ダニエル・ルビンスタイン米シリア担当特使は、イスタンブールでのシリア革命反体制勢力国民連立アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長との会談後、ガズィアンテップ市を訪問、連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班ら同政府閣僚らと会談した。

会談では、同連立暫定政府への「シリアの友」連絡グループの支援の仕組みなどについて協議した。
Kull-na Shuraka’, March 24, 2014などをもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ダニエル・ルビンスタイン米シリア担当特使は、イスタンブールでのシリア革命反体制勢力国民連立アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長との会談後、ガズィアンテップ市を訪問、連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班ら同政府閣僚らと会談した。

会談では、同連立暫定政府への「シリアの友」連絡グループの支援の仕組みなどについて協議した。
Kull-na Shuraka’, March 24, 2014などをもとに作成。
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ペトラ通信(3月23日付)は、ヨルダン軍消息筋の話として国境警備隊が、ヨルダンからシリアに潜入しようとしたヨルダン人戦闘員11人を逮捕したと報じた。
国境警備隊はまた、シリアからヨルダンに潜入しようとした11人も逮捕する一方、過去72時間でシリアからの避難民1,591人がヨルダンに入国したという。
AFP, March 23, 2014、AP, March 23, 2014、ARA News, March 23, 2014、Champress, March 23, 2014、al-Hayat, March 24, 2014、Iraqinews.com, March 23, 2014、Kull-na Shuraka’, March 23, 2014、Naharnet, March 23, 2014、NNA, March 23, 2014、Petra, March 23, 2014、Reuters, March 23, 2014、SANA, March 23, 2014、UPI, March 23, 2014などをもとに作成。
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イラキー・ニュース(3月23日付)によると、バービル県ファーディリーヤ地方でイラク軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員5人を殺害した。
AFP, March 23, 2014、AP, March 23, 2014、ARA News, March 23, 2014、Champress, March 23, 2014、al-Hayat, March 24, 2014、Iraqinews.com, March 23, 2014、Kull-na Shuraka’, March 23, 2014、Naharnet, March 23, 2014、NNA, March 23, 2014、Reuters, March 23, 2014、SANA, March 23, 2014、UPI, March 23, 2014などをもとに作成。
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NNA(3月23日付)によると、ベイルート県マディーナ・リヤーディーヤ地区(ジャディーダ街道)でシャーキル・ビルジャーウィー氏が率いるアラブ潮流の支持者とサラフィー主義者が衝突し、機関銃、ロケット弾などで打ち合いとなり、アラブ潮流メンバー1人が死亡、13人が負傷した。
衝突は軍の介入によって収束した。
MTV(3月23日付)によると、衝突には、サアド・ハリーリー元首相が率いるムスタクバル潮流の支持者もサラフィー主義者側について参加していたという。
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レバノンの声(3月23日付)などによると、ベカーア県バアルベック郡サルアイン村に、シリア領内から発射された迫撃砲弾が着弾し、シリア人労働者1人が負傷した。
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進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首はジャディード(3月23日付)のインタビューで、ヒズブッラーについて「シリアで勝利するとは思っていない…。ヒズブッラーはシリアの泥沼のなかで溺れている。ヤブルードで起きたことを受けて、勝利できると誤って考えているのだろう…」と述べた。
ジュンブラート党首は「レジスタンスに反対しているわけではない」としつつ、「ヒズブッラーに標的を改めて欲しい」と付言した。
一方、アサド政権については「数百万のシリア人を避難生活に追い込み、都市を破壊した者が勝つことはできない」と批判した。
またジハード主義武装集団の台頭について、ジュンブラート党首は「テロは宗教や人種とは無関係に存在するものだ。国際テロリズムはレバノンを主戦場の一つにすることを決定したが、ヒズブッラーのシリアへの関与がその背景にあるとは思っていない」と述べた。
そのうえで「改革を行うことですべてを回避することは可能だった。だが、アサドは危機が始まった当初にテロがなかったにもかかわらず、タクフィール主義者と戦っていると主張してきた」と付言、国際社会が「アサド排除で合意しなければ」紛争は解決しないとの見方を示した。
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2013年半ば以降潜伏を続けるサイダー市のサラフィー主義シャイフ、アフマド・アスィール氏がツイッターを通じてビデオ声明(http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xdcG5YdDm1c)を出し、レバノン軍を「ヒズブッラーにとっても最も重要な道具」と非難した。
