アレッポ県、ハマー県、イドリブ県、ヒムス県、ラタキア県で散発的な停戦違反発生(2016年2月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機(ロシア軍ないしはシリア軍)が県北西部のフライターン市、アナダーン市、カフルハムラ村、ダーラ・イッザ市など6都市を空爆し、1人が死亡、複数が負傷した。

またアレッポ市アシュラフィーヤ地区、シャイフ・マクスード地区、バニー・ザイド地区では、ジハード主義武装集団と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦し、住民3人が巻き添えとなって負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線を含む複数のジハード主義武装集団の支配下にある県南部のヒルブナフサ村に対して8回の空爆が実施された。

一方、SANA(2月28日付)によると、シリア軍がヒムス県との県境に位置するヒルブナフサ村一帯でシャームの民のヌスラ戦線の拠点に対して攻撃を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が主導するファトフ軍の支配下にあるジスル・シュグール市西部のナージヤ村、キンダ村をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した(死傷者は出なかった)。

また戦闘機(所属不明)がジスル・シュグール市各所を3回にわたり空爆し、妊婦1人が死亡、女性2人と子供4人を含む12人が負傷した

一方、シリア政府の支配下にとどまるフーア市郊外のサワーギヤ村に迫撃砲弾2発が着弾した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がティールマアッラ村を「樽爆弾」で空爆する一方、ダール・カビーラ村各所を砲撃した。

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ラタキア県では、SANA(2月28日付)によると、県内複数カ所に「テロリスト」が撃った迫撃砲弾複数発が着弾した。

AFP, February 28, 2016、AP, February 28, 2016、ARA News, February 28, 2016、Champress, February 28, 2016、al-Hayat, February 29, 2016、Iraqi News, February 28, 2016、Kull-na Shuraka’, February 28, 2016、al-Mada Press, February 28, 2016、Naharnet, February 28, 2016、NNA, February 28, 2016、Reuters, February 28, 2016、SANA, February 28, 2016、UPI, February 28, 2016などをもとに作成。

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