シリア軍はイドリブ県サルミーン市をクラスター弾で砲撃、女性2人と子ども4人を含む住民9人が死亡(2020年1月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がサルミーン市をクラスター弾を装填した地対地ミサイルで攻撃し、市内の学校などが被弾、女性2人と子ども4人を含む住民9人が死亡した。

シリア軍地上部隊はまた、マルアンド村をクラスター弾などで砲撃し、子ども2人と男性1人が負傷した。

シリア軍地上部隊はさらに、タッル・マンス村一帯で反体制武装集団と交戦し、ダイル・シャルキー村、ダイル・ガルビー村、タッル・マンス村、トゥカーナ村、マアッラト・ヌウマーン市一帯を砲撃、戦闘機がハーン・スブル村一帯を爆撃、ザイズーン火力発電所を砲撃した。

ロシア軍戦闘機もイドリブ中央刑務所一帯を爆撃した。

一方、反体制武装集団は、バルサ村にあるシリア軍の拠点を砲撃した。

このほか、ドゥラル・シャーミーヤ(1月1日付)などによると、シリア軍地上部隊はマアッラト・ヌウマーン市近郊のマアッルハッタート村にあるトルコ軍監視所一帯を砲撃、これに対してシリア軍の包囲を受けるサルマーン村にあるトルコ軍監視所が反撃した。

双方に死傷者はなかった。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がザイズーン村、アンカーウィー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア駐留ロシア軍司令部があるフマイミーム航空基地に対して何者かが攻撃を試み、ロシア軍がこれを撃破した。

攻撃が砲撃によるものなのか、無人航空機によるものなのかは不明。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月1日付)によると、カシオン連隊が声明を出し、西カラムーン地方のタルフィーター村にあるシリア軍の拠点を襲撃したと発表した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(イドリブ県4件、ラタキア県2件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(イドリブ県2件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, January 1, 2020、ANHA, January 1, 2020、AP, January 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 1, 2020、Reuters, January 1, 2020、SANA, January 1, 2020、SOHR, January 1, 2020、UPI, January 1, 2020などをもとに作成。

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