AFP, March 23, 2014、AP, March 23, 2014、ARA News, March 23, 2014、Champress, March 23, 2014、al-Hayat, March 24, 2014、Iraqinews.com, March 23, 2014、al-Jadid TV, March 23, 2014、Kull-na Shuraka’, March 23, 2014、MTV, March 23, 2014、Naharnet, March 23, 2014、NNA, March 23, 2014、Reuters, March 23, 2014、SANA, March 23, 2014、UPI, March 23, 2014、Voice of Lebanon, March 23, 2014などをもとに作成。
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ラタキア県では、『ハヤート』(3月24日付)などによると、トルコ軍が対トルコ国境に位置するカサブ国境通行所一帯(シリア領空内)で、シリア軍の戦闘機1機を撃墜した。
トルコの複数の消息筋によると、トルコ軍は国境に接近したシリア軍戦闘機2機に対して警告を発し、退避を命じる一方、F-16戦闘機を緊急発進させ、警告を無視した戦闘機を攻撃、1機を撃墜したという。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、コジャエリ県での選挙演説で、トルコ軍によるシリア軍戦闘機撃墜に関して「シリアの戦闘機が我が国の領空を侵犯した」と主張、「トルコ空軍のF-16戦闘機で撃墜した」と述べた。
また「もしお前ら(シリア政府)が我が国の領空を侵犯したら、我々の報復は厳しいものとなるだろう…。参謀長とパイロット2名を祝福する。我が空軍を祝福する」と付言した。
またアブドゥッラ・ギュル大統領やトルコ国会議長も軍の攻撃に祝辞を送ったという。
一方、SANA(3月24日付)は、トルコ領内からカサブ国境通行所一帯に潜入した反体制武装集団を軍が迎撃し、複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊したが、反体制武装集団を追撃していたシリア軍戦闘機1機がシリア領空内で、トルコ軍の攻撃を受け、撃墜されたと報じ、トルコ軍の攻撃を「前代未聞のあからさま侵害行為」と非難した。
なおSANAによると、戦闘機のパイロットはパラシュートで脱出降下し、無事だったという。
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同じくラタキア県では、またアフマド・シャイフ・アブドゥルカーディル県知事が声明を出し、カサブ地方で、反体制武装集団の迎撃にあたっていた国防隊の司令官、ヒラール・アサド氏(アサド大統領のいとこ)が戦死したと発表した。
また『ハヤート』(3月24日付)によると、反体制武装集団が制圧したカサブ国境通行所の映像をユーチューブで公開する一方、軍、国防隊は、第45電波塔監視ポスト、サムラー村を奪還した。
一方、ARA(3月23日付)は、ハーリド・ムハンマドを名乗るラタキア市住民の話として、軍、国防隊がカサブ町から撤退し、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・シャーム大隊、シャーム・イスラーム運動からなる武装集団が同市を制圧したと伝えた。
これを受け、カサブ町の住民多数がラタキア市方面に避難しているという。
他方、SANA(3月23日付)によると、ラタキア市シャイフ・ダーヒル公園近く(シャイフ・ダーヒル地区)と3月8日通りに反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が着弾し、市民8人が死亡、複数が負傷した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー地区の空軍情報部周辺で軍と反体制武装集団が交戦した。
また反体制武装集団は、シュハイフナ山を制圧、アレッポ市ライラムーン地区に向けて進軍した。
これに関して、クッルナー・シュラカー(3月23日付)は、共和国護衛隊司令官のサミーア・ユースフ・アッバース准将がアレッポ市ライラムーン地区での戦闘で22日に戦死したと報じた。
さらに、クッルナー・シュラカーによると、反体制武装集団はアズィーザ村周辺の「戦略拠点」複数カ所を制圧したという。
一方、SANA(3月23日付)によると、アレッポ市旧市街のウマイヤ・モスク東部に侵入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。
またカフルハムラ村、シュワイフナ村、ICARDA周辺、バービース村、アンジャーラ村、カフルナーハー村、アターリブ市、ハーン・トゥーマーン村、ジュッブ・ガブシャ村、アレッポ中央刑務所周辺、ハーン・アサル村、マアーッラト・アルティーク村、アナダーン市、ハンダラート・キャンプ、バシュカーティーン村、ザフル・シャルファ村、カフルサギール村、マンスーラ村、ダフラト・アブドゥラッブフ地区、アレッポ市旧市街、マシュハド地区、シャイフ・サイード地区、ライラムーン地区、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ市カースティールー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がハーン・シャイフーン市内の軍拠点複数カ所を制圧した。
一方、SANA(3月23日付)によると、イブリーン村近郊、カフルラーター村、バシーリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、SANA(3月23日付)によると、ヤブルード市周辺、ダーライヤー市、アーリヤ農場、アイン・タルマー渓谷、アルバイン市、フーシュ・アラブ村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アブー・ワリード・カラムーニー氏を含む複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またマアルーラー市、ヤブルード市、ジャブアディーン町、サルハ市で、反体制武装集団33人が当局に投降した。
