空に飛来したドローンを同じく迎撃した。

だが、その後、ドローンが再び飛来し、シリア政府の支配下にあるラビーア村を爆撃、住民4人が死亡、5人が負傷した。

これに関して、SANA(10月26日付)は、ラビーア村の住宅地区が「テロ組織」のドローンの攻撃を受け、住民3人が死亡、3人が負傷したと伝え

シリア人権監視団によると、その後もシリア政府の支配下にあるミスヤーフ市一帯上空に再びドローンが飛来し、シリア軍がこれを迎撃した。

**

一連のドローン攻撃(未遂)に関して、国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)で声明を出し、シリア軍がハマー県とアレッポ県の農村地帯で民間人を標的とした攻撃を試みようとしていた「テロ組織」のドローン8機を撃墜したと発表、その写真を公開した。












SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2023、ANHA, October 26, 2023、‘Inab Baladi, October 26, 2023、Reuters, October 26, 2023、SANA, October 26, 2023、SOHR, October 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領は外務在外居住者省の外交官らと対話会合を開催:「米国の政策の本質は、軍事的緊張と混乱を創出することで、欧州もこの政策に追随し、道徳レベルだけでなく、知的レベルにおいて退廃状態のなかにある」(2023年10月26日)

アサド大統領は、外務在外居住者省の外交官らと対話会合を開催した。

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣、バッサーム・サッバーグ副大臣、アイマン・スーサン次官、イマード・ムスタファー外交学院院長、ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問も同席したこの対話会合で、アサド大統領は、数十年前から今日に至るまでの米国の政策の本質は、軍事的緊張と混乱を創出することで、欧州もこの政策に追随し、道徳レベルだけでなく、知的レベルにおいて退廃状態のなかにあると述べた。

会合でのアサド大統領の主な発言は以下の通り。

米国と西側諸国が二重基準に基づいて対応しているとの非難は不正確だ。米国と西側諸国が、その政策において一つの基準に従っているということは真実であり、それは、他の国民や国家の利益を犠牲にすることで、自らの利益を常に偏重するというものだ。これはおそらく、世界のさまざまな地域で紛争を引き起こすもっとも顕著な原因の一つだ。そのなかには、こうした偏重の最たる一例でもある現在のガザ地区での戦争に直面している我々の地域も含まれている。

数十年前から今日に至るまでの米国の制作の本質は、軍事的緊張と混乱を創出することで、欧州もこの政策に追随し、道徳レベルにおいて退廃状態のなかにある。それだけでなく、知的レベルにおいても退廃していることは、欧州の政治家が連日行う声明や、ガザ地区について各国がメディアが発信している情景から証明されている。一方では表面的な人種差別で、他方で言いがかりと嘘で満ちている。今日ガザで起こっていることは、アラブ人の良心と意識のなかで、パレスチナ問題をあるべき真の場所へと回帰させた。

西側諸国は、この地域の植民地主義的計画の要である「イスラエル」への資金的、軍事的、兵站的支援を提供することに躍起だ。

外交官らは政治や政治思想について幅広い質問や意見を出し、現在の情勢を踏まえた外交機関や在外公館の役割について討論した。





SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2023、ANHA, October 26, 2023、‘Inab Baladi, October 26, 2023、Reuters, October 26, 2023、SANA, October 26, 2023、SOHR, October 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アラブ労働組合国際連合とシリア労働者組合総連合、シリアとパレスチナの芸術家組合連合がイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化を非難し、パレスチナ人およびその抵抗運動を支持・連帯するため抗議行動(2023年10月26日)

アラブ労働組合国際連合とシリアの労働者組合総連合は首都ダマスカスで、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化を非難し、パレスチナ人およびその抵抗運動を支持・連帯するための集会を開催した。

集会には、国際労働組合総連合(ITUC)のバンビス・クリステス書記長も出席した。

**

また、シリアとパレスチナの芸術家組合連合も首都ダマスカスにあるシリア芸術家組合連合本部、クナイトラ県、ラタキア県、ダイル・ザウル県、ハマー県、アレッポ県、ヒムス県、ダルアー県、スワイダー県の支部で、合同デモを実施し、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化を非難、パレスチナ人およびその抵抗運動への支持・連帯を訴えた。

