ハマー県、イドリブ県、アレッポ県などで、シリア軍、YPG主体のシリア民主軍、反体制武装集団が交戦(2016年3月1日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍とジハード主義武装集団がハルブナフサ村一帯で交戦し、ロシア軍と思われる戦闘機が同地を空爆し、戦闘員2人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(3月1日付)によると、この戦闘では、反体制武装集団はシリア軍兵士10人を殺害したという。

またシリア軍はカルアト・マディーク町を砲撃した。

一方、SANA(3月1日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ハルブナフサ村でシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、戦闘員28人を殲滅、数十人を負傷させ、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジスル・シュグール市が空爆を受ける一方、マストゥーマ村一帯にシリア軍が撃った地対地ミサイルと思われる砲弾2発が着弾し、住民2人が死亡、多数が負傷した。

地対地ミサイルと思われる砲弾は、ジスル・シュグール市近郊のズアイニーヤ村にも着弾し、複数人が負傷した(クッルナー・シュラカー(3月1日付)によると、ズアイイニーヤ村での空爆では少なくとも3人が死亡)。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区で人民防衛隊がジハード主義武装集団と交戦した。

また、ARA News(3月1日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が、アレッポ市南部郊外のフッス山、ザワーリー村に侵攻しようとしたシリア軍、イラク人民兵(ヌジャバー運動)、アフガン人民兵と交戦した。

一方、ロシア軍戦闘機は、バービース村内の住宅地を空爆し、民間人12人が死亡、20人以上が負傷した。

同地ではまた、シリア軍が反体制武装集団と交戦した。

さらに、ヌッブル市、ザフラー町郊外にあるシャイフ・アキール村一帯でも、アル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線と「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー旅団が、シリア軍と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタルビーサ市西の農場地帯、ガルナータ村一帯を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が西グータ地方のハーン・シャイフ・キャンプ一帯で重火器を発砲し、迫撃砲弾2発が着弾する一方、ムウダミーヤト・シャーム市にはシリア赤新月社による人道物資の搬送が行われた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダム街道地区一帯、避難民キャンプ一帯をシリア軍が砲撃する一方、ジハード主義武装集団がシリア政府支配下のダルアー市サビール地区を砲撃、複数人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、県北西部のクルド山一帯で、シリア軍が「樽爆弾」による空爆・砲撃を行うとともに、戦闘機(所属明示せず)も空爆を実施した。


AFP, March 1, 2016、AP, March 1, 2016、ARA News, March 1, 2016、Champress, March 1, 2016、al-Hayat, March 2, 2016、Iraqi News, March 1, 2016、Kull-na Shuraka’, March 1, 2016、al-Mada Press, March 1, 2016、Naharnet, March 1, 2016、NNA, March 1, 2016、Reuters, March 1, 2016、SANA, March 1, 2016、UPI, March 1, 2016などをもとに作成。

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