UNICEF中東事務所代表は「アレッポ市内の医師1人」の情報として、アレッポ市東部のビルに取り残された子供100人以上がシリア軍の砲撃で死亡したと発表(2016年12月13日)

UNICEFのゲールト・カッペラエレ(Geert Cappelaere)氏中東事務所代表は、声明を出し、アレッポ市内の医師(1名)からの情報だとして、家族とはぐれて、アレッポ市東部の建物のなかに取り残された100人以上の子供がシリア軍の激しい砲撃を受けて死亡したと述べたと発表した。

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一方、フランスのジャン=マルク・エロー外務大臣は「親アサド政権軍が行っている犯罪についてさまざまな話が我々のもとに届いている。反体制派に近いという理由だけで一家全員を惨殺したり、女性や子供を処刑したり、生きたまま住居ごと焼き討ったり、病院への体系的な攻撃を続けたり、といった事例をだ…。こうした蛮行を…政権を支援する国、とりわけロシアは放置してはならず、体系的な復讐や脅迫を認めてはならない」と述べ、シリア軍によるアレッポ市解放を貶めた。

AFP(12月13日付)が伝えた。

AFP, December 13, 2016、AP, December 13, 2016、ARA News, December 13, 2016、Champress, December 13, 2016、al-Hayat, December 14, 2016、Iraqi News, December 13, 2016、Kull-na Shuraka’, December 13, 2016、al-Mada Press, December 13, 2016、Naharnet, December 13, 2016、NNA, December 13, 2016、Reuters, December 13, 2016、SANA, December 13, 2016、UPI, December 13, 2016などをもとに作成。

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