2014年3月30日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

マサーラート・ネット(3月31日付)は、ダマスカス県アサーリー地区でシリア政府の代表と「自由シリア軍および反体制武装組織」が停戦合意を結んだ、と報じた。

al-Hayat, April 1, 2014、Masaratsyria, March 31, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:諸外国の動き

MENA(3月30日付)は、ヨルダン軍総司令部消息筋の話として、ヨルダンの国境警備隊がシリア領から潜入しようとした車輌5台を取り押さえ、武器弾薬を押収したと報じた。

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ヨルダン内務省は声明を出し、フサイン・ハザーア内務大臣がシリア人避難民に5年間の有効期限の仮パスポートを発行したとの一部報道を否定した。

AFP, March 30, 2014、AP, March 30, 2014、ARA News, March 30, 2014、Champress, March 30, 2014、al-Hayat, March 31, 2014、Iraqinews.com, March 30, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014、MENA, March 30, 2014、Naharnet, March 30, 2014、NNA, March 30, 2014、Reuters, March 30, 2014、SANA, March 30, 2014、UPI, March 30, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:イラクの動き

イラク軍ニナワ作戦司令室は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員5人をモスル市西方で逮捕したと発表した。

AFP, March 30, 2014、AP, March 30, 2014、ARA News, March 30, 2014、Champress, March 30, 2014、al-Hayat, March 31, 2014、Iraqinews.com, March 30, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014、Naharnet, March 30, 2014、NNA, March 30, 2014、Reuters, March 30, 2014、SANA, March 30, 2014、UPI, March 30, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:レバノンの動き

バアルベック・スンナ派自由人旅団はツイッターで29日のベカーア県バアルベック郡アルサール村検問所に対する自爆テロの実行犯(アブドゥルカーディル・タアーン氏)の写真を公開した。

Naharnet, March 30, 2014
Naharnet, March 30, 2014

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NNA(3月30日付)は、ダマスカス郊外県カラムーン地方(フリータ市、ラアス・マアッラ町)での戦闘激化を受け、29日までにシリア人避難民約700人がレバノン領内(ベカーア県バアルベック軍アルサール村一帯)に避難していると報じた。

AFP, March 30, 2014、AP, March 30, 2014、ARA News, March 30, 2014、Champress, March 30, 2014、al-Hayat, March 31, 2014、Iraqinews.com, March 30, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014、Naharnet, March 30, 2014、NNA, March 30, 2014、Reuters, March 30, 2014、SANA, March 30, 2014、UPI, March 30, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、マサーラート・ネット(3月30日付)によると、シャイフ・ナッジャール市で、軍および「ヒズブッラー戦闘員」約30人が、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の要撃を受けて、死亡した。

同ネットによると、ヌスラ戦線、イスラーム戦線は29日に同市内に地雷を仕掛けて爆破し、兵士らを殺害したという。

 

しかし、これに関して、クッルナー・シュラカー(3月31日付)は、シリア軍兵士とともに殺害されたのがヒズブッラー戦闘員ではなく、「イラク・シーア派民兵」だと報じた。

また、自由シリア軍第77師団司令官のズィヤード・ハーッジ・ウバイド准将は、反体制武装集団がシャイフ・ナッジャール市一帯で進軍を続け、同地一帯を再制圧したと述べた。

一方、シャームの民の合同作戦司令室は、アズィーザ村の製糖工場を砲撃し、軍兵士20人を殺害したと発表した。

Kull-na Shuraka', March 30, 2014
Kull-na Shuraka’, March 30, 2014

また同作戦司令室は、軍、国防隊とともに戦っているイラク人民兵組織「ヌジャバー旅団」司令官のサイド・ハイダル氏を含む4人をアレッポ市ラーシディーン地区で殺害した、と発表した。

クッルナー・シュラカー(3月30日付)によると、ヌジャバー旅団は、アレッポ市内の某学校で教練を受けており、その写真がSNSなどに公開されていたという。

このほか、ARA News(3月30日付)によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区にあるカラージュ・ハジャズ通行所近くで、軍の狙撃手が市民らに発砲、3人が死亡した。

またバーブ市、アアザーズ市近郊、ジャラーブルス市で、クルド戦線旅団、自由の暁旅団、民主統一党人民防衛隊が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘を続けた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ナブアイン村周辺、ナスル山、第45監視塔一帯で、軍、国防隊などが、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦、この戦闘で軍側に5人の死者が出たという。

また軍は、バイト・アブリク村、アティーラ村、マフミヤト・ファルナルク村周辺を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市を軍が空爆した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が空爆する一方、国連の人道支援物資がヤルムーク区に搬入された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市国立病院近く、ダム街道地区などで軍と反体制武装集団が交戦した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、農村各所を軍が砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、マルカダ町でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘で、シャームの民のヌスラ戦線などの戦闘員35人が死亡した。

この戦闘でダーイシュ戦闘員も7人が死亡したという。

AFP, March 30, 2014、AP, March 30, 2014、ARA News, March 30, 2014、Champress, March 30, 2014、al-Hayat, March 31, 2014、Iraqinews.com, March 30, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014、Masaratsyria, March 30, 2014、Naharnet, March 30, 2014、NNA, March 30, 2014、Reuters, March 30, 2014、SANA, March 30, 2014、UPI, March 30, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(3月30日付)は、自由シリア軍(参謀委員会)が3月半ばから行っていた組織改編を終え、参謀委員会メンバーを新たに選出したと報じた。

同報道によると、新参謀委員会メンバーは以下の通り:

1. アスアド・ムスタファー移行期政府国防大臣

2. ムハンマド・ハッルーフ移行期政府国防副大臣(少将)

3. アブドゥルイラーフ・バシール参謀長(准将)

4. ハイサム・アフィースィー参謀副長(大佐)

5. ザキー・アリー・ルーラ作戦局長(准将)

6. アドナーン・フトバ兵器局長(准将)

7. アフマド・ガッラ兵站支援局長(准将)

8. アフマド・シュルーフ偵察局長(准将)

9. アブドゥルマジード・ドゥバイス迫撃ミサイル局長(准将)

10. タラール・ファルザート組織運営局長(准将)

11. イブラーヒーム・ダルウィーシュ財務局長(准将)

12. ムハンマド・アブー・ザイド軍事法廷局長(准将)

13. サラーフ・バシーリーニー空軍局長(准将)

14. リヤード・サイード指揮局長(大佐)

15. ヤフヤー・ビータール軍事諜報局長(准将)

16. ハーリド・ウマル化学局長(准将)

17. アブドゥルマジード・アシュタル軍事工科局長(准将)

Kull-na Shuraka', March 30, 2014
Kull-na Shuraka’, March 30, 2014

またバシール参謀長ら参謀委員会メンバーは、シリア国内に潜入し、アレッポ県内の武装集団を視察したという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、「レバノンにおける問題とは、ヒズブッラーがシリアでの戦争に参加することが遅れたこと」としたヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長の演説(29日)に関して、「ヒズブッラーと我々の問題は、彼らがアサド政権の軍を支援して、シリアが軍事介入し、無制限な殺戮を支援していることにある」と反論した。

アナトリア通信(3月30日付)が伝えた。

AFP, March 30, 2014、Anadolu Ajansı, March 30, 2014、AP, March 30, 2014、ARA News, March 30, 2014、Champress, March 30, 2014、al-Hayat, March 31, 2014、Iraqinews.com, March 30, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014、Naharnet, March 30, 2014、NNA, March 30, 2014、Reuters, March 30, 2014、SANA, March 30, 2014、UPI, March 30, 2014などをもとに作成。

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