**

SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2023、ANHA, October 26, 2023、‘Inab Baladi, October 26, 2023、Reuters, October 26, 2023、SANA, October 26, 2023、SOHR, October 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はハサカ県ハッラーブ・ジール村に米軍が違法に設置している基地をロケット弾で攻撃したと発表(2023年10月25日)

イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、ハサカ県のハッラーブ・ジール村にある米軍の基地(アブー・ハジャル空港基地)を多数のロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

これに関して、ANHA(10月25日付)が複数筋の話として伝えたところによると、イラク方面から発射された迫撃砲弾2発がハッラーブ・ジール村一帯に着弾した。

シリア人権監視団も、ハッラーブ・ジール村の米軍基地一帯に砲弾5発が着弾したと発表した。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

外務在外居住者省はイスラエルによる攻撃を「パレスチナ人とシリア人の血を欲しているイスラエルの渇望はいまだ鎮まらない」と非難(2023年10月25日)

外務在外居住者省は声明を出し、ダルアー県農村地帯のシリア軍の陣地とアレッポ国際空港に対するイスラエル軍のミサイルによる爆撃について、「約3,000人の子供を含む6,500人以上のパレスチナ人を殺害したにもかかわらず、さらなるパレスチナ人とシリア人の血を欲しているイスラエルの渇望はいまだ鎮まっておらず、イスラエルがパレスチナ人の破壊にまだ満足していないことが明らかになった」としたうえで、「この新たな攻撃は、無辜の民間人に対して続けられているこの戦争を拡大しようとしているのがイスラエルのファシズムであり、そこにはいわゆる「大イスラエル」を押しつけ、シオニストによるアラブの領土の占領を阻止しようとするあらゆる国際的な取り組むを根絶しようとする以外の目的はない」と非難した。

SANA(10月25日付)が伝えた。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023、October 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はアレッポ国際空港を再びミサイルで爆撃し、空港の滑走路が損害を与え利用不能に(2023年10月25日)

国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午後1時25分ごろ、イスラエル軍がラタキア県西の地中海上空からアレッポ国際空港をミサイルで爆撃し、空港の滑走路が損害を受けて利用不能となったと発表した。

SANA(10月25日付)が伝えた。

**

シリア人権監視団によると、滑走路の復旧作業は26日中に完了し、空港の利用が再開された。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はダルアー県を爆撃し、シリア軍の陣地などを破壊:シリア国防省発表によると8人死亡、7人負傷(2023年10月25日)

イスラエル軍はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/IDF/)を通じて、24日のシリアからロケット弾が発射したことを受けて、イスラエル軍がシリア軍の軍事インフラや迫撃砲発射台を爆撃したと発表した。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍が標的としたのは、カルファー村近郊に展開するレーダー大隊の陣地、イズラア市近郊に展開する第12旅団の陣地、武器弾薬施設複数ヶ所、防空部隊のレーダー1基などで、士官4人を含む軍関係者14人が死亡、士官3人を含む少なくとも7人が負傷した。

また、爆撃の直後、イスラエル軍の航空機複数機がダルアー県農村地帯一帯にビラを散布した。

ビラには以下の通り記されていた。

シリア軍の将兵へ
パレスチナ・テロリスト諸派はシリア領内からイスラエル領内にロケット弾を発射し続けている。シリア軍の司令官ら、とりわけ第112旅団の司令官に、シリア領内からのこうした破壊行為のすべての責任がある。イスラエルに対するいかなる破壊行為も鉄拳をもって迎撃され

**

これに関して、国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午前1時45分ごろ、イスラエル軍が占領下のゴラン高原上空方面からダルアー県農村地帯のシリア軍の陣地複数ヶ所を狙ってミサイルで爆撃し、軍関係者8人が死亡、7人が負傷し、若干の物的損害が生じたと発表した。

SANA(10月25日付)が伝えた。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン・イスラーム抵抗がイスラエル領をロケット弾攻撃、イスラエル軍もミサイルとドローンでレバノン南部を攻撃(2023年10月25日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。


