オバマ米大統領「反体制派はロシア軍に対抗できない」(2016年2月16日)

バラク・オバマ米大統領は、ASEAN首脳会議に出席するため滞在している米カリフォルニア州サニーランズでの記者会見で、シリア情勢に関して「反体制武装集団はロシア軍に対抗できない」と述べた。

オバマ大統領は、ロシアによるシリアへの軍事介入、とりわけアサド政権への支援に関して、「ロシアは自ら泥沼にはまることになる」と指摘する一方、ロシア軍とアサド政権の最近の優勢にもかかわらず「国土の4分の3が依然として「民の支配下」にあるなかで、戦闘はすぐには終わらない」と述べた。

また、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領との関係に関しては「私とプーチン氏との間に対立はない」と強調しつつも、「プーチン氏はロシア軍によってシリアを恒久的に占領するために投資しようと準備しているが、これは多額を要する…。それはおそらくロシアにとって最善の措置ではないだろう」と付言、「米国など国際社会の当事者とともに行動し、何らかの政治的移行を調停使用とする方がより賢い」と述べた。

しかし、オバマ大統領は「もちろん、ロシアは大きな軍事力を持っている。反乱軍が、世界第2位の強力な軍隊と対峙することなどできない。そうすることで、シリアを実際に安定化させるという問題が解決することもない。唯一の方法は、何らかのかたちの政治的移行だ」と述べた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: シリア政府の動き, 反体制勢力の動き, 国内の暴力, 諸外国の動き パーマリンク