米主導の有志連合は17、18日の2日間でアレッポ県北部のマーリア市近郊に対する爆撃を強化(2016年9月19日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月17、18日の2日間のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

9月17日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して21回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ブーカマール市近郊(2回)、ラッカ市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、マーリア市近郊(5回)に対して攻撃が行われた。

17日の空爆では、ダイル・ザウル市郊外の戦略拠点サルダ山のシリア軍拠点が標的となり、シリア人権監視団によると、90人以上が死亡しているが、これに関して、CENTCOMは「誤ってシリア軍の拠点を攻撃し、シリア軍車輌を破壊した。本件については調査中である」とし、誤爆を認めた。

9月18日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して28回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は16回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(2回)、アイン・イーサー市近郊(3回)、マーリア市近郊(8回)に対して攻撃が行われた。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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