アレッポ県では、SANA(12月18日付)によると、アレッポ市東部に留まっている反体制武装集団戦闘員とその家族をアレッポ県西部・イドリブ県方面に搬送するための旅客バス約100輌が、シリア赤新月社および赤十字国際委員会の監視のもと、アレッポ市西部のラームーサ通行所を経由して、同市東部のザバディーヤ地区、サラーフッディーン地区、マシュハド地区、アンサーリー地区に入った。
複数の消息筋によると、アレッポ市東部からの戦闘員・家族の退去作業は、イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの負傷者・重篤患者およびその家族数千人の移送の完了を待って再開されるという。
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その後、ARA News(12月19日付)によると、18日深夜にアレッポ市東部からの戦闘員とその家族の退去作業は3日ぶりに再開されたという。
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一方、ARA News(12月18日付)によると、アレッポ市南部郊外のアッザーン山一帯に展開するシリア軍、イラク人・イラン人民兵は、アレッポ市南西部一帯のファトフ軍支配地域に対して砲撃を行った。
AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、December 19, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。
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