シリア軍は反体制派が300件以上の停戦違反を犯したと指摘し、米・ロによる新停戦合意が失効したと発表、「テロとの戦い」継続の意志を表明(2016年9月19日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、9月12日午後7時に発効した米国・ロシアによる新停戦合意が「失効」したと発表した。

声明の主な内容は以下の通り。

「停戦は流血停止の真の機会になるはずだったが、武装テロ集団がこの合意を妨害し、その条項を一つも履行しなかった…。武装テロ集団が停戦期間中に各地で犯した違反件数は300件以上を記録、彼らは住宅街、シリア軍拠点を標的とし、民間人、軍人数十人が死傷した」。

「武装テロ集団は、発表された停戦合意を利用し、テロ集団やさまざまな武器を動員、再集結させ、住宅地、軍拠点への攻撃を継続し、特にアレッポ、ハマー、クナイトラで大規模なテロ行為の準備をした」。

「停戦期間中の武装テロ組織による犯罪行為は、外国勢力の支援を受けるこれらの組織が、停戦、そしてシリア国民の苦しみがなくなることにどれほど不利益を被るかを示す明白な証拠である」。

「シリア軍武装部隊は、停戦実施に向けて最善の努力を行い、最大限自制してきた…。しかしシリア・アラブ共和国全土に治安と安定を回復するため、テロとの戦いという愛国的任務を継続することを決意した」。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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