プーチン大統領とアサド大統領は新年の祝電でテロとの戦いと経済再建に向けた協力強化を確認(2017年12月30日)

ロシア大統領府広報局は、ヴラジミール・プーチン大統領が、アサド大統領に新年の祝電を送り、「シリアでより良い状況に向けた抜本的変化が継続」することへの期待を表明し、「一刻も早いテロリストに対する勝利と日常生活の回復が、中東の治安と安定に資する」と伝えたと発表した。

プーチン大統領はまた祝電のなかで「ロシアはダマスカスとの協力を続け、シリアの主権、領土の一体性維持のためにすべてを提供する。危機解決に向けた政治プロセス強化のために行動し、シリア経済再建に努力を惜しまない」と伝えたという。

一方、アサド大統領もプーチン大統領に同様の祝電を送り、「数年来の「テロとの戦い」やシリア国民の抵抗力強化に対するロシアの姿勢は両国の信頼関係を強化している」と返礼、「さまざまな領域で両国間の関係を強化することが重要」だと述べたという。

『ハヤート』(12月31日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2017、ANHA, December 30, 2017、AP, December 30, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017、al-Hayat, December 31, 2017、Reuters, December 30, 2017、SANA, December 30, 2017、UPI, December 30, 2017などをもとに作成。

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