トルコ軍は、反体制武装集団とともにYPG主体のシリア民主軍と交戦、アフリーン市北東部の戦略的要衝バルサーヤー山を制圧する一方、爆撃・砲撃を続け、民間人多数を殺害(2018年1月28日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月28日付)が「オリーブの枝」作戦に参加する反体制武装集団の消息筋の情報として伝えたところによると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊主体のシリア民主軍との戦闘の末、ロジャヴァ支配地域と反体制武装集団支配地域を隔てているアフリーン市北東部の戦略的要衝であるバルサーヤー山を制圧した。

反体制武装集団はまた、バルサーヤー山西のカスタル・ジャンドゥー村、ジャンディール市を見下ろすことができるカイーザクリー山も制圧したという。

al-Durar al-Shamiya, January 28, 2018

al-Durar al-Shamiya, January 28, 2018

一方、ANHA(1月28日付)によると、トルコ軍がアフリーン市東部のカウブラ村を爆撃し、住民8人が焼死した。

ANHA, January 28, 2018

また、SANA(1月28日付)によると、トルコ軍は県北部アフリーン市近郊のカバリー村に対して砲撃し、避難民収容センターなどが被弾、少なくとも民間人3人が死亡、4人が負傷した。

トルコ軍はまた、ハリール村、ブルブル町一帯、マアバトリー町一帯の村々、ハマーム村、ジャンディールス市一帯の村々を砲撃し、住民多数が死傷した。

SANA, January 28, 2018

AFP, January 28, 2018、ANHA, January 28, 2018、AP, January 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2018、al-Hayat, January 29, 2018、Reuters, January 28, 2018、SANA, January 28, 2018、UPI, January 28, 2018などをもとに作成。

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