アレッポ市東部でシリア軍、親政権武装勢力58人が爆発物処理作業中の爆発で死亡(2016年12月25日)

アレッポ県では、『ハヤート』(12月26日付)によると、反体制武装集団戦闘員が退去したアレッポ市東部のスッカリー地区とアンサーリー地区で地雷・爆弾撤去作業を行っていたシリア軍および親政権武装勢力の兵士ら58人が作業中の爆発事故で死亡した。

このうちスッカリー地区の爆発は反体制武装集団の武器弾薬庫で起こり、事故発生時、人民諸委員会などの親政権武装勢力は、同地一帯の学校や住居で略奪行為を行っていたのだという。

一方、SANA(12月15日付)によると、反体制武装集団戦闘員が退去したアレッポ市東部のスッカリー地区で、シリア軍が2トン以上の爆発物を撤去した。

ARA News, December 25, 2017

ARA News, December 25, 2017

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同じく、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市西部郊外および南部郊外でシャーム軍の拠点に対する砲撃を再開した。

AFP, December 25, 2016、AP, December 25, 2016、ARA News, December 25, 2016、Champress, December 25, 2016、al-Hayat, December 26, 2016、Iraqi News, December 25, 2016、Kull-na Shuraka’, December 25, 2016、al-Mada Press, December 25, 2016、Naharnet, December 25, 2016、NNA, December 25, 2016、Reuters, December 25, 2016、SANA, December 25, 2016、UPI, December 25, 2016などをもとに作成。

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