12時45分、アヴィヴィム兵舎でイスラエル軍の戦車をロケット弾で攻撃し、乗組員複数人を殺傷した。
15時25分、ハニタ(キブツ)、バフリー陣地をロケット弾で攻撃した。

また、マナール・チャンネル(10月26日付)によると、レバノン・イスラーム抵抗はナークーラ岬(南部県スール郡)にあるイスラエル軍の陣地を攻撃した。

**

一方、マナール・チャンネル(10月25日付)などによると、イスラエル軍はダイル・ミーマース村、カフルカラー村(いずれもナバティーヤ県マルジャアユーン郡)に対して砲弾12発を発射した。

ナハールネット(10月25日付)によると、イスラエル軍はシャブアー農場、カフルシューバー村(いずれもナバティーヤ県マルジャアユーン郡)、ラーミヤ村、アイター・シャアブ村(いずれもナバティーヤ県ビント・ジュベイル郡)を無人航空機(ドローン)で攻撃した。

**

一方イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午前11時頃

イスラエル領内のルース山地区に対戦車砲を発射した破壊分子のセルを狙ってイスラエル軍が攻撃を行った。

午後11時半頃

レバノン領内からイスラエル軍の無人航空機(ドローン)に対して地対空ミサイルが発射されたことを受け、イスラエル空軍はミサイルが発射された地点を爆撃した。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Naharnet, October 25, 2023、Qanat al-Manar, October 25, 2023、October 26, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

レバノンのヒズブッラーのナスルッラー書記長はパレスチナのハマースのシャーリフ・アールーリー氏、イスラーム聖戦機構の幹部のズィヤード・ナッハーラ氏と会談し、連携継続を確認(2023年10月25日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はレバノン国内某所で、パレスチナのハマースの幹部のシャーリフ・アールーリー氏、イスラーム聖戦機構の幹部のズィヤード・ナッハーラ氏と会談した。

マナール・チャンネル(10月25日付)によると、会談では、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化の現状、レバノン南部の戦況、中東諸国、国際社会の対応を評価、現下のセンスィティブな段階において抵抗運動がガザ地区において真の勝利を実現し、ガザ地区、ヨルダン川西岸のパレスチナ人民に対するイスラエルの侵略を食い止めるするために行うべきことについて協議、連携の継続と事態の推移を注視することで合意した。

また、ヒズブッラーは戦闘員5人が戦死したと発表した。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Naharnet, October 25, 2023、Qanat al-Manar, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アラブ・サイード村一帯を3回にわたって爆撃:ロシア当事者和解調整センターは、過激派が人員や装備を蓄積していた地域を爆撃したと発表(2023年10月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるアラブ・サイード村一帯を3回にわたって爆撃した。

これに関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、ロシア空軍が、シリア軍の陣地を砲撃するために過激派が人員や装備を蓄積していた地域に対して2回の爆撃を実施したと発表した。

シリア人権監視団によると、シリア軍もマアーッラト・ナアサーン村一帯、ブサンクール村の森林地帯、トルコ軍が駐留するタフタナーズ航空基地一帯を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるアブー・アリー山一帯を砲撃し、シリア軍士官(少尉)1人が死亡した。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、RIA Novosti, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県ハワーイジュ村で、ダーイシュのスリーパーセルと見られる武装集団がシリア民主軍を襲撃、兵士3人を殺害(2023年10月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハワーイジュ村で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装集団が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を襲撃、兵士3人を殺害した。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年10月25日)

スワイダー県では、スワイダー24(10月25日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023、Suwayda 24, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市西にあるシリア軍の陣地をドローンで攻撃し、シリア軍兵士2人が負傷(2023年10月25日)

アレッポ県では、ANHA(10月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のダンダナ村、ヤーシリー村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、トルコ軍がマンビジュ市西のブーガーズ村にあるシリア軍の陣地を無人航空機(ドローン)で攻撃し、シリア軍兵士2人が負傷した。

**

ラッカ県では、ANHA(10月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊にある穀物サイロ、ムシャイリファ村を砲撃し、住民1人が負傷した。

