ロジャヴァを主導するPYD報道官は「安全地帯」(緊張緩和地帯)設置を骨子とする新停戦合意を「宗派に基づくシリア分割」「犯罪」と批判し拒否(2017年5月5日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)を主導するクルド民族主義政党の民主統一党(PYD)のイブラーヒーム・イブラーヒーム報道官は、アスタナ4会議でロシア、トルコ、イランが合意した「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意(「緊張緩和地帯設置にかかる覚書)に関して、ロイター通信(5月5日付)に対して、「宗派に基づくシリア分割であり…犯罪だ」と述べ、拒否の姿勢を示した。

イブラーヒーム報道官はまた「ロシアの提案は、2011年に紛争が始まったのを受けて、(シリア)北部で設置されたクルド人の支配下にある自治区を脅かすことになるだろう…。安全地帯設置計画に参加している国々は…自治区を攻撃するだろう」と述べた。

AFP, May 5, 2017、AP, May 5, 2017、ARA News, May 5, 2017、Champress, May 5, 2017、al-Hayat, May 6, 2017、Kull-na Shuraka’, May 5, 2017、al-Mada Press, May 5, 2017、Naharnet, May 5, 2017、NNA, May 5, 2017、Reuters, May 5, 2017、SANA, May 5, 2017、UPI, May 5, 2017などをもとに作成。

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