クッルナー・シュラカー(3月4日付)は、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏(シリア革命反体制勢力国民連立前議長)の大統領選挙(2014年7月)への出馬を支持するフェイスブックのページがハティーブ氏自身の要請により閉鎖されたと伝えた。
同報道によると、このページはハティーブ氏自身の要請によって開設されたが、ハティーブ氏はこれを否定している。
Kull-na Shuraka’, March 4, 2014などをもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
クッルナー・シュラカー(3月4日付)は、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏(シリア革命反体制勢力国民連立前議長)の大統領選挙(2014年7月)への出馬を支持するフェイスブックのページがハティーブ氏自身の要請により閉鎖されたと伝えた。
同報道によると、このページはハティーブ氏自身の要請によって開設されたが、ハティーブ氏はこれを否定している。
Kull-na Shuraka’, March 4, 2014などをもとに作成。
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ハマースのイッザト・ラシュク・アウダ報道官はフェイスブックで、軍によるダマスカス県ヤルムーク区への包囲を批判する一方、「キャンプ内に武装集団が残留を続け、包囲と食糧封鎖継続の口実を与えることを非難する」と綴り、シャームの民のヌスラ戦線によるキャンプへの潜入・籠城を批判した。
またアウダ報道官は「ヤルムーク・キャンプはシリアの紛争の一部ではない。政権と戦いたい者は、ヤルムークから去るべきだ…。一部の武装集団がヤルムーク・キャンプに戻ることの根拠は薄く、拒否されるべきものだ」と付言した。
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化学兵器禁止機関(OPCW)・国連合同派遣団特別調整官のスィグリッド・カーグ国連事務次長補は、シリアから廃棄ないしは搬出された化学兵器関連物質が全体の3分の1に達したと発表した。
AFP(3月4日付)が伝えた。
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ジェン・サキ米国務省報道官は声明で、シリアのキリスト教徒などに対するイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の「脅迫」を非難した。
サキ報道官は「過激派によってさらに標的とされるようになっているシリアのキリスト教徒などのマイノリティへの脅迫を米国は非難する。ラッカ市のダーイシュは先週、シリアのキリスト教徒にイスラーム教徒になるか、ジズヤを払いキリスト教徒のままでいるか、死ぬかを強いられるだろうと発表した。こうした条件提示は世界的な人権への侵害だ」と述べた。
また「ダーイシュは政権と戦っていると主張するが、穏健な反体制勢力を含むシリア国民に対する両者の弾圧と暴力は、ダーイシュが専政を科すためだけに戦っていることを示している」と付言した。
一方、アサド政権に関しても「自分たちがシリアのマイノリティを守っているというイメージを作ろうとしているが、社会のすべての階層からなる反体制派を残忍なかたちで弾圧している…。政権は人権を擁護するキリスト教徒を逮捕している」と批判した。
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サウジアラビアのサルマーン・アイバート大使は第25回人権理事会で、シリア情勢に関して「歴史上…前例のない人道に対する犯罪に直面している…。その原因のすべてはシリアの血塗られた政権が、国際社会において禁じられている化学兵器や樽爆弾などの兵器を用いてシリア国民への殺戮を続けていることによる」と一方的に非難した。
AFP, March 4, 2014、AP, March 4, 2014、ARA News, March 4, 2014、Champress, March 4, 2014、al-Hayat, March 5, 2014、Iraqinews.com, March 4, 2014、Kull-na Shuraka’, March 4, 2014、Naharnet, March 4, 2014、NNA, March 4, 2014、Reuters, March 4, 2014、SANA, March 4, 2014、UPI, March 4, 2014などをもとに作成。
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NNA(3月4日付)によると、シリア領内から発射されたロケット弾3発が、ベカーア県バアルベック郡ラブワ村に着弾した。
この攻撃の直後、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ダマスカス州を名乗る組織が声明を出し、「ヤブルードのスンナ派住民に対する悪魔の党(ヒズブッラー)の攻撃への報復として同党の拠点をカチューシャ砲5発で攻撃した」と発表、犯行を認めた。