また、砲撃により、アイン・イーサー市一帯で停電が発生した。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023、October 26, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

看護医療保険職組合は各地でイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化に抗議し、パレスチナ人、パレスチナ人の抵抗運動への支持・連帯を表明するデモ(2023年10月25日)

看護医療保険職組合は、首都ダマスカスの本部やヒムス県、ダイル・ザウル県、アレッポ県、ラタキア県の支部でパレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化に抗議し、パレスチナ人、パレスチナ人の抵抗運動への支持・連帯を表明するデモを行った。

SANA(10月25日付)が伝えた。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領は国際労働組合総連合のクリステス書記長と会談:「今日パレスチナ占領地で起こっていることは、無辜の人々が自らの権利を守ろうとしているだけで虐殺や殺戮を受けているこの残酷な現実の一部を反映している」(2023年10月25日)

アサド大統領はシリアを訪れた国際労働組合総連合(ITUC)のバンビス・クリステス書記長と会談した。

会談のなかで、アサド大統領は以下の通り述べた。

国際労働組合の役割は正義の概念とそれを達成するための取り組みに直接結びついている。この概念に基づき、シリアと国際労働組合連盟の関係は古くから存在し、資本主義と労働者諸勢力の闘争もこの概念に基づいている。

大企業こそが、欧米の政治や意思決定を主導し、経済的・財政的利益を達成するために紛争や戦争を引き起こしている。今日パレスチナ占領地で起こっていることは、無辜の人々が自らの権利を守ろうとしているだけで虐殺や殺戮を受けているこの残酷な現実の一部を反映している。我々には挑まなければならない多くの戦いがあり、そこでは政治、経済、イデオロギー、社会を切り離すことはできない。


SANA(10月25日付)が伝えた。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】ハマー県のハマー市で震災の被害に対応するための国民計画の同県およびイドリブ県における実施状況について検証するための会合が開かれる(2023年10月25日)

ハマー県のハマー市で、2月6日のトルコ・シリア大地震の被害に対応するための国民計画の同県およびイドリブ県における実施状況について検証するための会合が開かれ、ディヤーラー・バラカート国務大臣、マフムード・ザンブーア・ハマー県知事、サーイル・サルハブ・イドリブ県知事、両県の執行局メンバー、商業会議所、工業会議所などの代表が出席した。

SANA(10月25日付)が伝えた。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍は占領下ゴラン高原の南東に面するダルアー県のアービディーン村とジャムラ村の間に展開するシリア軍所属のアービディーン連隊に向けて砲弾を発射(2023年10月24日)

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、占領下ゴラン高原の南東に面するダルアー県のアービディーン村とジャムラ村の間に展開するシリア軍所属のアービディーン連隊に向けて7発の砲弾を発射した。

イスラエル軍の砲撃は、ダルアー県西部から占領下ゴラン高原に対して砲撃が行われたことへの報復。

**

イスラエル軍は午後9時頃、テレグラムのアカウント(https://t.me/idfofficial/4585)を通じて、シリアから「イスラエル領」(占領下のゴラン高原)に対して砲弾2発が撃ち込まれ、空地に着弾、イスラエル軍が砲弾が発射された複数ヵ所に対して砲撃で応戦したと発表した。


AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM):イラクとシリアで行われた米軍に対するドローンやロケット弾による攻撃で、米軍兵士ら20人あまりが負傷(2023年10月24日)

NBC News(10月25日付)は、米中央軍(CENTCOM)の話として、10月17日から24日までの間にイラクとシリアで行われた米軍に対する無人航空機(ドローン)やロケット弾による攻撃で、米軍兵士ら20人あまりが軽傷を負っていたと伝えた。

米軍兵士らが負傷したのは、18日(シリア時間19日)のアイン・アサド米軍基地とタンフ国境通行所基地に対する攻撃。

なお、アイン・アサド米軍基地に対する攻撃では、1人が心臓発作を起こして死亡したことがすでに報じられていた。

**

米国防総省のパット・ライダー報道官は24日の記者会見で、10月17日から24日までの間に、米軍がイラクで10回、シリアで3回、一方向(one-way)攻撃型無人航空機(ドローン)とロケット弾の攻撃を受けたことを明らかにしていた。

