シリア人権監視団は、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、ないしはアレッポ軍)の支配下にあったアレッポ市東部の95%以上をシリア軍が解放したことを受け、2011年3月に「アラブの春」が波及して以降の死者数を発表した。
同監視団によると2011年3月から2016年12月13日までの死者数は31万2,000人に達し、うち5万600人が民間人(子供1万6,000人を含む)だという。
また「自由シリア軍」、ジハード主義武装集団、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の戦闘員の死者数は5万3,208人、シャーム・ファトフ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員の死者数は5万5,000人、シリア軍、親政権民兵の死者数は11万人、ヒズブッラー戦闘員の死者数は1,387人、身元不明が3,683人にのぼるという。
なお、今回のシリア人権監視団の発表では、死者総数の下3桁は発表されなかった。
AFP, December 13, 2016、AP, December 13, 2016、ARA News, December 13, 2016、Champress, December 13, 2016、al-Hayat, December 14, 2016、Iraqi News, December 13, 2016、Kull-na Shuraka’, December 13, 2016、al-Mada Press, December 13, 2016、Naharnet, December 13, 2016、NNA, December 13, 2016、Reuters, December 13, 2016、SANA, December 13, 2016、UPI, December 13, 2016などをもとに作成。
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