シリア軍がイドリブ県を爆撃、反体制派は無人航空機での攻撃を試みる一方、新興のアル=カーイダ系組織、シリアのアル=カーイダ、トルコの庇護を受けるアル=カーイダ系組織が反撃(2019年2月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、サラーキブ市を爆撃し、複数が負傷した。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月26日付)によると、ハーン・シャイフーン市に対するシリア軍の攻撃で女性1人が死亡した。

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ハマー県では、SANA(2月26日付)によると、反体制武装集団がサフサーフィーヤ村を砲撃した。

これに対して、シリア軍はアトシャーン村一帯のシリア軍拠点に向かって飛来してきた反体制武装集団の無人航空機2機を撃墜した。

シリア軍はまた、フワイズ村でトルキスタン・イスラーム党の拠点を砲撃したほか、カルアト・マディーク町、シャリーア村、ジャマーサ村方面に侵攻しようとした武装集団を撃退した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はカフルズィーター市、サフリーヤ村、サフル村、ズィヤーラ町を砲撃した。

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アレッポ県では、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室が声明を出し、アレッポ市南のワリーダ村のシリア軍拠点を攻撃し、兵士14人を殺傷したと発表した。

また、シャーム自由人イスラーム運動も、アレッポ市南部のシュガイディラ・ダム一帯のシリア軍拠点を砲撃しているとする画像を公開した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月26日付)によると、西カラムーン地方ジッバ村でダーイシュ(イスラーム国)が残していった地雷に子供が触れて爆発、5歳から11歳の子供3人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月26日付)によると県西部のシューラー村近郊でダーイシュ(イスラーム国)が残していった地雷に車が触れて爆発、住民1人が死亡した。

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を13件(イドリブ県5件、ラタキア県5件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を33件(イドリブ県18件、アレッポ県10件、ハマー県5件)を確認した。

AFP, February 26, 2019、ANHA, February 26, 2019、AP, February 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 26, 2019、al-Hayat, February 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 26, 2019、Reuters, February 26, 2019、SANA, February 26, 2019、UPI, February 26, 2019などをもとに作成。

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