シリア民主軍が米主導の有志連合と連携してダイル・ザウル県で特殊作戦を実行し、ダーイシュ(イスラーム国)の軍事司令官ら3人を拘束(2025年12月9日)


シリア民主軍は、公式サイトを通じて声明を出し、ダイル・ザウル県スーサ町近郊のマラーシダ村で、同軍部隊がダーイシュ(イスラーム国)のセルの攻撃を受け、これに応戦、1人を殺害、1人を負傷させた。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の特殊部隊が米主導の有志連合と連携して、県内で特殊作戦を実行し、フール・キャンプで子供たちに対する訓練を指導していたダーイシュの軍事司令官(アミール)1人と、この司令官が率いるセルのメンバー2人を拘束した。

シリア民主軍(公式サイト)が10日に発表したところによると、シリア民主軍が拘束したのは、「アブー・ズバイル」「サマーク」と呼ばれる軍事アミールを含む3人。


このほか、シリア人権監視団によると、ズィーバーン町に至る街道で、ダーイシュのセルが石油タンカーに向けて実弾を発射し、タンカーは全焼した。

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