トルコのアカル国防大臣はシリア軍(のみ)の攻撃を非難(2019年5月10日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、対シリア国境地帯に展開するトルコ軍部隊を視察、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)に対してロシア・シリア軍が攻撃を激化させていることに関して「シリア政府はアスタナでの合意に違反して、イドリブ県南部で支配地域を拡大しようとしており、これによって多数の民間人が犠牲となり、多くの住民が退去を余儀なくされている」と述べ、攻撃を停止し、アスタナ会議で合意された緊張緩和地帯の境界線の外に撤退すべきだと強調した。

また、「こうした攻撃により、アスタナ合意やロシアとの二国間合意の枠組みのなかで自らの責務を全うしようと取り組んでいるトルコの活動が疎外された」と付言し、遺憾の意を示した。

アナトリア通信(5月10日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2019、Anadolu Ajansı, May 10, 2019、ANHA, May 10, 2019、AP, May 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2019、al-Hayat, May 11, 2019、Reuters, May 10, 2019、SANA, May 10, 2019、UPI, May 10, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: 諸外国の動き パーマリンク