西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党の民主統一党はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン政権がシリア北部への軍事介入を計画していたとする一連の報道を受けて声明を出し、トルコによる軍事介入は、「世界の平和と安全」にとって脅威となり、人民防衛隊はあらゆる敵対行為に対抗する用意があるとの意思を示した。
声明において民主統一党は「ロージュ・アーヴァー(西クルディスタンのこと)へのいかなる軍事介入も、国内、地域、そして国際社会に悪影響を及ぼし、シリア、そして中東の政治情勢を複雑化させ、世界の平和と安全を脅かすことになろう」と主張、そのうえで「人民防衛隊戦闘員は、いかなる当事者がいかなる敵対行為におよぼうと、それを撃退する用意がある」と述べた。
AFP, July 1, 2015、AP, July 1, 2015、ARA News, July 1, 2015、Champress, July 1, 2015、al-Hayat, July 2, 2015、Iraqi News, July 1, 2015、Kull-na Shuraka’, July 1, 2015、al-Mada Press, July 1, 2015、Naharnet, July 1, 2015、NNA, July 1, 2015、Reuters, July 1, 2015、SANA, July 1, 2015、UPI, July 1, 2015などをもとに作成。
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