ロシア軍参謀総長はバラダー渓谷(ダマスカス郊外県)でのシリア軍、ヒズブッラーとシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の戦闘について「解放作戦はまもなく終わる」と述べ、停戦違反とみなさず(2017年1月10日)

ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は、ロシア軍によるシリア領内での「テロとの戦い」に関して、「ハマー市、ヒムス市郊外で多数のテロ組織を殲滅し、ラタキア市郊外でも彼らを根絶した」と成果を強調するとともに、「ダマスカス郊外県の解放作戦はまもなく終わろうとしている。またダマスカスとシリア北部を結ぶ幹線道路は開放された。アレッポ市とカルヤタイン市は解放された」と述べた。

この発言に関して、『ハヤート』(1月11日付)は、ロシア政府が、ダマスカス郊外県バラダー渓谷でのシリア軍、ヒズブッラー戦闘員とシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘(そして東グータ地方でのシリア軍とイスラーム軍、ラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団の戦闘)を、ロシアとトルコの仲介による停戦合意への違反にはあたらないとの姿勢を初めて示したと伝えた。

AFP, January 10, 2017、AP, January 10, 2017、ARA News, January 10, 2017、Champress, January 10, 2017、al-Hayat, January 11, 2017、Iraqi News, January 10, 2017、Kull-na Shuraka’, January 10, 2017、al-Mada Press, January 10, 2017、Naharnet, January 10, 2017、NNA, January 10, 2017、Reuters, January 10, 2017、SANA, January 10, 2017、UPI, January 10, 2017などをもとに作成。

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