ケリー米国務長官は、アレッポ市カースティール街道経由で人道支援が搬入されなければ、ダーイシュやヌスラ戦線に対するロシアとの合同作戦に向けた合同実施センター設置はないと述べる(2016年9月16日)

ジョン・ケリー米国務長官はロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と電話会談し、シリアでの新停戦合意の履行状況などについて意見を交わした。

『ハヤート』(9月17日付)によると、この会談で、ケリー国務長官は、アレッポ市カースティールー街道を経由した人道支援物資の搬入が遅れていることを指摘し、これが実現しなければ、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)に対する合同作戦に向けた合同実施センター(JIC)は設置し得ないとロシア側に伝えたという。

AFP, September 16, 2016、AP, September 16, 2016、ARA News, September 16, 2016、Champress, September 16, 2016、al-Hayat, September 17, 2016、Iraqi News, September 16, 2016、Kull-na Shuraka’, September 16, 2016、al-Mada Press, September 16, 2016、Naharnet, September 16, 2016、NNA, September 16, 2016、Reuters, September 16, 2016、SANA, September 16, 2016、UPI, September 16, 2016などをもとに作成。

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