なお2月27日以降のダマスカス郊外県各地での投降者数は460人に達しているという。
このほか、キスワ市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数2発が着弾し、市民2人が死亡した。
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ダマスカス県では、SANA(3月23日付)によると、カーブーン区で、軍が反体制武装集団を要撃し、殲滅した。
一方、SANA(3月23日付)によると、マッザ区の高等教育省近くに反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、女子学生1人が死亡、学生22人を含む25人が負傷した。
またアブー・ルンマーナ地区、アフィーフ地区にも迫撃砲弾が着弾し、4人が負傷した。
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ダルアー県では、SANA(3月23日付)によると、ムハッジャ村、サムリーン村、ジャニーン村、フラーク市・ナーミル村街道、ダルアー市キャンプ地区、キルク地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またブスラー・シャーム市南部に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民1人が死亡した。
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ハマー県では、SANA(3月23日付)によると、ムーリク市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(3月23日付)によると、タルビーサ市、ウンク・ハワー村、アブー・ハリース村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またヒムス市旧市街に立て籠もっていた反体制武装集団41人が当局に投降した。
このほか、ヒムス市カラム・シャーミー地区、ハムラー地区、インシャーアート地区、ハドル地区に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、少女1人を含む市民4人が死亡した。
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ラッカ県では、ARA News(3月23日付)によると、ラッカ市でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、強盗殺人の罪で青年1人を処刑した。
AFP, March 23, 2014、AP, March 23, 2014、ARA News, March 23, 2014、Champress, March 23, 2014、al-Hayat, March 24, 2014、Iraqinews.com, March 23, 2014、Kull-na Shuraka’, March 23, 2014、Naharnet, March 23, 2014、NNA, March 23, 2014、Reuters, March 23, 2014、SANA, March 23, 2014、UPI, March 23, 2014などをもとに作成。
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SANA(3月23日付)によると、タルトゥース県ハミーディーヤ村の住民が、軍による「テロとの戦い」を支持するデモを行い、住民ら数千人が参加した。
AFP, March 23, 2014、AP, March 23, 2014、ARA News, March 23, 2014、Champress, March 23, 2014、al-Hayat, March 24, 2014、Iraqinews.com, March 23, 2014、Kull-na Shuraka’, March 23, 2014、Naharnet, March 23, 2014、NNA, March 23, 2014、Reuters, March 23, 2014、SANA, March 23, 2014、UPI, March 23, 2014などをもとに作成。
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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長はトルコのイスタンブールでダニエル・ルビンスタイン米シリア担当特使と会談し、同連立暫定政府への「シリアの友」連絡グループの支援の仕組みなどについて協議した。
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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は『ハヤート』(3月24日付)に、シリアの反体制勢力が「アラブ人全体の名において、アサド政権、イラン・イスラーム革命防衛隊、イラク、ヨルダンの過激派部隊との戦争を行う」と豪語した。
AFP, March 23, 2014、AP, March 23, 2014、ARA News, March 23, 2014、Champress, March 23, 2014、al-Hayat, March 24, 2014、Iraqinews.com, March 23, 2014、Kull-na Shuraka’, March 23, 2014、Naharnet, March 23, 2014、NNA, March 23, 2014、Reuters, March 23, 2014、SANA, March 23, 2014、UPI, March 23, 2014などをもとに作成。
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