イランのハサン・ロウハーニー大統領は、7日の米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯へのミサイル攻撃を「厚顔無恥」で「不正」だと批判、イドリブ県ハーン・シャイフーン市で化学兵器が使用されたことを調査するための「中立的な調査委員会」を設置・派遣するよう呼びかけた。
ロウハーニー大統領は「米国で政権を握ったこのトランプ氏は、テロとの戦いをしたいと主張していた。だが今日、シリアのすべてのテロ組織が米国の攻撃を祝った…。もしあなた方(米国)が言ったことが正しいなら、なぜ最初の行動がテロリストの支援になるのか? なぜあなた方はテロリストと戦うシリア軍を攻撃したのか?」としたうえで、化学兵器が使用されたことを調査するための「中立的な調査委員会」を設置・派遣するよう呼びかけた
ARA News(4月8日付)が伝えた。
AFP, April 8, 2017、AP, April 8, 2017、ARA News, April 8, 2017、Champress, April 8, 2017、al-Hayat, April 9, 2017、Iraqi News, April 8, 2017、Kull-na Shuraka’, April 8, 2017、al-Mada Press, April 8, 2017、Naharnet, April 8, 2017、NNA, April 8, 2017、Reuters, April 8, 2017、SANA, April 8, 2017、UPI, April 8, 2017などをもとに作成。
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