シャーム自由人イスラーム運動は、7月15日深夜から16日にトルコで発生した軍事クーデタ未遂事件に関して声明を出し、トルコ政府により事態収拾に歓迎の意を示すとともに、トルコを「イスラーム教徒のウンマ、全世界で不正に喘ぐ諸国民の希望」と賞賛、「トルコとの精神的に連帯」を表明した。
また、イスラーム軍も声明を出し、軍事クーデタを鎮圧したレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領に祝辞を送り、「トルコ国民の勝利は、自由をめざすシリア国民の勝利でもある」と絶賛した。
このほか、シリア国内で活動する武装集団が共同声明を出し、トルコ政府への指示を表明するとともに、タフリール軍は、クーデタの背後にイランがいると断じた。
一方、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「国民の意思を掌握しようとする絶望と不正に満ちた試み」と非難、トルコ政府による事態収拾に歓迎の意を示した。
また、リヤド最高交渉委員会も声明を出し「国民の意思は戦車よりも強い。我々は正統な政府を支持する」と表明した。
AFP, July 16, 2016、AP, July 16, 2016、ARA News, July 16, 2016、Champress, July 16, 2016、al-Hayat, July 17, 2016、Iraqi News, July 16, 2016、Kull-na Shuraka’, July 16, 2016、al-Mada Press, July 16, 2016、Naharnet, July 16, 2016、NNA, July 16, 2016、Reuters, July 16, 2016、SANA, July 16, 2016、UPI, July 16, 2016などをもとに作成。
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