ライダー報道官は、イランが攻撃を命令した証拠はないとしつつ、攻撃には「イランの指紋が付着している」と述べ、イランの関与を示唆した。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、NBC News, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル軍の陣地や兵舎を攻撃(2023年10月24日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午後4時45分頃、ヒルバト・マナーラ陣地をミサイルや迫撃砲で攻撃し、直接の損害を与えた。
午後5時半頃、ビラニット軍事キャンプをミサイルや迫撃砲で攻撃し、直接の損害を与えた。

また、イスラエル軍との戦闘で5名が死亡する一方、戦死した3名の葬儀が行われたと発表した。

マナール・チャンネル(10月23日付)が伝えた。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Qanat al-Manar, October 24, 2024、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市のアレッポ県バーブ市近郊のシャーム解放機構に近いアウラーン自由人とシリア国民軍憲兵隊が交戦(2023年10月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市近郊のアウラーン村で、シャーム解放機構に近いアウラーン自由人(シャーム自由人イスラーム運動・東部地区)とシリア国民軍憲兵隊が交戦した。

戦闘は、シリア国民軍憲兵隊がアウラーン自由人メンバーと見られる密売業者を追跡しているなかで発生、憲兵隊の車輌が破壊された。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県シャッダーディー市近郊に違法に設置されている米軍基地近くで「イランの民兵」の情報によると見られる爆発(2023年10月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市近郊に違法に設置されている米軍基地近くで、「イランの民兵」の攻撃によると見られる爆発が発生した。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年10月24日)

スワイダー県では、スワイダー24(10月24日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023、Suwayda 24, October 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2023年10月24日)

ハサカ県では、ANHA(10月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタル・ラバン村、クーザリーヤ村を砲撃した。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国防省とロシア当事者和解調整センターはイドリブ県内の反体制派の陣地やシェルターを爆撃で破壊したと発表(2023年10月24日)

国防省は、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イドリブ県農村地帯でシリア軍部隊がテロリストの陣地やシェルター複数ヵ所に対して特殊作戦を実施したと発表、その映像を公開した。

SANA(10月24日付)が伝えた。

**

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長も、イドリブ県内にある反体制派の地下シェルター3ヵ所を爆撃したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月24日付)が伝えた。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、RIA Novosti, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍がシャーム解放機構の支配下のイドリブ県内のIDPsキャンプを爆撃し6人死亡、8人負傷、シャーム解放機構、「決戦」作戦司令室は報復の砲撃を激化(2023年10月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、シャーム解放機構の支配下にあるジスル・シュグール市近郊のハマーマ村近くの国内避難民(IDSs)キャンプを2度にわたって爆撃し、女性1人と子供2人を含む6人が死亡、8人が負傷した。

ホワイト・ヘルメットによると、一家5人(女性3人、乳児2人)が死亡、5人(うち乳児1人、子供2人)が負傷した。

ロシア軍はまた、アイン・シーブ村に対しても爆撃を行った。

これに対する報復として、シャーム解放機構が、シリア政府の支配下にあるマアッラト・ムーハス村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

シャーム解放機構はまた、シリア政府の支配下にあるタッル・マンス村を砲撃し、シリア軍の武器弾薬庫と見られる建物が被弾した。

一方、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村では、シリア軍の砲撃により、新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードのメンバー2人が負傷した。

シリア軍の砲撃は、カンスフラ村、バーラ村、スフーフン村、フライフィル村、アーフィス村、タルマーニーン村に対しても行われた。

**

ハマー県では、ハマー県警察筋によると、テロ組織がシリア政府の支配下にあるスカイラビーヤ市を砲撃し、砲弾が術宅地に着弾し、住宅や公共施設が物的損害を受けた。

SANA(10月24日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、この砲撃もロシア軍の爆撃に対する報復で、「決戦」作戦司令室によるもの。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によるとシャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるアンジャーラ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

一方、シリア軍は、シャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、アウラム・スグラー村一帯を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

**

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、マラフ町で住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.