ロシア国防省は3月1日に15件の停戦違反が発生したと発表(2016年3月1日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、2月29日の1日間で15件の停戦違反を確認したと発表した。

停戦違反は、ダマスカス郊外県、アレッポ県、ヒムス県、ラタキア県で発生、うちダマスカス郊外県での停戦違反は、アドラー市、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプ、ダマスカス中央刑務所(アドラー刑務所)一帯が、シャームの民のヌスラ戦線に所属する反体制武装集団の砲撃を受け、1人が死亡、3人が負傷する一方、マルジュ・スルターン村一帯のシリア軍拠点が攻撃を受けたという。

また、アレッポ県での停戦違反では、県北西部にあるシリア軍と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点複数カ所が砲撃、銃撃を受け、イドリブ県(ブダーマー村)、ラタキア県(カッバーナ村)、ヒムス県(ハマー県のハルブナフサ村近郊)では、シリア軍、人民防衛諸集団の拠点がヌスラ戦線所属の武装集団の攻撃を受けたという。

なお、ロシア軍は、米・ロシアによる敵対行為禁止合意の対象地域内での空爆は実施せず、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に対する空爆地点は、米・ロシア両国の当事者和解調整センターに通告済みだという。

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シリア人権ネットワークは、3月1日の1日で、シリア政府側による停戦違反が44件に上ったと主張した。

このうちの27件が戦闘行為(20件がシリア軍、6件がロシア軍、1件が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊による違反行為)、17件が逮捕・拘束だという。

AFP, March 1, 2016、AP, March 1, 2016、ARA News, March 1, 2016、Champress, March 1, 2016、al-Hayat, March 2, 2016、Iraqi News, March 1, 2016、Kull-na Shuraka’, March 1, 2016、al-Mada Press, March 1, 2016、Naharnet, March 1, 2016、NNA, March 1, 2016、Reuters, March 1, 2016、SANA, March 1, 2016、UPI, March 1, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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