アレッポ市西部一帯で前日に引き続きシリア軍と国民解放戦線が交戦する一方、イドリブ県でシャーム解放機構と国民解放戦線が和解(2018年12月30日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月30日付)によると、トルコの庇護を受ける国民解放戦線が前日に引き続き、アレッポ市西部のラーシディーン地区一帯に進攻したシリア軍と交戦、これを撃退した。

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ハマー県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍がズィヤーラ町でトルキスタン・イスラーム党の停戦違反を確認し、同組織の拠点を攻撃した。

シリア軍はまた、ジャイサート村、一帯、サフル丘一帯、ザカート村一帯、ムーリク市一帯でシャーム解放機構などの反体制武装集団の動きを察知し、これを攻撃した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月30日付)によると、タッルアーダ村でのシャーム解放機構メンバー殺害をめぐって対立していた同機構と国民解放戦線所属のヌールッディーン・ザンキー運動が、事件をアナス・アイルート師の裁定に委ねることなどを骨子とする和解合意を交わした。

al-Durar al-Shamiya, December 30, 2018

AFP, December 30, 2018、ANHA, December 30, 2018、AP, December 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2018、al-Hayat, December 30, 2018、Reuters, December 30, 2018、SANA, December 30, 2018、UPI, December 30, 2018などをもとに作成。

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