イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月23日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するタブカ市内の病院などに対し、シリア軍が6回にわたり空爆を行った。

この空爆で、ダーイシュ戦闘員10人、病院職員3人が死亡した。

シリア軍はまた、ダーイシュが攻略をめざすタブカ航空基地周辺に対して空爆を続け、同地一帯で交戦した。

ダーイシュは早朝、3度目となる自爆攻撃を飛行場の入り口で行ったが、シリア軍の応戦によって失敗した。

これに関して、SANA(8月23日付)は、ダーイシュのタブカ航空基地に対する攻撃が失敗に終わり、タブカ航空基地基地の外壁周辺には、ダーイシュ戦闘員の遺体数十体が散乱していると報じた。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(8月24日付)によると、ガラーニージュ市で、ダーイシュ(イスラーム国)がシュアイタート部族の子息10人を処刑した。

AFP, August 23, 2014、AP, August 23, 2014、ARA News, August 23, 2014、Champress, August 23, 2014、al-Hayat, August 24, 2014、Kull-na Shuraka’, August 23, 2014、al-Mada Press, August 23, 2014、Naharnet, August 23, 2014、NNA, August 23, 2014、Reuters, August 23, 2014、SANA, August 23, 2014、UPI, August 23, 2014などをもとに作成。

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