ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が汚染物質を流し込んだとされる水道施設のあるアイン・フィージャ町一帯で、ジハード主義武装集団などからなる反体制武装集団とシリア軍、ヒズブッラーなどの親政権武装勢力の戦闘が続き、シリア軍はバスィーマ町、アイン・フィージャ町、ダイル・ムクリン町などバラダー渓谷一帯を砲撃した。
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イドリブ県では、ロイター通信(12月25日付)などが伝えたところによると、ロシア軍戦闘機がビンニシュ市、サラーキブ市、ジスル・シュグール市などファトフ軍支配下の都市を空爆した。
一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がマアッラトミスリーン市、サラーキブ市一帯でファトフ軍と交戦した。
このほか、ARA News(12月25日付)によると、フバイト村近郊にあるシャーム自由人イスラーム運動の拠点が何者かの攻撃を受け、戦闘員2人が死亡した。
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ヒムス県では、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がタルビーサ市東部一帯で反体制武装集団の拠点を砲撃した。
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ラタキア県では、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がカッバーニー村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
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ダルアー県では、SANA(12月15日付)によると、地元和解プロセスの一環で投降していたサナマイン市出身の元反体制武装集団戦闘員510人が、2016年政令第15号に基づき恩赦を受け、放免となった。
510 人は武器を棄て、当局に投降していた。
AFP, December 25, 2016、AP, December 25, 2016、ARA News, December 25, 2016、Champress, December 25, 2016、al-Hayat, December 26, 2016、Iraqi News, December 25, 2016、Kull-na Shuraka’, December 25, 2016、al-Mada Press, December 25, 2016、Naharnet, December 25, 2016、NNA, December 25, 2016、Reuters, December 25, 2016、SANA, December 25, 2016、UPI, December 25, 2016などをもとに作成。
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