米軍のミサイル攻撃を受けたシャイーラート航空基地は復旧し、反体制派ではなくダーイシュに対する航空作戦を再開(2017年4月9日)

ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は、7日に米軍によるミサイル攻撃を受けたシャイーラート航空基地に関して復旧したと発表した。

『ハヤート』(4月10日付)が伝えた。

ドナルド・トランプ米大統領のツイッター・アカウントによると、米軍は滑走路の修復が容易だという理由で、攻撃対象からを除外していた。

またシリア軍を支援する軍高官筋(ロシア軍高官と思われる)によると、攻撃によって航空機の一部が利用不能になっただけだという。

なお、復旧したシャイーラート航空基地を発進した戦闘機に関して、シリア人権監視団は、シャーム解放機構をはじめとする反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県南部方面ではなく、ダーイシュ(イスラーム国)が活動するヒムス市東部での空爆に参加したと発表した。

AFP, April 9, 2017、AP, April 9, 2017、ARA News, April 9, 2017、Champress, April 9, 2017、al-Hayat, April 10, 2017、Iraqi News, April 9, 2017、Kull-na Shuraka’, April 9, 2017、al-Mada Press, April 9, 2017、Naharnet, April 9, 2017、NNA, April 9, 2017、Reuters, April 9, 2017、SANA, April 9, 2017、UPI, April 9, 2017などをもとに作成。

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