ザーミズ・アムハズ村長によると、この攻撃での人的被害はなかった。
一方、LBCI(3月4日付)は、ラブワ村・アルサール村間の街道が、武装集団によって一時封鎖されたが、住民らが対抗し、武装集団の車2台を破壊し、撃退したと伝えた。
AFP, March 4, 2014、AP, March 4, 2014、ARA News, March 4, 2014、Champress, March 4, 2014、al-Hayat, March 5, 2014、Iraqinews.com, March 4, 2014、Kull-na Shuraka’, March 4, 2014、LBCI, March 4, 2014、Naharnet, March 4, 2014、NNA, March 4, 2014、Reuters, March 4, 2014、SANA, March 4, 2014、UPI, March 4, 2014などをもとに作成。
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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(3月5日付)によると、軍がヤブルード市近郊のジハード主義武装集団の拠点などに対して「樽爆弾」で空爆を行った。
シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(3月4日付)に対し、SANAが3日に完全制圧したと報じたサフル村で、軍、ヒズブッラー戦闘員が進軍、シャームの民のヌスラ戦線などと激しく交戦を続けていると語った。
一方、マナール(3月4日付)もサフル村での戦闘の映像を放映した。
このほか、軍は、ザマルカー回廊でジハード主義武装集団と交戦、またジュダイダト・アルトゥーズ町で1人を逮捕した。
他方、SANA(3月4日付)によると、ヤブルード市内、リーマー農場、ムライハ市郊外、ザマーニーヤ農場、ブハーリーヤ農場、アルバイン市、アーリヤ農場、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ダーライヤー市、ザバダーニー市東部山岳地帯、ザーキヤ町、ムカイラビーヤ市、ダイル・ハイバ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、AFP(3月4日付)によると、映画監督のムハンマド・マラス氏がシリア・レバノン国境でシリアのムハーバラートに身柄を拘束された。
ムリッス氏は、自身の映画が出展されているスイスの映画祭に出席する途上だったという。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がサラーキブ市のアシュカル検問所とドゥリーム・ランド検問所、マストゥーマ村郊外の検問所で、軍、国防隊と交戦し、これらの検問所を制圧した。
戦闘に参加した武装集団は、ダーウド旅団、ハッターブ大隊、サラーキブ革命家戦線、シリア革命家戦線。
またハーン・シャイフ・キャンプのハンナーン検問所でも戦闘があり、ジハード主義武装集団が、同検問所を制圧したという。
一方、イドリブ市・マストゥーマ村街道では、軍とジハード主義武装集団が交戦し、武装集団戦闘員4人が死亡した。
また、フーア市周辺での戦闘でも、ジハード主義武装集団司令官1人と戦闘員2人が死亡した。
他方、SANA(3月4日付)によると、イドリブ市・アリーハー市街道、イドリブ市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、カラム・トゥラーブ地区、ザバディーヤ地区、アレッポ中央刑務所周辺で軍と反体制武装集団が交戦した。
また複数の活動家によると、ディーマーン村、バルザーニーヤ村、ラスム・アッサーン村の大部分を「自由シリア軍」が制圧した。
さらにARA News(3月4日付)によると、クルド戦線旅団(自由シリア軍)がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の追撃を続け、ジャラーブル市郊外の水道施設(ズール・マガール地方)を制圧した。
一方、SANA(3月4日付)によると、アレッポ市ザバディーヤ地区、ブスターン・カスル地区、ジュダイダ地区、アレッポ中央刑務所周辺、ヒーラーン村、ジュバイラ村、フーランディー・ガソリン・スタンド、クワイリス村、アルバイド村、フライターン市、ディーマーン村、サドアーヤー村、ムスリミーヤ村、サムリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラッカ県では、ARA(3月4日付)によると、軍がタッル・アブヤド市の南45キロに位置するアイン・イーサー市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、同市を制圧した。
ダーイシュ掃討にあたったのは第93旅団で、アイン・イーサー市を奪われたダーイシュは同村の東に位置するシャルカラーク村方面に敗走したという。

一方、Syria-News(3月4日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、シャイフ・アブー・アイシュ廟を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(3月4日付)によると、タラフ村、サアン村、ザーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, March 4, 2014、AP, March 4, 2014、ARA News, March 4, 2014、Champress, March 4, 2014、al-Hayat, March 5, 2014、Iraqinews.com, March 4, 2014、Kull-na Shuraka’, March 4, 2014、Qanat al-Manar, March 4, 2014、Naharnet, March 4, 2014、NNA, March 4, 2014、Reuters, March 4, 2014、SANA, March 4, 2014、Syria-news.com, March 4, 2014、UPI, March 4, 2014などをもとに作成。
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アサド大統領は、ダマスカスを訪問中のヨルダン国会外交委員会使節団(ナーヒド・ハトル団長)と会談し、地域情勢などについて意見を交わした。
会談でアサド大統領は、東アラブ地域の諸国民への計略に対抗するため思想的エリートやさまざまな社会階層からなる民衆運動の役割が重要だとしたうえで、イスラエル国家の強化をめざす米国の試みや、パレスチナからのアラブ人追放の動きに対抗するとの立場を示した。
SANA(3月4日付)が伝えた。

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SANA(3月4日付)によると、スワイダー県サルハド市、ハマー市で、軍による「テロとの戦い」を支持するデモが行われ、それぞれ数千人の市民が参加した。
AFP, March 4, 2014、AP, March 4, 2014、ARA News, March 4, 2014、Champress, March 4, 2014、al-Hayat, March 5, 2014、Iraqinews.com, March 4, 2014、Kull-na Shuraka’, March 4, 2014、Naharnet, March 4, 2014、NNA, March 4, 2014、Reuters, March 4, 2014、SANA, March 4, 2014、UPI, March 4, 2014などをもとに作成。
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シリア活動家監視機構は、シリア領内(アレッポ県など)で戦闘に参加するヒズブッラー戦闘員(ハーリシュ)にメキシコ人民兵が参加していると主張し、写真や映像を公開した。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=v2Ogt9FWgIs
http://www.youtube.com/watch?v=M5B6S0AWOXU&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Jp3cC0m3XWM

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反体制組織のシリア民主フォーラムと国民要請運動が声明を出し、合併を宣言した。
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シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ氏は、ジュネーブ2会議第3ラウンドの開催に関して「アサド政権側に積極的な気持ちで新ラウンドに臨もうとする政治的意思が必要で、ジュネーブ合意を政治的移行プロセスと移行期統治機関樹立から実施…しなければならない」と述べた。
『ハヤート』(3月5日付)が伝えた。
AFP, March 4, 2014、AP, March 4, 2014、ARA News, March 4, 2014、Champress, March 4, 2014、al-Hayat, March 5, 2014、Iraqinews.com, March 4, 2014、Kull-na Shuraka’, March 4, 2014、Naharnet, March 4, 2014、NNA, March 4, 2014、Reuters, March 4, 2014、SANA, March 4, 2014、UPI, March 4, 2014などをもとに作成。
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