ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のユダヤ地区で、イスラーム過激派を象徴する旗とシリア国旗を掲げた武装グループが乗っていた車からアラウィー派の若者(ムラード・マフルーズ氏)を銃撃、若者は病院に運ばれたものの、数時間後に死亡した。
車輛は、解放記念日の祝賀を装い、カフェでの仕事を終えて徒歩で帰宅していた若者を呼び止め、「お前はアラウィーか?」と質問し、彼が「はい」と答えた瞬間、胸部へ向けて至近距離から発砲したという。
これに関して、シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、
フェイスブックを通じて以下の通り発表した。
このテロ体制は犯罪を隠すことすらできない。
彼らは「痛ましい事故」という嘘の後ろに隠れるため、
遺体を引き渡す条件として沈黙を求めた。
しかし、アッラーはその裁きを、
真実を語るその口に授けられた。
もはや裁判は必要ない。
「私はアラウィーだ」と言うだけで殺され、
自らの血と最後の鼓動で
殉教の証を書き記すことになる。
――殉教者 ムラード・ムハンマド・マフルーズ、
あなたの魂に、そしてすべての殉教者の魂に、安らぎあれ。
一方、内務省(フェイスブック)によると、県のないんム治安部隊は、アブドルアズィーズ・アフマド准将を逮捕した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団、内務省(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア移行期政権の麻薬取締部隊がアレッポ市内のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区で治安作戦を行い、麻薬の売買・流通に関与した容疑で3人を逮捕、43,000錠のカプタゴンを押収した。
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