ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから122人、ヨルダンから715人の難民が帰国、避難民556人が帰宅(2018年11月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月29日付)を公開し、11月28日に難民837人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは122人(うち女性35人、子供61人)、ヨルダンから帰国したのは715人(うち女性214人、子供364人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は51,116人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者26,852人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者24,264人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 280,396人(うち女性84,115人、子供142,910人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,614人(うち女性1,994,284人、子供3,390,283人)。

一方、国内避難民556人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは25人(うち女性8人、子供11人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは227人(うち女性82人、子供105人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは305人(うち女性142人、子供83人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は171,889人(うち女性52,527人、子供86,048人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,254,251人(うち女性377,525人、子供638,431人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(ラタキア県5件、アレッポ県4件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも11件の停戦違反(アレッポ県6件、ハマー県2件、イドリブ県5件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 29, 2018をもとに作成。

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