ファトフ軍を実質統括するサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏はツイッターを通じて、自身を含むイスラーム教のシャイフ17人が、アル=カーイダ系・非アル=カーイダ系のイスラーム過激派、「穏健な反体制派」による統合の義務とするファトワーを発した。
統合が呼びかけられた組織は、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ハック旅団、トルキスターン・イスラーム党、アンサールッディーンなど。
また、イドリブ県内で活動するイスラーム教のシャイフ26人が「シャーム・ファトフ戦線の法学者、シャリーア委員会判事、解放区説教師26人」の名で共同声明を出し、このファトワーに応じると表明した。
AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.