ロシア軍は18~23日の6日間で302回の出撃を行いシリア各地を空爆、1,093の標的を攻撃:空爆により民間人が犠牲となっているとのアムネスティ・インターナショナルの報告内容を否定(2015年12月23日)

ロシア国防省は、12月18日から23日までの6日間で、ロシア空軍のSu-24戦闘爆撃機、Su-34戦闘爆撃機などが、ラタキア県フマイミーム航空基地から302回の出撃を行い、アレッポ県、イドリブ県、ラタキア県、ヒムス県、ダイル・ザウル県で1,093の標的を攻撃した、と発表した。

ヒムス県での空爆では、Su-24戦闘爆撃機が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車輌を破壊した。

アレッポ県での空爆では、Su-34戦闘爆撃機が、シャーム自由人イスラーム運動の指令拠点を破壊した。

ダイル・ザウル県での空爆では、Su-34戦闘爆撃機が、ダーイシュの石油精製施設を破壊した。

イドリブ県での空爆では、Su-34戦闘機が反体制武装集団の教練キャンプを破壊した。

この教練キャンプは、CIS諸国出身者からなる「テロリスト」がトルコから潜入して、1週間前に設置したものだったという。

なお、このキャンプへの攻撃の数時間後、トルコの外務省はロシア軍が子供150人を含む民間人650人を殺害したとの喧伝を行ったという。

ロシア国防省はさらに、シリアでのロシア軍の空爆に民間人200人が巻き込まれ死亡しているとするアムネスティ・インターナショナルのレポート(https://www.amnesty.org/en/documents/mde24/3113/2015/en/)の内容を否定した。

AFP, December 23, 2015、AP, December 23, 2015、ARA News, December 23, 2015、Champress, December 23, 2015、al-Hayat, December 24, 2015、Iraqi News, December 23, 2015、Kull-na Shuraka’, December 23, 2015、al-Mada Press, December 23, 2015、Naharnet, December 23, 2015、NNA, December 23, 2015、Reuters, December 23, 2015、SANA, December 23, 2015、UPI, December 23, 2015などをもとに作成。

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