シリアの資格停止処分取り消しを審議するためのアラブ連盟常駐代表会合が6日から9日に延期(2019年1月5日)

エジプト日刊紙『アフラーム』(1月5日付)など複数のメディアは、アラブ連盟内の複数の消息筋の話として、エジプトの首都カイロで6日に予定されていた常駐代表調整会合が9日に延期されたと伝えた。

同消息筋によると、会合では、シリアの資格停止処分の取り消し(2011年11月)を受けて閉鎖されていた駐シリア大使館や各国のシリア大使館の再開が決定される予定だという。

なお、加盟国内では、6日の会合でシリアの資格停止処分を取り消したうえで、1月19~20日にレバノンの首都ベイルートで開催が予定されているアラブ経済首脳会議、さらには3月にチュニジアで予定されているアラブ連盟首脳会議にアサド大統領を出席させることを支持する国と、6日の会合では大使館再開を認めるにとどめ、資格停止処分の取り消しについては3月の首脳会談にもちこすことを主張する国に分かれているという。

AFP, January 5, 2019、ANHA, January 5, 2019、AP, January 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2019、al-Hayat, January 6, 2019、Reuters, January 5, 2019、SANA, January 5, 2019、UPI, January 5, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.