ロシア・カタール外相が電話会談で国内の停戦合意促進の重要性を強調(2017年3月29日)

ロシア外務省によると、セルゲイ・ラブロフ外務大臣は、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン外務大臣と電話会談を行い、シリア国内での停戦合意をめぐる動きに関して協議した。

会談では、シリア情勢の進捗について協議するとともに、民間人の苦難を軽減し、人道支援配給を増進するため、各地での停戦合意を締結することの重要性について重点的に話し合ったという。

なお28日、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍が、カタールの仲介のもとにヒズブッラーおよびイラン・イスラーム革命防衛隊と、イドリブ県フーア市、カファルヤー町の住民と、ダマスカス郊外県ザバダーニー市などの反体制武装集団の退去について停戦合意を交わしている。

AFP, March 29, 2017、AP, March 29, 2017、ARA News, March 29, 2017、Champress, March 29, 2017、al-Hayat, March 30, 2017、Iraqi News, March 29, 2017、Kull-na Shuraka’, March 29, 2017、al-Mada Press, March 29, 2017、Naharnet, March 29, 2017、NNA, March 29, 2017、Reuters, March 29, 2017、SANA, March 29, 2017、UPI, March 29, 2017などをもとに作成。

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