アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構幹部「条件付きで組織を解体する用意がある」(2017年8月25日)

アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構のハーシム・シャイフ総司令官(アブー・ジャービル)は、イドリブ県ビンニシュ市での金曜日の集団礼拝後の説教で、条件付きで組織を解体する用意があると述べた。

シャイフ総司令官は「彼らは、我々はまず、シャーム解放機構を解体しなければならないと行った。だから、我々はこう答えた。目的ではなく、手段として結成された組織を解体する用意がある。だが、その他の武装組織も自らを解体し、我々みなが一つの司令部のもとに糾合することが条件だ」と述べたという。

シャイフ司令官はまた「現在統合に向けて検討がなされている…。国際社会、とりわけロシアと米国は革命を終わらせようとしている…。政治的な会合や交渉は人民の意思や革命を代表していない…。モスクワ・プラットフォームはロシア製だ。カイロ・プラットフォームはエジプト、スィースィー、そしてシリア政府が作ったものだ。さらにリヤドが作った最高交渉委員会は、自分たちがシリア国民を代表しているとしているが、そうした姿勢は、無効だ」と付言した。

イナブ・バラディー(8月25日付)が伝えた。

AFP, August 25, 2017、AP, August 25, 2017、ARA News, August 25, 2017、Champress, August 25, 2017、al-Hayat, August 26, 2017、‘Inab Baladi, August 25, 2017、Kull-na Shuraka’, August 25, 2017、al-Mada Press, August 25, 2017、Naharnet, August 25, 2017、NNA, August 25, 2017、Reuters, August 25, 2017、SANA, August 25, 2017、UPI, August 25, 2017などをもとに作成。

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