反体制派支配下のサラーキブ市(イドリブ県)で、アサド政権打倒とシャーム解放機構退去を求めるデモ発生(2019年9月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制派支配下のサラーキブ市で、ロシア・シリア軍による「虐殺」を非難し、アサド政権の打倒を求めるデモが行われ、住民約500人が参加した(スマート・ニュース(9月1日付)によると、参加者は約1,000人)。

デモ参加者はまた、イドリブ県、ハマー県北西部、アレッポ県南西部、ラタキア県北東部に拡がる緊張緩和地帯第1ゾーンの軍事・治安権限を握り、シリアのアル=カーイダと目されているシャーム解放機構とその指導者であるアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏を非難、「ジャウラーニー、お前は要らない」「ジャウラーニーの魂が呪われますよう」「イドリブは自由だ、自由だ、(シャーム解放)機構は出て行け」といったシュプレヒコールを連呼した。

AFP, September 1, 2019、ANHA, September 1, 2019、AP, September 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 1, 2019、Reuters, September 1, 2019、SANA, September 1, 2019、SMART News, September 1, 2019、SOHR, September 1, 2019、UPI, September 1, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.